MotoGP

マリーニ『ホンダ機はかつての長所が薄れ、短所が目立ってしまってる…』

『マリーニ:ホンダ機はかつての長所が薄れ、短所が目立ってしまってる…』

★4月12〜14日、アメリカズGPが行われ、ルーカ・マリーニ(ホンダファクトリー)が予選22位、スプリント17位(+22.989)、決勝で16位(+33.529)を獲得し、総合21位となった。

★チームメイトのジョアン・ミールは予選20位、スプリントは転倒リタイア、決勝も転倒リタイアし、総合17位となった。

★ミール選手が決勝後、西サイト『Motosan.es』のインタビューで次のように話した。

「方向性が正しくないです。シーズン中盤のテストで進歩が見られれば良いのだけど…。
ヤマハは新エンジンの作業をしているようで…ホンダも今シーズンに向け、それに取り組んでるところです。
今回はスプリントも決勝も完走は1名だけで…マリーニが生き残ってましたよね。
ちょっと道に迷ってしまったようで…開発に関し、早急に別の道を取らなければならないでしょう。」

★マリーニ選手の決勝後コメント。

【今回のアメリカズGPについては?】
「どうやら、僕が唯一の生存者だったみたいですね。
(決勝で)なんとか1ポイント獲得できないかと、去年、2位争いをした時と同じぐらいの戦いをしたんですが…無理でした。
とにかく、現時点では諸々が上手く進んでいないようで…去年、アレックス・リンスが(ホンダ機で)優勝していたけれど、今年、僕らは全員、大きく引き離されてしまいました。」

【マシン開発において、進むべき道が見つかっていないようで…】
「どの方向に進むべきか、僕はいくつか案を持っています…そして、日本のエンジニア陣は全データを把握しているし、同じような姿勢でいてくれてます。
僕は可能な限りベストなフィードバックをエンジニア陣に提供できるよう、全力を尽くしています。」

【例えば、ホンダ機には何か大きな欠点があるとか…?】
「何か1つ大きなものと言うわけではなく、全体的にあるんですよ。
かつてのホンダ機と比べると、まるで以前あった長所が薄れ、短所が目立ってしまってる感じなんです。」

【今回のオースティンでホンダ機は大苦戦していたが…】
「色々と変わりましたからね…特に今回のオースティンはトラックのスピードが上がっていたし、タイヤもさらに改良され…
その結果、全体的にパフォーマンスが上がっていたんです。ただ、うちはそのペースに付いていけなくて…。
現状としては、(マシンの)あちこちに新たな開発が必要なんです。ただ、それら全てを実現するには、まだまだ時間が必要なんですよ。」

★なお、ホンダは今週中にバルセロナテストを、そして、ヘレスGP後にもテストを予定している。

(参照サイト:『Corse di moto』)
(参照サイト:『Corse di moto』)
(Photo:Instagram

created by Rinker
ソニーミュージックエンタテインメント
¥3,980
(2024/11/23 17:08:08時点 Amazon調べ-詳細)

POSTED COMMENT

  1. maxtu より:

    HONDAはルーカ、ザルコとも2年契約でしたね
    ナカガミの契約はHONDA次第だからミルがどうなるか?
    ライダーに完走して生存者と揶揄されるサバイバルバイクなんて誰も乗りたくないよなぁ

    こんな状況でも離れないLCRに感謝やね

  2. zaki より:

    せめて完走して欲しい。

    現状そうさせないマシン側の責任が重い。
    三分の一。結果が物語る。

    しかも、昨年まで搭乗していたマルケスがあの走り。こちらも完走はできなかったが、評価は全く違う。いい意味でライダー、マシンどちらに責があるか素人でも判断ができるように示された。

    HONDAの巻き返しを期待したい。
    (その片鱗でも見せてくれれば、ファンは納得する)

  3. 田中 より:

    マリーニ。オースティン、決勝トップから33秒遅れ、
    その前の2戦は約40秒遅れ。

    このタイム差を縮めるの容易じゃないわな。

  4. テック21 より:

    最近のラップタイムの急速な進歩を見ると、ホンダ、ヤマハも進化はしているが、その度合いが少ない。本間氏が自身のYOUTUBEで乗りやすくするためのフレーム設計の話をしたけど、現在のモトGPにおけるフレームの位置づけは、乗りやすくするというより、強いダウンフォース、そして進化が進むタイヤのグリップに耐えて、マシンをオンザレールで進めて行くような感じではないでしょうか?  シーズン当初はザルコが「乗りやすくなったがタイムが出ない」ようなことを言っていたけど、まさにそこが問題では? 今更だけど、エアロダイナミクス+フレームの設計+タイヤ の三つのバランスが取れていない。フレームの調整で乗りやすくはなったが、ラップタイムを上げようとすると破綻する。 ウィングが禁止されれば今年のホンダは結構速いのではないでしょうか。 それにしても個のままではホンダ、撤退しちゃうね。

  5. nanasi より:

    開幕前テストではそこそこ好評だったのに蓋を開けたら散々ってのは2022年にもありましたが更に悪化してますね。
    メーカーもライダーも何を信じて良いかわからなくなりそうですが、ベテランで各メーカーを経験したザルコに期待したい。

  6. hide より:

    上位陣が去年より大幅にタイム上げているのに、ジョアン・ミルの予選タイムなんて去年より遅いんだぜ。
    HONDAは莫大な金を掛けて駄作を作ったとしか・・・
    SBKでもmotoGPでも、今年のHONDAの新型は、最初はライダーが凄く乗り易い!と喜ぶんだけど、他社のバイクと競争すると話にならない位遅いというね。
    どういうコンセプトのバイクなんだろう・・・

  7. きゃめる より:

    まだまだ序盤。間違ったら戻ればいい。
    それが蓄積となり最強のマシン作りとなる。
    今シーズンがダメなのは解っている。
    どんどんテストして来シーズンに華を開かせよう。

  8. TBN より:

    ホンダはエンジンメーカー過ぎるんだよね。4輪でもコンストラクターとしては通用してない。
    GT3でもトヨタやニッサンは国際的なレースに参加して実績上げてるけど
    ホンダってそういう活動には一歩引いてる。
    恐らくIMSAのアキュラくらいでしょマトモにホンダ車で強豪と戦ってるのは。
    (それだって実際ダラーラ製だけど)
    昨年採用見送ったカレックスを再度検討したらいいのに
    昨年使用を拒否ったマルケスいないんだし

  9. ノラキチ より:

    乗りやすい=限界を掴みやすい だと思います
    なので、乗りやすさとタイムはイコールではないのかと
    限界は掴みやすいけど、その限界が低いんでしょうね

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

 

ITATWAGP | イタたわGP