
『マルク・マルケス戦略:なぜ弟アレックスにわざと抜かせたのか?』
★3月2日(日)、タイGPのモトGPクラスでマルク・マルケス(ドゥカティファクトリー)が、決勝首位だった。現在、総合首位(37ポイント)。
★マルク選手は首位走行中にフロントタイヤに問題が生じたことに気づき、第8ラップで後続していた弟アレックス選手に抜かせ、第23ラップで抜き返して優勝した。
★決勝後、マルク選手が次のように話した。
【なぜわざと弟アレックス選手に抜かせたの?】
「スタート後は快調だったけど、周回を重ねてもフロントのタイヤ圧が低すぎることに気づいたんですよ。自力で上げられるかもと思い、ハードブレーキングでプッシュしてみたけど駄目で…。
そのままだと(16秒加算の)ペナルティになってしまうから、弟に抜いてもらうことにしたんです…3周分のマージンが欲しかっただけなんで、残りの周回数を数えながら弟の後ろを走ってました。
(※決勝ではタイヤ圧が規定より低い状態で50%走行するとペナルティが科せられる。)
けっこう大変でしたよ…とにかく、あらゆる箇所が熱を持って、息をするのも大変でねぇ。(タイヤ圧が)規定内に収まった時点でオーバーテイクを仕掛け、そのまま引き離したんです。
今日はツイてましたよ…色々と上手くコントロールできるぐらいに、スピードが出てたんでね。」
【なぜタイヤ圧の問題が起きてしまったの?】
「首位走行することを前提に、チーム側が調整してくれたんです…昨日もそう考えて、タイヤ圧を調整してくれてました。
ただ、とにかく、加入したばかりのチームですからねぇ…去年のマシンとも違うから、データも異なるし。
僕は調子が良くてスピードが出てくると、ライディングスタイルを少し変えてしまうことがあるんですよ…リスク回避を考えてね。
フロントタイヤのプッシュを抑え気味にするで、多分、そのせいで温度や空気圧が思うように上がらなくなってしまうんでしょうね。
原因を解明し、互いに学習していきますよ…今後はもっと上手くいくようになるでしょう。」
★決勝後、弟アレックス選手が次のように話した。
【第7〜22ラップまで首位を走り…】
「一瞬、優勝できるかもって思ったんですけどねぇ…でも、マシンがかなり暴れてることに気づいてたんで。パフォーマンスが落ちてきてたし、タイヤがもう危ないことも分かってました。
最後の最後までプッシュするよう頑張ったけど、兄と比べ、僕の方がリアタイヤを酷使してしまってたんですよ…首位に立ってたんで、自分のリズムで刻むようにしてたから。
最後まで集中が途切れないよう頑張ったけど、(兄マルクに)抜かれた後、コーナー2ヶ所走ったぐらいで諦めました…とても喰い付いて行けなかったんで。
でも、後続してたペッコ(バニャイア)には抜かれないようプッシュして、状況を上手くコントロールするようにしてました。まぁ、結局、うちの最大の目標は2位獲得でしたからね。」
(参照サイト:『Gpone』)
(参照サイト:『Corse di moto』)
(参照サイト:『Corse di moto』)
強い•冷静な対応、流石6回このクラスでチャンピオン獲っているだけあります。
弟…そりゃマシンの状況なんかもあるだろうけど「最大の目標は2位獲得」って…
レース中という極限状態の中でのイレギュラーに対して、ここまで緻密に計算し作戦を再構築出来る事。そしてこれらをやり遂げる事。
流石ですね。
バニャイアすら今回マルケス兄弟には勝てないと言っててせいぜい3位の予想でしたが
勝てない戦いで無茶してクラッシュノーポイントがお望みなんでしょうかね
マルク「兄より優れた弟など存在せん!」
結局は事前予想通りマルクが勝ちましたか、弟は良くて3位辺りだと思ってたけど、テストでは調子良かったヤマハやホンダは結局去年と余り変わらず…
5位辺りに入らないとこれから先が厳しいな…
もしかしたらを期待してたけど今年も表彰台にのるのは夢で終わるのか?
ここから2〜3戦である程度の成長がみられないなら今年が見えるな…
(※決勝ではタイヤ圧が規定より低い状態で50%走行すると16秒加算のペナルティが科せられる。)とありますが、50%走行するというのは、どういう事でしょう?
そのまま周回数の50%(半分)ということですね。
10周のレースなら5周以上規定値より低ければペナ。
25年のレギュレーションが見つかりませんでしたが、
24年は本戦60%、スプリント30%となっていました。
23年までが50%だったので、現在は60%が正解かもしれません。
タイヤの最小空気圧はスリックの場合、前1.8bar、リア1.9bar