MotoGP

プラマック危機一髪、2027年にVR46がドゥカティのセミファクトリーに?

『プラマック危機一髪、2027年にVR46がドゥカティのセミファクトリーに?』

★先日、『リバティ・メディア(F1オーナー)』がモトGPを買収していたが、最終的な目標は日本メーカーの復調、新規メーカーの受入れにより各メーカーのパフォーマンスを平均化させることだろう。
そのため、2027年から施行される新レギュレーションは技術面において極端なものではなく、選択の幅が少ないものが望まれる。

★こうした流れからドゥカティは、現在の8選手参戦体制を今後も維持できるとは考えていない。
また、ヤマハが早々にプライベートチームを参戦させなければならないことも、周知の事実である。

★2027年よりヴァレンティーノ・ロッシ率いるVR46チームが、ドゥカティのセミファクトリーチームになる可能性が高まっている。
既にヤマハからのオファーを断り、ヤマハ側は予想外の展開に驚愕している模様。

★なお、ドゥカティとVR46チームの契約が成立した場合、2025年にモトGP昇格するフェルミン・アルデゲルがVR46チームに託される可能性もある。

★一方、ドゥカティの現セミファクトリーチームであるプラマックレーシングは、将来に向け、以下の2つの選択を迫られている模様。

1)2027年以降はドゥカティの単純なプライベートチームに降格する覚悟で、2年契約(2025/2026年)を更改すること。
同チームは技術力や人的資質、チームワークの高さに定評があり、オーナーのパオロ・カンピノーティ氏は『リバティ・メディア(F1オーナー)』とも良好関係にあるため、今後もモトGP参戦を続けていけることは確かだろう。
また、アンドレア・イアンノーネがモトGP復帰する場合、同チームに再加入する可能性もある。

2)2025年以降、ヤマハのプライベートチームとなること。
ヤマハ側が自信を持って提示できるメリットは、以下の2つである。
1つは、現在のヤマハの尽力ぶりからすると、遅かれ早かれ高い戦闘力を取り戻せると言うこと。2027年からの新レギュレーションが、大きな助けになってくれるかもしれない。
2つ目はヤマハ側が超割引オファーを提示していることで、300万ユーロの割引のほかに(※約4億9000万円。ドルナがプライベート獲得メーカーに出す報奨金と同額)、ヤマハ側がさらに大幅割引をする姿勢の模様。
また、選手2名のうち1名はヤマハが直接契約をし、契約金も支払う可能性あり。
その場合、ホルヘ・マルティンやエネア・バスティアニーニ、アンドレア・イアンノーネ等のトップライダーを獲得する姿勢であり、もしマルティン獲得に成功した場合はアレックス・リンス(ヤマハファクトリー)とトレードする可能性が考えられる。

★ちなみに、現在、プラマックレーシング側は、モトGP参戦のような長期プロジェクトへの多額投資はリスクが大きいと考えており、ドゥカティ側と『(来年以降に向け)最新ファクトリー機1台と型落ち機1台』の契約について話し合う可能性がある。

(参照サイト:『SKY』)
(Photo:Instagram

POSTED COMMENT

  1. maxtu より:

    しれっとトップライダーにイアンノーネが同列扱いされてることに驚愕w
    SkyだからVR46関係は信憑性ありそうだけど、YAMAHAのオファー断ったのかな?
    今年もタイトル争いしてるプラマックが安くてもYAMAHAのサテライトに興味示さないよねぇ
    DUCATI側との交渉のダシにされるオチ

    YAMAHAとしては来季参戦するためにも早めに体制を決めたいだろうに

  2. ホルジャン より:

    VR46がセミファクトリー(サテライト)になって、
    プラマックがプライベートチームとしてドゥカティに残るのは、
    どうにも筋が通らない気がするんだがねえ?

    それならプラマックは、ヤマハなりKTMなりの、
    サテライトチームになる方が辻褄が合うが。

    まあここ最近のMotoGP、何が起こるか分からないが。

  3. kai より:

    ヤマハはクアルタラロに高額な契約金を出して、更にこの記事の様な割引オファーやライダーの直接契約など財政的には大丈夫なんでしょうか?
    あくまでも記事の内容が現実ならの話ですが。

  4. TBN より:

    ヤマハなんかに行くくらいならプライベータードゥカティの方がマシ
    むしろヤマハは1台分のエントリー枠をKTMあたりにレンタルしたら?

  5. チャオ より:

    >オーナーのパオロ・チャバッティ氏は

    管理ラ・キリコ様
    プラマックのオーナーはパオロ・カンピノーティ氏ですよね。

    しかしVR46はぼちぼちヤマハとコラボしてもいい頃合いだと思うが。
    勝ち馬ばかりに乗っかるのではなく、互いに棘の道を歩むのも
    チーム成長に不可欠な要素かとも思う。でも今は何でも結果ばかりの成果
    主義が現実。ヤマハファクトリーの早急な常勝ポジションに返り咲きたい。
    何処からもソッポ向かれては余りに情けないもの・・・。

    • La Chirico より:

      チャオ様

      有難うございます〜直しときました!
      どうも自動的に手が動いてしまう名前がいくつかあるようで…
      『ホルヘ』もやばいんですよ…自動的に『ロレンソ』って書いてしまって。

  6. ZC33S より:

    もし、プラマックが’25からヤマハ陣営に―とかに成ると、フランキーは完全に立場無くすよなぁ。。。

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