MotoGP

イアンノーネ『モトGPもSBKも、さいわい、良いオプションがある』

『イアンノーネ:モトGPもSBKも、さいわい、良いオプションがある』

★6月14日〜6月16日、ミザノサーキットでSBKエミリア・ロマーニャラウンドが行われた(※リザルトは記事下にあります)。

★アンドレア・イアンノーネ(34才、ドゥカティGOELEVEN)が予選7位、レース1で7位、スーパーポールレース(短距離)5位、レース2で11位だった。現在、総合6位(-96ポイント)である。

★5月末に同サーキットでテストを行った際、好タイムを記録することができなかったとは言え、今回のレースではもっと上位リザルトが取れるだろうと期待されていた。

★レース2終了後、イアンノーネ選手が次のように話した。

【ホームレースだと言うのに、パフォーマンスが上がらず…】
「レース2ではピレッリの新リアタイヤを試してみました…良い経験になったし、興味深かったですよ。
トップレベルのペースを出せない時は、なんでも試してみないとね。今日はそう言うカードを切ることにして…改善しようと頑張ったけど、あいにく悪化させてしまって。
復帰して以来の最低ウィークエンドになってしまってねぇ…各セッション、各レースで苦戦してました。まぁ、転倒せずにポイントは獲得できたんで、そこが重要でしょ。
適切なタイヤを選べてたら、トップ10入りは可能だったんですけどねぇ…5〜7位ぐらいを争えてたでしょ。」

【不調の原因は?】
「こう言う週末は、臨機応変に対応していくのが難しいから…上手いこと作業ができなかったんですよ。仕方がないですけどね…うちはプライベートチームなんで。
全力で頑張りはするけど、苦戦してる時はファクトリーチームに大きく引き離されてしまうんです。差が大きいんですよね…仕方がないことだけど。
シーズン序盤は奇跡的な走りができ…トップ陣に迫り、表彰台争いもしてたから。そっちの方が普通じゃなかったんですよ。
今日は僕がミスってしまい…別のタイヤを選んでしまったのは僕の責任です。皆、『SCX(リア・スタンダード)』タイヤにしてたのに、僕がリスクを負いたいと主張し…今回は僕のミスです。」

【5月末のミザノテストもいまいちだったが…】
「もうちょっと前に出ていけると思ってたんですけどねぇ…当然、常に最高順位を目指してるわけだし。
ただ、あのテストの出来からして、ファクトリー選手陣に喰い付いて行くのは難しいって分かってました。
気温が上がれば、伸びていけると思ってたけど…さらに苦戦することになってしまって。あらゆる手を尽くしたけど、流れを変えることはできませんでした。
マシンのマネージメントが大変で…コーナーに上手く入れていけず、何回か膨らんで順位を落としてしまったんです。スタートは良かったものの、力が出せない時は無理なんですよね。」

【昨シーズンのドゥカティ機は最強だったが、今年は問題が多そうで…】
「去年のことは分かりません…自宅観戦だったんで。ただ、確かに今年のアルヴァロ(バウティスタ)は苦戦気味ですよね。
僕に比べたら、アルヴァロは加速もスピードも有利なのに…マシンと選手のパッケージを比較したら、全体的に僕より16キロは軽いんだから。
別に、とやかく言う気はないですよ…そう言うのに興味ないんで。ただ、単純に有利だってだけのことで。でも、今年は彼も苦戦してるんですよね。」

【バウティスタ選手は、『ドゥカティのパニガーレV4機は、そろそろ限界に達している』と仄めかしていたが…】
「今後、自分がどこのチームに入るかはともかくとして…ドゥカティにいる限り、パニガーレV4機にはまだマージンがあると信じたいですね。
諦めたくはないし、『これが、このマシンの限界だ』なんて言いたくはないですよ。現在の自分の状況からすると、ある種の作業でならまだ実力を引き出せるように思いますけどね。
僕は100%の状態じゃないけど…ファクトリーチームのレベルに達するのは容易じゃないんでね。作業の進め方が、かなり違うから。」

【2025年に向け、モトGP復帰の可能性は?】
「可能性はなくなってませんよ…色々、きちんと検討する必要はありますけどね。僕の第1希望については、知るべき人達はきちんと知ってくれてるんで。
ミザノラウンドが終わったら、来年のことをきちんと考えるって言ってたんで…この1週間は、かなり重要でしょう。
さいわい、どちらに行っても、良いオプションがあるんでね。僕的に優先させたい話もあるんで…今後の展開を楽しみにしてますよ。」

★なお、イアンノーネ本人はファクトリーチームへの移籍を公言しており、SBKではバウティスタ選手が今年末に引退した場合、その後任としてドゥカティファクトリーに加入する可能性がある。
バウティスタ選手は自身の去就について、ドニントンラウンド(7/12〜14)終了後に決める模様。
モトGP復帰に関しては、唯一、プラマックチーム加入の可能性がある。

『2024 エミリア・ロマーニャ SBK レース2リザルト』



『2024 エミリア・ロマーニャ SBK SPリザルト』



『2024 エミリア・ロマーニャ SBK レース1リザルト』



『2024 エミリア・ロマーニャ SBK 予選リザルト』



『2024 エミリア・ロマーニャ SBK 総合順位』



(参照サイト:『Corse di moto』)
(Photo:Instagram

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POSTED COMMENT

  1. maxtu より:

    ・もう若くない。

    足しときました
    若くない扱いされたフランキー、オリヴェイラはギリ20代なのに、 GPでイアンノーネにシートがあるとは思えないなぁ
    バウティスタもモチベーションが上がらないようだし後継がスムーズかな

  2. NSR50 より:

    今更だけど、今のレースってタイヤ次第なんだなぁって思う。
    全日本やEWCで勢力を伸ばしてるCBRがSBKで勝てないのはひとえにピレリとの相性が悪いの一点なのかと思ってしまう。
    まぁ、パニガーレが最強なのは言うまでもないけど・・・

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