『ベッツェッキ:マルティンの上手いところを真似しまくる…だって、世界チャンピオンなんだから!』
★1月16日、アプリリアファクトリーの2025年プレゼンテーションがミラノのSKYスタジオで行われ、ホルヘ・マルティンやマルコ・ベッツェッキが新カラーリングを披露した。
★ベッツェッキ選手のコメント。
【マシンのカラーリングはどう?】
「黒だとスマートに見えるから(笑)!
アプリリアの一員になれて嬉しいですよ…二輪レースにとって歴史ある素晴らしい集団なんだから。あと、責任重大だけどね。」
【何年もVR46チームに所属し、今はコンフォートゾーンから抜けてしまったわけだが…】
「VR46の人達は素晴らしかったですよ…今でもウッチョやヴァレ、チームスタッフ全員と関係良好だし。あの人達と組めたなんて、本当にラッキーでした。
僕にとっては本当に大きな変化で…まぁ、僕がガラリと変えたんですけどね。ワクワクドキドキで…あくまでもポジティブな、お尻がムズムズするようなドキドキですけどね。
本当に早くマシンに乗りたくってウズウズしてるんですよ。」
【チームメイトのホルヘ・マルティンについては?】
「とにかく、最強ライダーですからね…彼のデータを共有し、作業を間近で見られるなんてラッキーですよ。
でも、まぁ、大きな障害でもあるけど…とにかく、いつだって強いんだから(笑)。」
【モト3/モト2時代は、よく衝突していたが…】
「2人ともけっこう若かったし、特に僕なんか大人じゃなかったから…あれぐらいの時のライバル関係って、そう上手く対処できないものでしょ。
僕らもピリピリしてた時期があって、いつも言い合いになってましたからねぇ。でも、もう2人とも大人だし、今、マルティンは世界チャンピオンなんだから…僕としては、なにかヒントになるものを学ばせてもらわないと。成長できるチャンスなんだから。
2人での共同作業が重要になってくるでしょうね…これまでのライバル達を見る限り、チームメイトが強いと自分も強くなれるようだから。」
【マルティン選手から、どんなことを学べそう?】
「まず一番は、短時間で超速まで上げていく技ですよね…お手本ととして貴重でしょ。僕より上手くできることは、なんでも真似していくつもりです。とにかく、世界チャンピオンなんだから。
マシン操縦の技もそうだけど、作業姿勢も凄そうじゃないですか…どんな瞬間でもモチベーションを上げて、集中してますよね…去年の僕は、そう言う面がぶれてしまうことがあったから。」
【バルセロナテストでのアプリリア機の印象は?】
「まず2024年機を試して、それから2025年機に乗ったんだけど…フロントの安定感の凄さと、エアロダイナミクスの進化具合に驚きました。
両機の一番大きな違いは、2025年機の方がちょっと曲げやすいことで…とにかく、良いスタート地点から始められそうです。あと、僕もマルティンも指示コメントが一緒だったんですよ。
つまり、エンジニア陣は冬季間中、似たような方向に集中していけるってことでしょ。ドゥカティ機とはライディングスタイルが異なるんで、慣れていかないと。」
【アプリリアは以前から貴方にオファーを出していたが…】
「2020年にも声をかけてもらってたけど、まだモトGPって感じじゃなくって…そうしたら、ハンドルグリップをプレゼントしてくれて。去年、契約後にまた貰いました。
アプリリアって特別なファミリーって感じなんですよねぇ…こんなに暖かく歓迎されるなんて思ってませんでした。」
【やっぱりファクトリーチームって別物?】
「すっごく良いですよ…プライベートチームとは大違い。自分のために働いてくれるスタッフが、100名ぐらいいるんだから。
ピットボックスに戻って来ると大勢に取り囲まれるんで、最初は緊張してしまって…馬鹿なことを口走ったら、大変なことになってしまうって思ったりしてねぇ(笑)。
あと、本社サイドの作業もすごくって…頼めば、なんでも作ってくれるんだから。」
(参照サイト:『Gpone』)
根本的な事だけど、あらためて静止画で、ライダーが跨った状態を横から見ると、スタンドが掛かっているとは言え、今のレーサーマシンって、ステップの高さがとんでもない高さに付いているんだなぁと感心してしまいました。
よくステップワークとマシンホールドができるなぁと、素人は思ってしました。
ベズは人気者で伸びしろを買われてのAprilia Factory入りとなったが、実績は一昨年のみの活躍なので今後がどうなって行くのか気になるトコロ。