『マルケス：またファクトリー選手であることに慣れていくって…素晴らしい』
★11月19日、バルセロナサーキットでモトGP公式テストが行われた。
★同テストでのドゥカティ選手のリザルトは以下のとおりである。
首位アレックス・マルケス（ドゥカティグレジーニ）
3位フランチェスコ・バニャイア（ドゥカティファクトリー）
4位マルク・マルケス（ドゥカティファクトリー）
7位フランコ・モルビデッリ（ドゥカティVR46）
19位ミケーレ・ピッロ（ドゥカティVR46、ファビオ・ディ・ジャンナントニオ代役）
20位フェルミン・アルデゲル（ドゥカティグレジーニ、ルーキー）
★ドゥカティファクトリーへ移籍したマルク・マルケスには、2023/2024/2025年機がすべて用意された。
マルケス選手はまず2025年機を試し、その後、各機と比較検証した。なお、4位タイムは2024年機で出した。
★テスト後、マルケス選手がイタリア『SKY』のインタビューで次のように話した。
【今回のテストについては？】
「またファクトリー選手であることに慣れていくって…素晴らしいですよ。テストでは作業内容がちょっと違いますからね。
（ファクトリー選手の場合）かなり色々と試さなければならず…あと、特にコメントは正確に出さないとならないんで。冬季間中のマシン作業に向け、スタッフ陣にはすべて伝えておきました。
僕は2025年機に集中し、今年乗ってた2023年機と比較しつつ長所・短所を読み取るようにしてました。2024年機の比較検証もしたし。
けっこうはっきりコメントできたし、とにかく、ペッコ（バニャイア）の意見にかなり似てたんで…そこがいちばん重要でしょ。エンジニア陣は作業が楽になりますからね。」
【2024/2025年機の比較なら、どちらが良かった？】
「今日、シェイクダウンしたばかりの新マシンを、1シーズン走り続けたマシンのレベルにするのはかなり難しいことでしょ。
長所・短所があるんで…まぁ、どちらについてもペッコと同じ意見だったって言う点が、一番重要でしょうね。」
【どの辺が良かったの？】
「とにかく、今は満足してます…。」
【2023年機に初めて乗った時と比べると…？】
「ちょっと理解する必要があって…ハードブレーキング地点がいくつかあって、リア側のデバイスがかなり下がった状態で差しかかると…今までとは、ちょっと違うんですよね。
以前のフィーリングと違うんで…ライディングスタイルを少し変える必要があるんですよ。僕の方が慣れていかないとね。
まぁ、ドゥカティ機の特性と言う意味では今まで通りですけどね。」
【全体的な感想は？】
「良い一日でしたよ…落ち着いた感じで。去年は、こんなんじゃなかったから。
良い仕事ができたし、予定していた物はすべて試し、ピットボックスの感じも満足してます。」
（参照サイト：『Corse di moto』）
（Photo：Instagram）
禁句のタラレバ。今期マルティンとバニャイアもGP23機だったらマルクに勝てていたのか!?を考えてみると面白い反面、今を苦しむホンダとヤマハライダーが不憫に思える。