『ヴァレーラ:マルティンの希望額が高すぎ?ダッリーニャが勘違いしてるのでは?』
★1月16日、アプリリアファクトリーの2025年プレゼンテーションがミラノのSKYスタジオで行われ、ホルヘ・マルティンやマルコ・ベッツェッキが新カラーリングを披露した。
★マルティン選手は2021年にモトGP昇格し、2024年に初タイトルを獲得した。2025年は初めてファクトリーチームからの参戦となる。
★同プレゼンテーションでアルベルト・ヴァレーラ(※マルティン選手のマネージャー)が、次のように話した。
【先日、ドゥカティのジジ・ダッリーニャが『マルティンは契約交渉での希望額が高すぎた』と言っていたが…】
「正直なところ、ジジが質問の意味を理解していなかったのか…そのインタビューの文字起こしに何かミスがあったのか…(ドゥカティとの契約交渉中)金額が問題視されたことは一度もなかったんですからね。
その点はジジも分かっているのだし、マウロ・グラッシーリ(スポーツディレクター)やドゥカティサイド全員が知ってることですよ。」
【あと、ダッリーニャ氏は『マルケスの方がライダーとして上だ』とも言っていたが…】
「こちらに『自意識』の問題はありませんから…『自意識』が強すぎると物事がきちんと見れなくなったり、夜眠れなくなったり、この手のコメントに腹を立てて時間を無駄にしてしまったりするものでしょ。
そう言ったものに左右されない選手がいるとしたら、それはまさにホルヘ・マルティンなのだから…おかげで私も落ち着いていられますよ。そう言ったコメントには影響されないんで。
ドゥカティから外された際、ホルヘは怒りもせず落ち着いていたんです…おかげで、シーズン後半もあの通り戦っていけたんですから。
来年のシートが決まり、それに満足もし、将来がしっかりと定まり、良い意味でも悪い意味でもドゥカティとの関係を終えたこと…昨年、タイトルを獲得できた本当の秘訣は、まさにそこなんですからね。」
【今年は念願のファクトリー選手になれたわけで…】
「ずっと望んでたことですからね…夢が叶ったわけです。プラマックチームもしっかりとした組織だったが、メーカーと言うのはまた別物だから。
マルコ・ベッツェッキと共に、ビッグプロジェクトの土台となるんですからね…ホルヘは、そう言うのを求めてたんですよ。
アプリリアのような大企業の一員となることを…アレイシ・エスパルガロから、アプリリアのポテンシャルや人的リソースについて良く聞かされていたし、ホルヘ自身もこれまでアスパーやグレジーニ、プラマックに在籍し、人的リソースの重要さを分かってますからね。チームにおける人間力の大切さを分かっているし、アプリリアにはそれが確実にあるわけで…プラスアルファの力を出すには、それは良いものだって思ってるんでね。」
【今シーズンの目標は?】
「やはり、序盤の数戦は様子を見て…まだマシンもしっかり試してませんからね。
何がどうなるか分からないわけで…急に伸びてくる選手もいるだろうし。ホルヘだって、ルーキー年の2戦目でPPと3位を獲得したんだから。
もちろん、目標は勝つことなんですが…ただ、序盤戦でそう言う流れにならなかったとしても、辛抱強く頑張っていきますよ。」
(参照サイト:『Gpone』)
(Photo:Instagram)