『バニャイア:転倒ジンクス克服のため、あえて第5コーナーで抜いた!』
★5月24〜26日、バルセロナGPが行われた。
★26日(日)、フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティファクトリー)が決勝で優勝した。現在、総合2位(−39ポイント)。
★土曜スプリントでは首位を走行中、最終ラップで転倒リタイアした。
なお、2022年のバルセロナGP決勝も多重クラッシュに巻き込まれて転倒リタイア、2023年はスタート直後にハイサイド転倒し、後続選手に両足を轢かれた。
★バニャイア選手のコメント。
【土曜スプリントでミスをしては、日曜決勝で優勝して挽回すると言うパターンになってきているが…】
「もうこのパターンは終わりにしたいんですよ…土曜日は、速い走りをする度に何かしら起きてしまうんですよね。今年は特にそんな感じで…。
ただ、重要なのは速い走りができていると言うことだから…このパターンはもう終わりですよ。
次はムジェッロだから、土曜日にカッコ悪い走りはしたくないんですよね。
本当に土曜スプリントのせいでタイトル争いが面倒なことになってしまって…とにかく、ポイントを稼げないんですからね。どうにかしないと。」
【マルティン&アコスタ選手が首位争いをしていた際、貴方はすぐに加わらず、様子を窺っていたが…】
「油断したら、アッと言う間にあの雰囲気に流されてしまいそうでした…実際、1周トライしてみたんですよね。
でも、今回のセッティングと自分のライディングスタイルからすると、ヘビーだなと思って…シンプルに待つことにしたんです。
終盤ラップで有利に走れることは分かってたんで。実際、そうでしたからね。
一瞬、びびったんですけどね…タレるまで、ちょっと時間がかかってたんで。でも、最後は僕の方がコンスタントな走りができ、コーナー進入の際に立ち上がりをカバーしてました。
あんな風にコントロールできるなんて、なかなかイケてたと思います。」
【ここ最近、バルセロナでは苦戦気味で…】
「毎年、色々なことが起きるんですよね…タイヤがパンクしたとか、第1コーナー転倒とか、去年のタイヤだったとか。昨日なんて、いつもよりゆっくり走っていたのに転倒してしまうし。
ずっと笑い話にしてきたんですが…とにかく、呪いなんかは信じてないけど、もう終わりにしないと。まぁ、来年はどうなるんですかねぇ。」
【第5コーナーでマルティン選手を抜いていたが…】
「あえて第5コーナーにしたんです…昨日、そこで転倒してますからね。バルセロナでは完走できないと言うジンクスを、打ち破りたかったんですよ。」
【あえて挑戦したわけで…しかし、他の地点でもオーバーテイクは可能だったの?】
「ホルヘ(マルティン)に対しては、ほとんど全てのコーナー進入でかなり迫っていけてたんで…他の地点でも可能でした。例えば、第3コーナー旋回や第4/9コーナーのブレーキングとか。
でも、第5コーナーでイケる!と思ったんですよ。それほど接近はしてなかったんで、ちょっと遠くから喰らい付いて…あそこでプッシュすれば、昨日の件は帳消しにできるって分かってたんで。
だから、あえて第5コーナーで抜いたんです。」
【クールダウンラップでは、第5コーナーで『地獄へ堕ちろ!』ジェスチャーをしていたが…(下映像)】
「昨日、あそこのコーナーにはうんざりしたんで…最終ラップで後続を引き離して首位に立っていたのに転倒してしまうなんて、いまだに信じられないんですよね。
だから、もちろん、あのコーナーに向かってやったんですよ」
【今日の決勝については?】
「ここのレースは長いから、大変なんですよね…タイヤマネージメントが基本だから…でも、あんなに長く40秒台を維持できたなんて、けっこう嬉しいもんですよ。」
From zero to hero! ❌🥇@PeccoBagnaia bounced back in Barcelona and left a very special message at Turn 5! 😎#CatalanGP 🏁 pic.twitter.com/DBftJvrvjY
— MotoGP™🏁 (@MotoGP) May 26, 2024
(参照サイト:『Moto.it』)
ペッコのタイヤマネジメント能力は天才的
スプリントのコケ方は不可思議だったわな。
呪いだなw
カタルニアの5コーナーって、本当に転倒多い気がする。
選手たちは路面状態が悪いって意見が多いみたいだけど、
コーナーの特性なのかねぇ。