『マルティン:心理戦となり…ペッコの方が賢かった』
★10月27日(日)、タイGPのモトGPクラスでホルヘ・マルティン(ドゥカティプラマック)が、決勝2位だった。現在、総合首位(−17ポイント)。
★決勝2位は今シーズン18戦中9回目。なお、総合2位フランチェスコ・バニャイアに、ギャップを5ポイント縮められてしまった。
ただし、18GP中、マルティン選手が総合首位に就いたのは15回目である。
★決勝後、マルティン選手がイタリア『SKY』のインタビューで次のように話した。
【今回の決勝については?】
「今日はリスクが大きくって…今シーズン一番だったんじゃないんですか。
リズムは高いし、誰も僕やペッコの立場にはなりたくなかったでしょうね…レース前なんか、状況コントロールが大変だったから。
ウォームアップの時とは感触が変わってしまい、グリップはフロントが0でリアがちょっとって感じでした。僕は第3コーナーでミスって、ペッコに抜かれてしまったんですよね。
まぁ、今日はペッコ以外の選手には勝ったわけで…もともと、そう言う目標だったから。」
【マルク・マルケスが転倒していたが…】
「途中、僕の方が速かったんですが…マルクのフロントが流れたのが目に入って。マルクの転倒を見て、こっちはマシンを正しました…けっこうなリスクを負ってたんで、こっちも同じようになってたんですよね。
今週末の2023年機は、最新機ほどのパフォーマンスじゃなかったようで…それが事実だと思うんですよね。マルクは直線コースで、けっこうロスしてたから。
とは言え、ペッコを抜く力はありそうでしたけどね…もし抜いてくれてたら、(5ポイントじゃなく)4ポイントで済んだんですけどねぇ。」
【全体的には上出来と言う感じで…】
「今日みたいな難関レースで2位なんて、素晴らしいことだから。優勝はバニャイアが最有力候補だったし、僕よりリスクを負って頑張らなければならない立場なんだし。
今日、僕は全力を尽くしたし、ミスしなかったとしても2位だったでしょう…優勝できるような流れじゃなかったんで。ペッコに2.5〜2.7秒の遅れを取ってたから。
完走できて大満足ですよ…難しいレースだったから。けっこう心理戦って感じで、集中力を維持するのが大変でした。
ウォームアップは良い感じで、縁石の上でも速い走りが出来てたんですよ…でも、レース本番は縁石に上がったら滑ってしまいそうで。
ペッコの方が賢かったんですよ…乾いた縁石を選り分けて、上手く利用して速い走りをしてたんで。僕も真似してみたら上手くはいったけど、既にタイヤを酷使してしまってたから。」
【現在、バニャイア選手と17ポイント差だが…チャンピオンになれると思う?】
「もちろん、当然ですよ…ずっと自分の力を信じてきたし、今日みたいな難関レースでも2位だったんだから…チャンピオンになる資格はあるでしょ。
マレーシアはペッコと大決戦になるでしょうね。今回のペッコは僕より遥かに上って感じだったのに、ドライでは僕の方は強かったんだから。
マレーシアのペッコは確実に最速だろうけど、僕だってそう言う走りはできるでしょう。
今回のペッコのデータを研究しますよ。ウォームアップからレースにかけて、何をしたのか…絶対に何か探り当てて、うちよりも速くなったんだから。」
【心理戦でもあるわけで…】
「2人とも最強だと思うんですよ…2人とも一歩前進してるし、毎回、2人とも優勝する可能性を持ってますからね。
今週末は2人とも、プラスアルファの力なんかなかった…つまり、気持ちの問題ってことでしょ。どれだけ渇望してるかなんですよ。」
【マルク・マルケスが、2人の間に割って入ってくれれば良いと思う?】
「興味ありません…僕は自分のことだけに集中してるし、今日なんか実に良いレースだったと思ってるんで。全力で頑張りましたからね。」
(参照サイト:『Moto.it』)
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ポイント差のアドバンテージは大きいよね
ペッコは勝ちに行くしか無いけど、ホルへは2位で良しとできる
まあ、今回はwetで、ホルへも結構危なっかしいところあったけどね。
守る側と攻める側の心理になっちゃてるね。
しかも雨天レースでは慎重にならざるを得ない。
マルティン耐えられるか!?頑張れ!気後れするな!
もし抜いてくれてたら、(5ポイントじゃなく)4ポイントで済んだんですけどねぇ
いやいや、本音漏れてるよw
少しナーバスになってきたか?
それでもレインレースでしっかり2位を死守したのは王者に相応しいと思う
次はペッコ、マルケス、マルティンの順になった時にどう動くか?
残り4レースをペッコの直下で終えればタイトルだし、強いスプリントで勝てればメインレースは3位でもOK
プランが重要
濡れてる縁石と濡れてない縁石見分けれるとかやっぱすげぇなMotoGPライダーは
「あーマルティンはこれまでか・・」とこれまで何度も思ったんだけど、ダブルワールドチャンピオンのペッコに対して耐え忍んでいる感じ。ペッコが優勝してもしっかり2位に入っているのがすごく、それがランキングトップにいる理由だ。
この頃はモト3でもモト2でも以前の様に10勝以上して圧倒的にあチャンピオンになるというより(今年のモト3はそうだけど)、年間3-5勝くらいで、その他のレースでは2位、3位を重ねていく選手がチャンピオンになっている気がする。マシンの競争力に差がなくなったことで、勝利に付随するリスクが激増しているのではないかと思う。そのレース、レースの勝利を目指す選手をしり目に、チャンピオンになる選手は、その後ろでレースを終える。その点ではマルティンはチャンピオンになる為に必要なことをしている。ペッコは強いが、チャンピオンとして、そして、ドゥカティのファクトリーライダーとして、その「強さ」を常に示す必要があり、わずかな差かもしれないが、ホルヘより多くのリスクを取っているのではないだろうか。レース後の態度も含め、この2人は良いですね。
マルティン頑張れ!
ファクトリーに入れなかったドカを見返して
チャンピオン取ってくれー!
マルティンのコメントの素直さが昨年とは全然違う。
何となくこのまま行ってしまいそうな感じだ。
なんか、天変地異で君がチャンピオン確定な気がするんだけど…!?これはもう運命ってやつ?