『ミール:新テクニカルディレクターに望むことは…』
★10月4〜6日、日本GPが行われ、モトGPクラスのジョアン・ミール(ホンダファクトリー)が予選17位、スプリントはリタイア、決勝もリタイアした。現在、総合20位(-372ポイント)。
★ミール選手は2023年からホンダ機で参戦しており、今シーズンの最高リザルトはスプリント9位、決勝11位である。
★ホンダは2025年よりロマーノ・アルベジアーノ(イタリア出身)を、新テクニカルディレクターとして迎える。ホンダのレース部門で日本人以外のスタッフが、これほど高い役職に就くのは初めてである。
★アルベジアーノ氏は、2013年にジジ・ダッリーニャがアプリリアからドゥカティに移籍した後、その後任として同社のモトGP機『RS-GP』の開発を主導し、2022年にはアレイシ・エスパルガロがタイトル争いをするほど戦闘力を上げられた。
★先日、ミール選手が次のように話した。
【2025年からアルベジアーノ氏が新テクニカルディレクターとなるが…】
「かなり重要な変革だと思います。彼のような人物が…ああ言った経験の持ち主が入ってきてくれるんですからね。
数年前、(アプリリアで)現在の僕らのような状況を経験してるわけでしょ。アプリリアでの彼の仕事ぶりと、その後のマシンの進化は有名ですからね。」
【具体的には、どんなことを期待しているの?】
「ホンダに比べたら、アプリリアは小規模メーカーだから…(アプリリアの方が)対応の仕方が早いんですよ。
そう言う点をホンダに伝えてくれるだろうから…多分、うちも改善していけるんじゃないんですか。
日本人エンジニア陣の力をもっとフル活用させてね…日本人エンジニアは本当に優秀なんだから。ただ、対応時間をもっと早める必要があるんですよ。
何か頼んでも、実際に投入されるものはほんの些細なものだったりとか…そう言うことが良くあるんですよね。
現在、先行しているメーカーとのギャップを縮めようと思ったら、そう言うやり方じゃ無理だろうから。」
(参照サイト:『Corse di moto』)
(Photo:Instagram)
以前は良いものが海外に流出した結果今の状況に。
今度は逆になっていますね。
ヤマハ、ホンダの浮上を気長に待っています。
どでかいウイングをドーンと付けることになるんだろうか
今後の二輪界は850ccも経て新しい形状のマシンになっていくと思う。空力などは創成期なので、取って付けたような形で試されているが、これからはもっとスマートで先進的な空力パーツになっていくでしょう。先日ヴィニャが暑いと言ってたように、内燃機関を詰んでるマシンは、常に熱対策とのイタチごっこ。熱を逃がせなければパワーは落ちるし持続できない。コーナーリングでのダウンフォースやトラクションも大事。エンジンだけ良くても車体が昔のまんまなのが今の日本車。ここは知識を借りましょう。