バニャイア『決死のオーバーテイク作戦は…やけくそではない』2023 タイGP

『バニャイア：決死のオーバーテイク作戦は…やけくそではない』

★10月29日（日）、タイGPのモトGPクラスでフランチェスコ・バニャイア（ドゥカティファクトリー）が、決勝2位だった。

★バニャイア選手は3位でゴールしたが、2位のブラッド・ビンダーがコース外走行で降格処分となったため繰り上がった。

★総合順位は首位バニャイア（389ポイント）、2位マルティン（-13ポイント）となった。

★バニャイア選手のコメント。

【今回の決勝は実に良いレースだったと思うが…】
「そうですね…客観的に見て、僕も楽しめました…本当に良いレースでしたよね。
厳しいレースでしたけどね…（順位が）ちょっと上がる度に、けっこうな競り合いに遭遇し…1秒たりとも気が抜けませんでした。
オーバーテイクの度に（トップ陣との）差が広がってしまうんで、追いつくのにリアタイヤをプッシュしまくってました。
そのせいで、終盤ラップに響いてしまって…でも、今週末はスピードが出せてたんで助かりましたけどね。
自分達の戦闘力の高さを思えば、昨日は随分とタイムロスしてしまい残念でした。でも、今日は最善を尽くせたんで。
またグリッド1列目を確保できるようにならないと…今までは、きちんとそれができてたんだから。」

【ラスト2周と言うところで、アウト側からビンダー＆マルティン選手を一気に抜こうとし、『決死のオーバーテイク』を仕掛けていたが…やけくそだったの？】
「上手く抜けてたら素晴らしかったんですけどねぇ…僕としては、可能だと思ったからやりました。
最終段階でもう少しだけスピードがあったら、上手くいったんですけどねぇ。そうしたら、勝負の流れをちょっと変えられたんだろうけど。」

【最終ラップでは挑みもしなかったが…】
「残念ながら、もうタイヤが逝ってたんで。すでに最終コーナー立ち上がりで失速してたし…その後、第1コーナーや第3コーナーでちょっとづつ下がっていき、加速で2人に喰い付いていくことができなくなってました。
他の箇所では追いつけてはいたんですけどね…特に第3セクターでは。でも、攻撃できるほどではなかったんです。」

【昨日はムカついていたが、今日は…？】
「ムカついてますよ！優勝できなかったんだから。
もちろん、今日2位になったおかげで、今回の3連戦では計10ポイント取り戻せたけれど。
ポジティブに考えた方が良いですからね…またスピードを出せるようになったのだし。とにかく、そこが重要なんだから。」

【マルティン選手の方は、今回の優勝でさらにモチベーションが上がっているのでは？】
「さら上げる必要なんてないでしょう…すでに上がりまくっているのだから。
確かに勝ち星が多いと自信が出てくるものだけど、でも、今回は引き離されてはいなかったんで。
僕としては以前の高いレベルに戻れたんで、本当に満足しています。」

（参照サイト：『Moto.it』）

バニャイア変貌、メランドリ以来の大快挙！！って話は、note『2023 インドネシアGPまとめ』でどうぞ！