『チェッキネッロ:マシン開発はなにがなんでも日本で…と言う必要はない』
★LCRチームは2006年よりホンダのプライベーターとしてモトGP参戦しており、2016〜2018年にはカル・クラッチローが3勝を、2023年にはアテックス・リンスが1勝を獲得している。
数年前からのホンダ不調によりLCRチーム離脱が懸念されているが、ルーチョ・チェッキネッロ(LCRチームマネージャー)は継続を明言している。
★バルセロナテスト後、チェッキネッロ氏がモトGP公式サイトのインタビューで次のように話した。
【ホンダ機の開発については…?】
「うちは大量にデータを収集してきたし、今年は以前よりも、ホンダHRC側のエンジニア陣とのコンタクトが密な状態で作業を進めているんです…そこが重要ですよね。
とにかく、ビデオメータ等も含め、大量にデータを提供してきたんですから。どこの進化に注力すべきか、以前よりも明白な考えが出てきてますよ。」
【来年2月のセパンテストに向けては?】
「バルセロナで使用したマシンと、類似したものを使うことになるでしょうね。
まぁ、同テストまでにリアのグリップが上がることは期待してます…メカニカルグリップは、うちの選手らが一番強く指摘してた箇所ですから。
あと、コーナリングとブレーキングも改善しないと。」
【来年1月2日から、新テクニカルディレクターのロマーノ・アルベジアーノも作業を始められるし…】
「アルベジアーノ加入に関しては、驚いたとは言わないが…まぁ、ホンダ側が、『有能なメーカーには、モトGP機の開発経験のある優秀な人材が必要だ』と理解してきたと言うことでしょうね。
ホンダには優秀なエンジニアが揃っているが、物流的にモトGPと言うのはヨーロッパ中心じゃないですか…サプライヤーもヨーロッパの会社だし。
F1技術もトップクラスに進んで行ってるのだし、なにがなんでも日本で開発を進めなければならないと言うことはないでしょう。」
(参照サイト:『Gpone』)
(Photo:Instagram)