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2025タイGP【モトGP:決勝リザルト&トピックス】

『2025 タイGP モトGP 決勝リザルト&トピックス』

★3月2日(日)、タイGP モトGPクラスの決勝が行われた。

★トップ10はドゥカティ5名(※アルデゲルのみ圏外)、アプリリア2名、ホンダ1名、KTM2名。

★ドゥカティ

首位マルク・マルケス(ドゥカティファクトリー)。土曜スプリントも優勝。第8ラップで首位走行中に後ろを振り返り、後続していた弟アレックス選手を抜かせた(タイヤ圧が上がったから?)。その後、第23ラップで抜き返して首位に返り咲き、すぐに1秒引き離した。
チームメイトのフランチェスコ・バニャイアは3位(VR46ライダーズアカデミー)。終始、マルケス兄弟に1秒引き離され、終盤、0.4秒差まで縮めた。パルクフェルメでの本人談は「アレックスに接近できなかった」と。とにかく、昨シーズンに学習した『無理して0ポイントレースにしない』を実行できた。「目標は2位獲得だったが、いくつかの地点で失速しすぎてしまった」とも。

2位アレックス・マルケス(ドゥカティグレジーニ)。+1.732。一瞬、優勝できると思ったが、後続していた兄マルクがどんどん迫ってくるのを感じていたと。
チームメイトのフェルミン・アルデゲルは13位(昨年はモト2総合5位)。グリッド15位から追い上げた。

4位フランコ・モルビデッリ(ドゥカティVR46、VR46ライダーズアカデミー)。グリッド9位から追い上げた。第4ラップで小椋選手を抜き、先行していたバニャイア選手に0.5秒差まで迫っては行った。
チームメイトのファビオ・ディ・ジャンナントニオは10位。グリッド13位から追い上げた。

※ジジ・ダッリーニャ(ゼネラルディレクター)のコメント。
「マルクは驚異的なレース運びで…この気温の中でスリップストリームに入って走るなんて、信じられませんよ。多分、空気圧の問題があったのでしょう。」

★アプリリア

5位アイ・オグラ(アプリリアTrackhouse、昨年はモト2総合首位)。現在、総合5位(-20ポイント)。ルーキーの初陣としては、今後のレース優勝やタイトル獲得も期待できるような出来栄えだった。土曜スプリントもアプリリア勢トップ。
チームメイトのラウル・フェルナンデスはリタイア。

6位マルコ・ベッツェッキ(アプリリアファクトリー、昨年はドゥカティ機、VR46ライダーズアカデミー)。グリッド8位から追い上げた。
チームメイトのロレンツォ・サヴァドーリは20位(テストライダー)。最下位。骨折したホルヘ・マルティンの代役。

★ホンダ

7位ヨハン・ザルコ(ホンダLCR)。グリッド12位から追い上げた。
チームメイトのソムキャット・チャントラは18位(昨年はモト2総合12位)。

12位ルーカ・マリーニ(ホンダファクトリー、VR46ライダーズアカデミー、ロッシ異父弟)。グリッド16位から複数回のオーバーテイクに成功し、追い上げた。
チームメイトのジョアン・ミールはリタイア。高い戦闘力を発揮していたが、7位走行中に転倒。とにかく、昨シーズンの転倒と異なる。

※当トラックではヤマハと同等か、それ以上の前進ぶりを見せていた。

★KTM

8位ブラッド・ビンダー(KTMファクトリー)。グリッド14位から追い上げた。
チームメイトのペドロ・アコスタは19位(昨年はモトGPルーキー・オブ・ジイ・ヤー)。2列目スタートから早々に転倒したが、すぐにレースに復帰。

9位エネア・バスティアニーニ(KTMテック3、昨年はドゥカティ機)。グリッド20位から追い上げた。ポジティブな兆候。
チームメイトのマーヴェリック・ヴィニャーレスは16位(昨年はアプリリア機)。苦戦中。

★ヤマハ

11位ジャック・ミラー(ヤマハプラマック、昨年はKTM機)。いつも通り、レース後半に後退していった。
チームメイトのミゲル・オリヴェイラは14位(昨年はアプリリア機)。

