MotoGP

ペルナット『KTMマシン開発の有無は…来年2月には分かるだろう』

『ペルナット:KTMマシン開発の有無は…来年2月には分かるだろう』

エネア・バスティアニーニ(26才)は2021年にドゥカティプライベートチームからモトGP昇格し、2023年にファクトリー昇格した。
2025年はKTMテック3から参戦する。

★先日、バスティアニーニ選手のマネージャーであるカルロ・ペルナットが次のように話した。

【今シーズンのバスティアニーニ選手をサクッとまとめると…?】
「まず、ケガのせいで昨シーズンをすっかり無駄にしましたからね…今年は、そうした中でのスタートだったんで、影響はけっこう大きいかったですよ。
昨シーズンはチームもチーフメカニックも替わり、マシンも替わったんだから…それなのに、開幕戦のスプリントのスタート直後の転倒で肩甲骨を骨折し、しばらく欠場してしまってねぇ。
だから、2024年がドゥカティファクトリーでの初年度だと言ってもいいわけで…全体的にはポジティブだったと思いますよ。シーズン中盤以降なんか最高でしたね。
序盤はねぇ…去年があんな感じだったから、ちょっと苦労してましたけどね。でも、タイトル争いだって、残り決勝3回ってとこまで数字的には加わってましたからね。
総合3位の可能性もあったわけだが…逃してしまったのが、ちょっと心残りですよ。
とにかく、総合4位でシーズンを終えられたんだからポジティブでしょ…まぁ、もっと良いシーズンになってたかもしれないけどね。でも、トップライダーだってことは、また証明しましたから。」

【バルセロナテストではKTM機を試していたが…どんな様子だった?】
「ポジティブな手応えで…マシンのことは気に入ったようで、走った後、笑顔で戻ってきましたよ。
アルベルト・ジーリブオラ(※グレジーニ時代のチーフメカニック)と再タッグを組んだのが良かったようで、そこが大きかったですね。
本人も満足してたんですが、ただ、やはり、マシンは調整する必要があるね。まぁ、ジーリブオラと組んだことで85%にまでなったんで、残りの15%は開発の問題ってとこでしょう。
KTMの現状からすると、そこが大きな疑問なんだから。」

【KTMの経済危機が取り沙汰されているが…やはり、心配してる?】
「心配してないとしたら、頭がイカれてるでしょ。
KTMの関連企業ではリストラが始まってるが、レース部門に関しては対象外だと書面できちんと伝えられてるんですけどね。レース部門は独立した組織だし、レッドブルと言うスポンサーも付いてるんだから。
先日、ヘレスでペドロサとエスパルガロがテストがテストをやってたし…まぁ、良い兆候でしょ。試すものがあるってことなんだから。じゃなきゃ、ヘレスくんだりまで行かないだろうし。
とにかく、レース部門に関しては大丈夫だと保証されてますよ。ジーリブオラもチームも、先週までマシン作業を行ってたんだしね。ポジティブな兆候は見えてるから。
2025年は99%参戦できますよ。マシン開発の有無に関しては…今は、特に話せるようなことはないけどね。おそらく、2月には分かるんじゃないかい。
とにかく、作業が進んでるってことは確かなんで…まぁ、こう言う状況じゃなかったら、もっと良いんだけどねぇ。」

【KTM経済危機が発覚した際は…けっこう驚いた?】
「何が驚いたって…金融業界で、そんな話が出てなかったって点なんですよ。
契約しに行った際、ステラッキーニ(テクニカルディレクター)やグイドッティ(チームマネージャー)、バイラ(スポーツディレクター)、ジーリブオラ(チーフメカニック)が出迎えてくれて…あの時点では、KTM移籍がベストチョイスだったんだから。
ところが、8月末から9月始めにかけて、怪しい状況になってきて…誰も想像もしてなかったんですよ。(KTMスタッフ陣が)こう言う状況を知ってたら、当然、オファーなんて寄こさないだろう…って思うわけでしょ。
とにかく、契約した時はエネアにとってベストチョイスって感じだったんですよ。何度思い返してみても、誰も何も知らなかったはずだし…ステラッキーニなんかは友達なんだから、知ってたら言ってくれるはずでしょ。」

[ 後半に続く ]

(参照サイト:『Corse di moto』)
(Photo:Instagram

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