MotoGP

マルク・マルケス『ドゥカティファクトリーに入るってことは、タイトル争いしなければならないと言うこと!』

『マルケス:ドゥカティファクトリーに入るってことは、タイトル争いしなければならないと言うこと!』

★1月20日、ドゥカティファクトリーの2025年プレゼンテーションがイタリアのマドンナ・ディ・カンピーリョで行われ、フランチェスコ・バニャイアやマルク・マルケスが新カラーリングを披露した。

★ちなみに、マルク選手が昨年所属していたグレジーニのナディア・パドヴァーニ(チームオーナー)は、先日、「(マルクと)一度も組んだことがないよりは、(一度組んで)別れる方が良い」とコメントした。

★同プレゼンテーションでマルク選手が次のように話した。

【2013年に(ホンダから)モトGP昇格した時と比べると、状況はどのぐらい違うの?】
「けっこう違いますね…2013年の時は、自分がどのぐらいの順位になるのか分からなかったんですからね。
でも、今は32才になって、自分の実力を現実的に推し量ることができ…また、モトGP機について、ファクトリーチームと言うものについて、現在のNo.1チームに加入すると言うことについても良く分かってますから。
まぁ、今もそうなんだけど…やっぱり、2013年はすべてが熱狂的と言うか、大狂乱って感じでした。大きな贈り物って感じでしたね。
今回も胃はきりきりするけど、でも、どうしてそうなるのか…今は、けっこう現実的にとらえることができるんで。」

【ドゥカティ・レッドを身にまとうと言うことは…?】
「つまり、タイトル争いをすると言うことです…現在のNo.1メーカーが自分に賭けてくれると言うことは、そう言うプレッシャーを負うと言うことであり、タイトル争いを目指すってことです。
第一目標はトップ3入りですね。」

【なぜトップ3…?】
「トップ3に入ってるってことは、タイトル争いに加わってるってことだから…プレッシャーを上手くコントロールしなければならない立場であり、当然、できるだけ多くのポイントを稼がなければならないってことです。」

【これまで所属したチームと比べると…?】
「結局、皆、生身の人間ですからね…最初のテストも、かなり良い感じだったし。
よく言われてるように、やはり比較と言うのは嫌なもので…10年来の知り合いと、半年ほどの知り合いを比較するなんて無理でしょ。
この冬、ホンダ時代の友人と食事に行ったけど、マシンの話なんかはせず…夕食を一緒に取っただけですからね。特に問題はないです…友達なんだから。モト2時代からの仲ですからね。
グレジーニはたった1年だったけど、かなり密な関係だし…(ドゥカティファクトリーでは)オフの間ずっと、新チーフメカニックのマルコ・リガモンティと連絡を取り合ってました。少しづつ、マシンの方に寄せていくようにしてね。
信頼できるスタッフを何名か帯同するんですが…移籍先で居心地良くやっていくには、そう言う人間が必要だから。まぁ、言葉は一緒ですからね…そこは重要だから。」

【ホンダ時代のようにチャンピオンになれそう?】
「あの頃のように、なれると良いんですけどね…ただ、難しいでしょ。あの頃は20才で、昇格したら勝っちゃったって感じで…当時、そんな風に言ってましたよ。
僕はホンダファクトリーからモトGP昇格し、最高峰クラスでは史上最多勝チームだったけれど…そう言うことも意識してなかったわけでね。
自分の力も、どこに居るのかも、何がどうなっていくのかも意識してなかったんだから…でも、それが助けにもなってたんでしょう。プレッシャーとか、何を為すべきか、どう決断すべきかとか…何も感じてなかったから。純粋に、本能で動いてたんです。
でも、今は経験も重ね、どう言う所にいて、どんな立場かも分かってるから…No.1チームに、そして、既に有力選手がいるチームに入ったんですからね。
2選手の間でNo.1もNo.2もないけれど、ドゥカティでの経験が長く、しっかりとした結果を出してきてる選手がいるんだから…当然、発言権は彼の方が上でしょう。
まぁ、ドゥカティ内では誰が勝っても、選手の価値は同等だって…少なくとも、そう聞いてはいますけどね。
ドゥカティはそう言う姿勢なのだし、選手陣もそうなのでしょう…つまり、こっちの選手が勝てなくても、そっちの選手が勝つからってことで。」

【昨年はドゥカティのプライベート選手がタイトル獲得をしたが…今後、そう言うことは起きないと思う?】
「起きるでしょう…だって、去年、ジジ・ダッリーニャがかなりの誠実路線を貫いたんだから。世間では、『(ドゥカティが)マルティンにタイトルを取らせはしない』と言ってたのにね。
ジジの姿勢は良いと思いますよ…実に誠実ですよね。これまでのプロジェクトを成功させてきた理由は、そこにあるんじゃないんですか。選手やチームに対し、誠実なんですよ…『君にはこれを提供するよ』って言ったら、本当に使わせてもらえるんだから。
昨シーズン初め、(ダッリーニャから)『君には、こう言うものを提供するよ』と言われたんで、その後、ファクトリーと契約した時は僕の方から『今回は何かプラスアルファの物があるのでしょう』と言ったんですよ。…でも、何もなかったんで…つまり、与えられるべき物を与えられてるってことです。」

【AIに、『どうやったらタイトルを取れる?』って聞いてみたことはある?】
「転倒せずにレース優勝するには、超速で賢く走ること…タイトルを取るためにどうすべきかなんて、皆、分かってますよ。
とにかく、すべてはスピード次第であって…それがあれば、色々と可能になってきますからね。
去年のペッコ(バニャイア)はミスが多かったって言われてるけど、リスクを負わずに11勝もできないから。まぁ、バランスも大切ですよね…とにかく、11勝して総合2位って言うのも至難の業だから。」

【ちなみに、AIの影響が大きくなってきてると感じる?】
「テクノロジーの発達により、ライダーの…そして、人間そのものの重要性は低くなっていくでしょうね。
でも、人間って常に最後の砦でしょ。最終的な決定権を持っていて…最終的に違いを生み出すのはライダーなんですから。」

(参照サイト:『Moto.it』)

POSTED COMMENT

  1. maxtu より:

    G+座談会予想は10勝以上マルケス王者推しが多いだろうな

    第3の男は24型の出来が良くて25型が大きく変わらないならサテライト勢、ディッジャ、マルケス弟、フランキーの争いか
    なんとかマルティン、アコスタ、ファビオに絡んで欲しい

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