『ブラドル:2025年よりホンダ機テストのみ、ワイルドカード参戦なし』
★ステファン・ブラドル(34才)は2018年よりホンダのテストライダーを務めており、既に2025/2026年に向けて2年契約を更新している。
★ブラドルテストライダーは2024年シーズンまでホンダ正規選手の代役やワイルドカードでモトGP参戦してきたが、2025年より基本的にテスト作業のみとなるだろう。
2025年以降の代役/ワイルドカード参戦は、新テストライダーであるアレイシ・エスパルガロとタカアキ・ナカガミが出走する模様。
★先日、ブラドルテストライダーが独サイト『Speedweek.com』のインタビューで次のように話した。
【貴方は2025/2026年もホンダのテストライダーを続けるが…】
「でも、ワイルドカード参戦などは過去の話になるでしょうね…(新テストライダーの)タカとアレイシは、この間まで現役だったんだから。
僕の方からホンダ側に、『今後、あの2人が優先されても、へそは曲げませんよ』って伝えておきました。今後、僕が若返るなんてことはないんだし、あの2人の方が僕より少し速いんだから。」
【貴方がモトGP参戦する可能性は100%ないの…?】
「まぁ、一人が出られない状態で、もう一人がケガなんかしてしまったら…絶対に出ないってことはないだろうけど。
でも、現実的には、今回のバルセロナ最終GPでのワイルドカード参戦が最後だって思うのが妥当でしょう。
とにかく、テストライダーはまだ続けるんだし、この仕事にはけっこう満足してるんですよ…だから、あれが最後のモトGP参戦でも心残りはないですよ。」
【どう言った経緯で、ホンダのテストライダーになったの?】
「マルク・マルケスが指名してくれたんです…あの、モトGPの歴史を塗り替えた選手がね。
モト2時代はライバルだったけど、その後、彼が擁護してくれて…テストライダーに指名してくれたんです。」
【そして、今年の夏には2年の契約更改をした…】
「ホンダ側ははっきり言葉にはしないけど、でも、常に敬意は払ってくれるんですよ。
別に、最後のレースが終わった時、『ありがとう、ステファン』なんて書かれたボードがあるかどうかなんて関係ないんでね。
人としてどうかって話であって…敬意や配慮の気持ちって、日本人にとっては第一優先すべきものだから。
たとえ成功しなかったとしても、僕が一緒に作業をしているグループは常に敬意の気持ちを持ってくれるし、本当に厳かな感じですよ。
まぁ、当然のことながら、感情的な部分は二の次って感じですけどね。」
(参照サイト:『Corse di moto』)
(Photo:Instagram)
タカとアレイシがワイルドカード?
そのうちアナウンスあるかな。
ペドロサと並んで高速なテストライダー誕生かも。
人として、じゃなくテストライダーとしては、この人の仕事はどうなんだろうね