15位ファビオ・クアルタラロー(ヤマハファクトリー)。陰に隠れていた。
チームメイトのアレックス・リンスは17位。

『2025 タイGP モトGP 決勝リザルト』



『2025 タイGP モトGP 総合順位』




(Photo:Motogp.com

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POSTED COMMENT

  1. SRX より:

    マルク完全勝利
    プレッシャーもあったと思うけど絶対王者ですね
    各メーカーはここより上を目指して頑張らんといかん

  2. 鯖通り より:

    中継では後半空気でしたが冷静に5位でバイクを持って帰って来た小椋選手はパドックでの存在感を更に高めた事でしょう。

    マルケスファミリーは存分に旨酒を味わって下さい!

  3. 休日ライダー より:

    アイ・オグラ、決勝もしっかりまとめてきましたね〜
    しかしアプリリアの調子がいいだけにマルティン不在が残念でならない…
    Get well soon !

  4. qs より:

    ミルは内股の火傷でリタイヤしたと

  5. としあき より:

    マルクのタイヤ圧管理担当のスタッフは何をやってるんだ…

  6. うに より:

    マルケスはスプリントと同じく順当ですね。
    空気圧?問題があったが完全なコントロールウイン。
    バニャイアは早くアジャストできるか。

    小椋は素晴らしいですね!

    小椋を除く他メーカーはベスがほぼ15秒。
    数戦見ないと分からないが結構離された。

    アコスタは転び、クアルタラロは序盤謎の失速? マルティンは欠場と、上に挑めそうな人たちが今後どうなるか?

    チャントラは厳しいだろうけど頑張って欲しい。前半戦でポイント獲得ぐらいできるかな?

  7. ミラノマルコ より:

    小椋くんチャンピオン決定でよろ。あがるわー

  8. maxtu より:

    マルケスのWwinは初めてでしたね
    間違いなく王者の完全復帰で、タイヤマネージメントも含めて完全勝利
    レッドブルのライバル、モンスターは拒否したからビール会社だっけ?のドリンクに水入れて飲んでたね
    マルケス弟の疲労困ぱい振りをみてもタフに走り切ったし、GP24、2年目のフランキーよりフィットしてるのは凄いね
    今年はマルケス兄弟の年になるか?
    兄弟ワンツーが初めてらしいけど、このままなら年間ワンツーもあり得そう
    ペッコ次第やね

    アイはApriliaのポテンシャルもみせてくれたし、下がることなく5位完走は今後に期待したいね
    そして、気がつけばザルコw
    ヴィニャーレスとチャントラが争ってたのは逆サプライズでした

  9. ジジィ鑑賞勢 より:

    小椋さんがGJ過ぎる
    去年も思ったけどタイヤマネジメントが上手いよね
    チャンピオンマシン込みのドゥカ編隊の中で最上位に付ける日本人ライダーとか胸熱過ぎる

  10. マラカスタンタン より:

    小椋選手スプリントに続き大健闘の5位。

    これは本物だわ。

    しかしマルケス兄、速いな。弟は暑さに弱そう。

    ヤマハどうしたんかな?

  11. へほへも より:

    小椋最高!ドカ以外での最上位とか上出来過ぎでしょ
    しかしマルケス天下復活の予感…弟も頑張った
    ふと思う…親父子供達にあまり相手にされてなくない?

  12. アセロラ より:

    前に今年マルケスがスプリント含めて35勝ぐらいすると書いたが、かなり現実的な数字だと思う。それぐらい強いし速い。タイヤの空気圧を心配してスローダウンは公式インタビューを使っての言い訳だと思うが、レースで遊べるぐらいの余裕を感じる。

    予想外は小椋藍。この調子で行けば今シーズン中に表彰台はあると思うし、毎戦ポイントを争う力は現時点である。彼は堅実だが速くないみたいな評価もあるが、たぶんそう見えないぐらいスマートに速いという事だと思う。

  13. ぽち より:

