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バニャイアvs弟マルケス転倒:モトGP選手らの見解

『バニャイアvs弟マルケス転倒:モトGP選手らの見解』

★9月1日(日)、アラゴンGPのモトGPクラス決勝でフランチェスコ・バニャイア(ドゥカティファクトリー、VR46ライダーズアカデミー所属)と、アレックス・マルケス(ドゥカティグレジーニ)が接触し、両選手とも転倒リタイアした。

★両選手とも、事故の責任は相手にあると主張している。

★レース直後、モトGP選手らが同事故についての見解を次のように話した。

マルク・マルケス(ドゥカティグレジーニ、アレックス兄)
「酷い転倒でしたね…さいわい、2人とも無事だったけど。アレックスは、あの地点でバニャイアに遭遇するとは思ってなかったわけだし…バニャイアの方は、アウト側からのオーバーテイクを軽く見てたんじゃないんですか。状況的に、ツイてなかったんだと思いますけどね。」

エネア・バスティアニーニ(ドゥカティファクトリー)
「正直なところ、どんな感じだったんですかねぇ。ペッコが前にいるって、僕には見えてたけど…アレックスにも見えてたのかどうか…。
2人のうち、どっちが正しいのか…分かりませんね。」

ホルヘ・マルティン(ドゥカティプラマック)
「転倒してたのは見たけど…(どちらに非があるかは)本人達に訊いて下さいよ。まぁ、あれを判定するのは難しいでしょうけどね。
あそこはコース上でもけっこう汚れの酷い地点で、多分、あそこのコーナーでアレックスはマシンをあれ以上倒せなかったんじゃないの…モト2のジョー・ロバーツもそんな感じになってたでしょ。
さいわい、2人ともケガはなかったようで…映像を見る限り、2人ともそれぞれのマシンと一緒に転がって行ってたじゃないですか。」

マーヴェリック・ヴィニャーレス(アプリリアファクトリー)
「レースインシデントって感じでしたけどね…アレックスが膨らんで、ペッコは走行ラインを走ってたわけでしょ。多分、2人とも互いの存在に気づいてなかったから、接触してしまったのでしょ。
転倒してなかったら、2人ともコースアウトで済んだだろうにね。」

ペドロ・アコスタ(GASGASテック3、ルーキー)
「特に意見はないです…実際のところ、あんな風になっちゃったら、ライダーとして何をしたところでミスってしまうものでしょ。
一方が膨らみ、もう一方がクロスラインで抜いてたって話だと思いますけど…多分、一方がもう一方の動きを見てなかったんじゃないんですか。
つまり、ああ言う状況を2人して作り上げ、その結果、色々なことが重なってしまったって話だと思いますけどね。
これが別のトラックだったら、けっこう違う展開になってただろうし…だから、ここのレイアウトのせいもあって、ああ言う状況になってしまったんだと思いますけどね。」

ミゲル・オリヴェイラ(アプリリアTrackhouse)
「アレックスに非があるでしょ…あの接触の原因を作った方なんだから。奇妙な状況でしたよね…(アレックスが)膨らんだ時、イン側にペッコがいるのは分かってたはずなんだから。
コーナーに進入した時、(アレックスの方が)半馬身ほど後ろだったんだから…もっと上手くやれてたはずでしょ。ところが、接触転倒になってしまってねぇ。
処罰に関しては…僕なんか、もっと軽いことでも処罰を受けましたけどね。でも、僕はレースディレクションの人間じゃないんで…あくまでも個人的な意見に過ぎませんけどね。」

ファビオ・クアルタラロー(ヤマハファクトリー)
「2人の転倒は見ましたよ!僕の意見としては…難しい問題ですよね。
第12コーナーで膨らんだら汚れた箇所に乗ってしまうから、コーナーに強く進入していけないもんなんですよ。
ペッコはきちんと自分のラインで走ってたわけで…まぁ、今回の場合はアレックスにちょっと非があるでしょうねぇ。第12コーナーでは、ラインからかなり逸れてしまってたから…汚れた箇所に乗ってしまってたでしょ。」

