『なぜマルク・マルケスは決勝で処罰を受けずに済んだのか?』
★10月6日(日)、日本GPのモトGPクラスでマルク・マルケス(ドゥカティグレジーニ)が、決勝3位だった。現在、総合4位(−81ポイント)。
★マルケス選手は予選でPPタイムを記録したものの、第4コーナーでグリーン・ゾーンに上がっていたため無効とされた。
実は決勝も最終ラップの同じ地点でグリーン・ゾーンに上がっていたが、なんら処罰は科せられなかった。
★処罰がなかった理由は、グリーン・ゾーンに上がった瞬間、マルケス選手は後続のエネア・バスティアニーニを0.536秒引き離していたからである。
レギュレーションによれば、レースの最終ラップでグリーン・ゾーンに上がった際、後続選手とのタイム差が0.5秒以下の場合、違反選手は後続選手に順位を譲らなければならない。
同処罰はレース中に施行することもできるし、レース終了後に科すこともできる。
★つまり、マルケス選手は0.036秒のおかげで、バスティアニーニ選手に順位を譲らずに済んだのである。
★現在、総合首位争いではマルティン選手がバニャイア選手を10ポイント引き離し、総合3位争いではバスティアニーニ選手がマルケス選手を2ポイント引き離しているため、この2つの戦いは11月中旬のヴァレンシア最終戦まで続くこととなるだろう。
(参照サイト:『Gpone』)
(参照サイト:『Mowmag.com』)
(Photo:Instagram)
トラックリミット厳し過ぎて興醒めするからもとのグラベルに戻してくれ
>レギュレーションによれば、レースの最終ラップでグリーン・ゾーンに上がった際、後続選手とのタイム差が0.5秒以下の場合、違反選手は後続選手に順位を譲らなければならない。
サンマリノのエネアはなぜお咎めなしなのか?
バスティアがはみ出したのはブルーのゾーンで、「ブルーゾーンは通常、「ランオフエリア(run-off area)」と呼ばれるもので、主に安全目的のために設けられています。ライダーがミスをしてコースを外れた場合に減速しやすいよう、アスファルトやその他の表面で構成されており、クラッシュを防ぐための緩衝エリアです。」
ということで、グリーン・ゾーンのトラックリミットではなかったこと。
また、マルティンはアピールもしていて、ここで5秒も遅れてしまったのは勝負師としてはちょっと甘くて、もしかしたらペナルティでLLP分で3秒とか加算される可能性もあったので、気を取り直してさっさと追いかけるのが吉ではあったですね。
ホンダからドカに移ったから?
怪我のリスクが高いから難しそう。とはいえ、0.5秒以上の差を持ってたらやったもん得なのはちょっとなとは思う。