『イアンノーネ:マシンは完全別物だが、下降デバイスは上手くいった!』
★11月1日(金)、マレーシアGPのモトGPクラスでアンドレア・イアンノーネ(ドゥカティVR46)が、午前セッション(FP1)9位、午後セッション(PR)21位だった。
★イアンノーネ選手はファビオ・ディ・ジャンナントニオ代役として、5年ぶりのモトGP参戦である。
★金曜セッション終了後、イアンノーネ選手が次のように話した。
【久しぶりのモトGP機での走行は、どうだった?】
「(首位と)4〜5秒差になるかと思っていたけど、上手くいきましたね(※1.939秒差だった)。
一番大変だったのは、限界点を掴むことで…まるで限界なんか存在しないって感じだから。
まぁ、丸1日かけて、たったの25周走行ですからね…マルケスみたいなスーパーマンだって大変でしょ(笑)。
色々と見えてきたんで、けっこう満足してますよ…とは言え、最新モトGP機ってのは、昔乗り慣れてたのとは完全別物だけどね。まぁ、(2019年に)最後に乗ってたのが、ベストマシンじゃなかったって言うのもあるけど。
下降デバイス等々が心配だったけど、その点に関しては得意だってことが判明しましたよ…こうなったら、SBK機の方にも取り入れてもらうようダッリーニャに頼んでみるかもね。」
【では、初めての下降デバイスについて詳しく…】
「『マシンの、こことこことここが下がるから』って説明されたんで、常に早め早めに作動させてたんですよ…下がるのに少し時間がかかるだろうと思って。ところがねぇ…。
第5〜6コーナーで試してみたら、タイムが稼げることまで分かって…他の選手にとっても有効情報なんじゃないの。誰もそこでは使ってなかったようだから。
ただ、電気エンジニアからは『あんな地点で使ったの?』って言われたけど、『データを確認してみてよ』って言ったら…結局、タイムが稼げてたんですよ(笑)。」
【2019年に最後に乗ったモトGP機と比べると…?】
「まだ自動的に身体が動けてないんで、まずは15周回走ってから予選モードにしたんだけど…首位と2秒差で済んだなんて最高でしょ。
今のモトGP機は昔のとは比べ物にならないんだから。タイムロスしてしまう地点もきちんと把握できてるしね…まぁ、適切な信頼感は掴んでいかないと。
まずはパブロ(ニエト、チームマネージャー)に『ゆっくり走ってマシンを理解するよ』って言ったら、開口一番『大丈夫…(交換用)カウルも予算もあるから』って言われましたよ。」
【ライディングスタイルについては?】
「以前と似てるけど、マシンのピックアップが酷くなったと言うか…あと、コーナー進入もかなり変わりましたね。
データのチェックが楽しみですよ…進入時のフロントに関し、あとどのぐらいマージンがあるかを確認したくてね。」
【乗っていて楽しい?】
「最初の2周はね…それ以降は、けっこう大変だから。今のドゥカティ機は物凄いんでね。2015年に乗ってた頃と比較するなんて無理で…完全別物だから。」
【スタートは上手くいった?】
「1回目は、何をすれば良いのかイマイチ分かってなくて…でも、2回目からは飲み込めましたよ。」
【明日は初スプリントだが…】
「今日よりは楽でしょう…結局、フリープラクティスがちょっとあって、予選でちょっと走って、短距離レースなんだから。
改善していけそうだし、モトGP機で実戦に出られるなんて素晴らしいですよ。
今日、後追いはしなかったんですよね…まだ時期尚早だから。僅差なら後追いする意味があるけど、2秒も離れてたらねぇ。」
【ヴァレンティーノ・ロッシには報告した?】
「もっと先に進んでから、するようにしますよ。」
(参照サイト:『Motosprint』)
(Photo:Instagram)
操作類からタイヤからデバイスまで初めてだってのに、ほんと馴染むの早いね。テスト無しでの参戦って無理ゲーでしょ!って思ってたけど立派なタイムですよ。
あんな事が無くて続けてたらマルケスと争ってたのはドビとイアンノーネの三つ巴だったかもね
この選手やはりMotoGP向きですよ。
シーズン通せば普通にVR46選手で通る選手になります。
まぁトップ争い迄は無理かもですが、いい線行きそう。
キャラと言い、出来れば今回の決勝迄見て良ければMotoGP復帰させてあげたい。
コメントもマシンを理解してるようだし、まだ速くなるかもね
34歳でGP復帰は難しいと思うから、WC参戦をしながらテストライダー候補かな
4年のブランクは逆に怪我なく過ごせたからベテランにありがちな満身創痍になってない
それだけフィジカルも鍛えてたのは凄いね