★なお、最終的に同事故はレースインシデントと判断され、両選手とも処罰はなかった。

(参照サイト:『Gpone』)
(参照サイト:『Gpone』)
(参照サイト:『Gpone』)
(参照サイト:『Gpone』)
(参照サイト:『Gpone』)
(参照サイト:『Gpone』)
(参照サイト:『Gpone』)
(Photo:Instagram

POSTED COMMENT

  1. ラルフアンダーソン より:

    ミスして走行ラインを外れたアレックス、走行ラインを走ってたペッコ、ぶつかった瞬間はペッコが前。

    ペッコは無理に閉めたわけではなく走行ラインを走ってただけ。
    走行ライン外れても抜かれまいと無理して走行ラインに戻ってきたアレックスが接触。

    というのがmotogpライダーの見解かな。

  2. 74 より:

    ライダー的にはあまり首突っ込みたくないですよね。
    本音はモーターホームで話しているでしょう。

    何となく夏前あたりにペッコよりに運が流れてきたのが、マルティンにツキが回ってきましたね。

    残り8戦もあるからまだまだ分かりませんね。

  3. ジジイ鑑賞勢 より:

    アレはブレーキングも含めた減速が余り上手く無いのかなて印象は受けるね
    過去にも止まれず前の車にモロおかま掘りに行ったりして実況にも呆れられてたし

  4. としあき より:

    アレックスの側の意見を出していたザルコやアレイシのコメントも併せてまとめていただくべきかと

  5. SH より:

    アコスタのコメントに、彼の冷静さというか俯瞰力の高さを感じた。私はこういうタイプのライダーが、トラックで静かに火花を散らしながら戦っているのを見るのが好きだ。

  6. PA31 より:

    過失の割合としては6:4か5.5:4.5でアレマルのが非があるかも…な印象
    ペッコがライン残せば回避出来たかもしれないけどミスしたアレマルがそれ以上に復帰する時に周りを気にする必要があるかなという

    ただお互い非があるならペナルティ無しじゃなくて両方にペナルティを課すべきと思いましたね
    じゃないとみんなリスペクトが無いダーティーなライダーになってしまう

  7. セナプロの再来? より:

    マルケスファン=ペッコ(が悪い)
    ペッコファン=アレマル
    現役ライダー=両成敗寄りのアレマル
    判定=両成敗

    みたいな感じかな。ただ、これで「外にライダーが居たら、アクセル踏んで弾き出して良い」となってしまった。

    次戦からレース荒れるぞー(汗)

  8. きゃめる より:

    インタビュー後の数時間後には、二人は個人的にあって緊張状態を緩和したらしいですよ。
    あ〜めでたしめでたし!

  9. FAD より:

    Bezは相変わらず危険な援護射撃がハンパないですね。
    仲良しクラブのイメージを落とさないように、2人とも黙して語らずが得策かと。
    調和は乱さず我が道をゆくアコちゃんが凛々しい。

  10. イナバ講師 より:

    近年のmotoGPがツマラナイ理由が、これら選手の見解で理解出来た。
    選手レベルが著しく低下してると思う。
    電子制御のGPマシンを速く走らせる技術は凄まじいんだろうけどね。
    座学をちゃんとやらないと駄目なレベルなんじゃない?

  11. G3K より:

    アレックスがラインに復帰するとき確認を怠った
    もしくわ行けると思って加速後イン気味にターン12に進入、接触
    仮にポコが半車空けててもクロスラインで結局接触じゃないかな

  12. 田中 より:

    こういう話題は盛り上がるな。

    普通にレーシングアクシデントだろ。
    たまたまタイトル争ってるペッコだったというだけで。

    これがホンダライダー同士とか下位争いなら、ここまで話題にならんだろ。

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