『バニャイア分析:ドゥカティ2024/2025年機の違いは?』
★11月19日、バルセロナサーキットでモトGP公式テストが行われた。
★同テストでのドゥカティ選手のリザルトは以下のとおりである。
首位アレックス・マルケス(ドゥカティグレジーニ)
3位フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティファクトリー)
4位マルク・マルケス(ドゥカティファクトリー)
7位フランコ・モルビデッリ(ドゥカティVR46)
19位ミケーレ・ピッロ(ドゥカティVR46、ファビオ・ディ・ジャンナントニオ代役)
20位フェルミン・アルデゲル(ドゥカティグレジーニ、ルーキー)
★バニャイア選手には、2024/2025年/ハイブリッド機の3台が用意された。
★テスト後、バニャイア選手がイタリア『SKY』のインタビューで次のように話した。
【ドゥカティ2025年機については?】
「良いテストになりました…2025年機はなかなか上手く作られているようで、とりあえずは2024年機レベルのポジティブさはありますね。
まぁ、手を入れる箇所はいくつかあって…けっこう気に入ってる部分と、2024年の方が良いなって思える部分があるんで。2025年機をフル活用できるよう、理解して作業を進めていかないと。
特にタイムアタックはしてないのに強い走りができてたんで、もし真剣プッシュをしてたら…あと、ペースは良かったですよ。全体的に良い一日でした。」
【貴方には白いマシンが用意されていたが…?】
「それがハイブリッド機なんですよ…中間機で、エンジンだけ新しくしてるんです。まぁ、3台とも長所・短所があるって感じで。
2025年機は気に入りましたよ…高速時の安定性なんか特に。2024年機は、ブレーキングやコーナー進入でのポテンシャルが高いんで…そう言う面を2025年機にも反映させないとね。
いずれにせよ、大きな違いはありません。」
【新チームメイトであるマルク・マルケスについては?】
「感触が100%同じだったんですよ…それぞれのセットアップ内容を読み上げたら、同一人物だと思うでしょうね。
けっこうツイてると思いますよ…つまり、同じ方向に進めていけるってことなんだから。ライディングスタイルはちょっと違うけど、それぞれ必要としているものはけっこう釣り合ってるんですよ。
マルクは2025年機に集中してたんで、データ収集って意味では良いテストでしたね。けっこう色々な感触を収集できたんで。」
【貴方は無線システムも試していたが…】
「まだ中途半端な感じで…実用化できるタイミングじゃないですね。」
(参照サイト:『Corse di moto』)
(Photo:Instagram)
ペッコはスライド量とかそれをフロントで調整する能力とか高いよな。バンク角なんかも危なげなく安定してるし。マルティンもそうだったけど。
チームメートと同じ方向性は良い。
来期も強そう。
私も25年に向け愛機のレプソルホンダをセッティングしている最中だ。
ベッコとマルクが求めているブレーキングやコーナー進入は私も愛機のレプソルホンダに全く同じ物を求めている。つまり私もベッコやマルクと意見が完全一致したと言う事だ。
ここで少しマニアな話しになるが(ついて来れる人だけで結構(笑))ジジにヒントを出そう。
私はまずナップスのメカと濃密な打ち合わせをした結果ブレーキを良く効く様にレバーをダイヤル付きの物にチューンしてエア抜きセッティングをしてもらった。これでキャンパー角がシームレスにリバウドするのだ。あとコーナー進入が課題だが、フロントホークを飛び出させるチューンをセッティングするのだ。これによりフロントのレートがアジャストしてエアロダイナミクスにも効果が期待出来る。
ここまで言えば気がつくだろう。
今後のジジのお手並み拝見だな。(まあ、ジジがこの掲示板を見ていればの話しだが(笑))