    決勝でも小椋選手はスタートから1コーナー侵入が上手かったですね。昨日は偶然のようなコメントでしたが確実に狙ってやってます。モト2の頃も何度もやってます。他の選手があんなに強くブレーキをかけるとは思わなかったと言うコメントは他の選手を軽くディスってるような気もしますね。

  14. フルバンク より:

    小椋選手が決勝でも5位と素晴らしい結果を残したのが嬉しい。
    B.Bは予選14位からスプリント同様8位まで良く挽回したが、KTMの前途多難さを感じた。
    ミルには心情的には完走して欲しかった、まぁその穴埋めをザルコがするのは流石。
    ホンダは出力アップのE/Gが待ち遠しい。
    ミラーはね、あぁ〜やっぱり〜ファビオがもっと前に出れると思ったが…

  15. バリー#7 より:

    MM93も調子上がらないラウンドもあるだろうから、そこをペッコが逃さず優勝できるかだね。アレックスがシーズン通してこの調子だと、ペッコは二人相手にしないといけない分ハンディが大きい。

  16. きよむす より:

    マシンが熱過ぎて火傷した、まともに走れなかったって言ってるライダーが少なくとも5人以上居ますね。そんな多いのは初めて聞いたな。

  17. APEX より:

    小椋選手は去年の日本GPでも見せた、無理してモルビデリ抜かずに淡々と走り、ある意味 ペッコと同じことをやってのけましたね。

    たぶん本人は、タイはよく走ってたからたまたまですよと言ってのけるのでしょうが、
    それも確かにほんとで今後はそう甘くない世界がMotoGPなのでしょうが、なんなんだろう。

    GPライダーって実は思ってたほど凄くないんじゃ?と錯覚してしまうようなこのレースぶりは??

    流石にマルケスに届くにはまだ足りないのでしょうが、ペッコには届いてたように見えるし、
    2台以上絡むアクシデントも必ずあるはずで、
    その時は表彰台に上る姿が今年は見れると思えてやまないですね。

  18. 桑田裸郎 より:

    まだ見てないけど小椋選手すげぇ!おめでとう!
    なんで日テレG+放送しないの?

  19. 63FAN より:

    ここって時の63のパンチの無い走りにイライラする。いつもそうなんだよな…ファンとしてはもっとガツンと行ってもらいたい。

  20. バリー#7 より:

    G+は虚塵軍のオープン戦の方が世界選手権よりも大切だから日テレプラスで中継という体たらく

  21. 桑田裸郎 より:

    虚塵軍を優先?!
    これはチュートリアルの福ちゃんも激おこ案件ですわ

  22. ギリギリ爺 より:

    小椋選手素晴らしい。

    タイでも大人気のマルクが順当に優勝して、
    チャンドラも見せ場を作って沸かせてくれました。

    家族は1カ月タイに旅行中で、私だけ行かなかった事を後悔しました。来年は現地に行きたいです。

  23. ドMマルケス より:

    まずは小椋選手5位おめでとう
    ドカ以外のメーカートップ!! どんどん学習してさらなる進化で目指せ表彰台!!
    ペッコはマルクの真の実力を見せつけられて王者返り咲きは難しいと感じてるかも・・・・。HONDAで連覇してた頃の最強モードに入ってるなコレ。

  24. NSR50 より:

    ペッコは今回、ブレーキングのセッティングも詰められなかったみたいだし、予選でも不運だったから、よく乗り切ったって感じかな。
    それに比べてマルクは完璧なウィークだったよね。アレックスも開幕前から調子良かったのが証明されて今シーズンが楽しみ。
    ヤマハは開幕前のテストでもここでの調子が今一だったけど、そのままの結果になっちゃったね。
    ホンダはちょっと前進?かな。
    アプリリアはもちろん小椋君の活躍がサプライズだったけど、彼だけ24年バージョンンだよね。今後はさらにモトGPにどれだけフィットできるかが課題なのとルーキーに必ず訪れる転倒という試練にどれだけ対応できるかがちょっと心配。
    KTMは開幕前のゴタゴタが尾を引いているのか今後がちょっと心配になる結果でしたね。

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