
『バニャイア:レースの間ずっと、マルケスは僕らをもてあそんでいた』
★3月2日(日)、タイGPのモトGPクラスでフランチェスコ・バニャイア(ドゥカティファクトリー)が、決勝3位だった。現在、総合3位(−14ポイント)。
★予選3位、土曜スプリントも3位だった。一方、マルク・マルケスは常に首位、その弟アレックス選手が常に2位だった。
★決勝直後、バニャイア選手がパルクフェルメで次のように話した。
「全力を尽くしたが、アレックスを抜けるほど充分に近づいていけなかったし…レースの間ずっと、僕らはマルクにもてあそばれてました。
目標は2位獲得だったけど、3位が精一杯でした。ベストは尽くしたけど、(前の2人ほど)速くなかったし、トラックの何ヶ所かで失速しすぎてました。」
★その後、バニャイア選手がイタリア『SKY』で次のように話した。
【今回の決勝については?】
「ただ眺めてるだけって感じで…頑張りはしたものの、(先行機との)ギャップが0.5秒を切るとタイヤのために距離を取らなければなりませんでした。
マルクのように余力でもあれば…今日は僕らをもてあそんでたでしょ。僕の方はかなり苦戦してしまい、ただ眺めてるだけって感じで…接近したと思えば、距離を取らねばならず…。」
【満足はしていない…】
「してませんよ…ただ、これで良しとします。ポジティブに見るか、ネガティブに見るかと言う話ではなく…これで満足してるなら、僕はここには居ないでしょ。目標は3位獲得じゃないんだから。」
【今週末は苦戦していたようだが…】
「いくつかの点で苦戦してしまって…(冬季)テストが長引いてしまったと言うか…金曜セッションの時に、テストを完了させたようなものなんで。
だから、フリーセッション自体はきちんとこなせず、今週末はずっと後を追いかけてるような感じでした。
さいわい、こうして終わってくれましたけどね。もう二度とこんなことはないでしょう。」
【次のアルゼンチンGPに向けては…?】
「得意トラックではないけど、様子を見ていきますよ。
今日のレースでは、あの2人がどう言う操縦をするか分析してたんで…アレックスの後ろを走っていた時、僕はブレーキングで、アレックスは立ち上がりでタイムを稼いでいました。
あと、僕はトラクションを上手く得ることができず、一方、マルクは僕みたいなハードブレーキングをしつつ、アレックスのような立ち上がりなんですよ。
このマシンは去年のマシンと似た傾向なんで、うちがこれほど苦戦してしまった理由を探り出さないと。」
【目標の2位獲得は可能性があった…?】
「もしマルクが首位に立っていたら、僕は2位でゴールできてたでしょうね…アレックスが成り行きに任せすぎたと思うんですよ。
マルクはアレックスを前に出したおかげで、タイヤを休ませたでしょ…僕は接近していけたものの、充分ではなかったんです。
マルクには明らかに余力があり、1周0.3〜0.4秒速かったんですから。アレックスは僕より少し遅めだったけど、得意地点がいくつかあって…僕はギャップを縮めることができなかったんです。
とにかく、頑張ってステップアップさせないと。テスト後、多分、マルケスとはこんな感じになるんじゃないかって思ってたんですよね。そう思ってなかった皆さんは、ちょっと再検証した方が良いでしょうね。」
【苦戦覚悟だったと言うことは…つまり、想定外に大苦戦してしまったと言うこと?】
「冬季テストを見る限り、アレックスとマルク、モルビデッリ、ベッツェッキが4強ってとこだったんです…特にマルクは驚異的なタイムでシミュレーションをしてたんで。
僕は、あいにく、テストでトラブってしまって…もちろん、それについてはお話できないんですが…とにかく、マシンの適応作業が終わらなかったんです。
それで、テストでやるべき作業の続きを金曜セッションでしてたんで…そこが残念な点でした。全体的には一歩前進できたけど、優勝争いができるほどではなかったんです。
苦戦した週末を3位で終えられたのだから、それほど悪い結果ではないのだけど…でも、改善しなければならないことは確かでしょう。」
(参照サイト:『Moto.it』)
(参照サイト:『Corse di moto』)
余りイライラせずに冷静に行かないと、
お兄ちゃんの掌の上で踊らされちゃうよ。
まずはきっちりと仕上げて行くことですね。
相手が相手だけに、スロースターターだとか言っていられない。
マルクは開幕スタートダッシュ狙ってたんじゃないかと思います。それに対してバニャイアは相変わらず探り探りのマイペース開幕からのもたつき感…。
昨年それでマルティンに大きく差をつけられたよね…。
今度の相手はあのマルク.マルケスだよ…。それで良いのかね?
しばらくマルクのスタートダッシュ続くと思います!気付いたら取り返しのつかない大差とか興醒めだからバニャイアも頑張って欲しい!
以前から指摘する人もいたけど、ペッコの繊細過ぎるセンサーが悪手に出た気もするよね
手順通りにセッティングを詰めてタイムを出すタイプだけにその手順が狂うと神経質的な面が出て上手くいかなくなる
マルケスなんかは天性の思い切りの良さがあり、若い頃はそれで失敗もしたけど経験で繊細かつ大胆に動ける
同じDUCATIファクトリーだから余計に明暗を分けるような
ロッシもやってたよね
それだけ余裕があるんだね
昨年ペッコやマルティンはGP23と24には大した差はないと言っていたがアレックスの調子を見るに差は明らか。(勿論アレックスの努力の賜物による部分もあるが)
今年のドカ勢はほぼ同コンデションとなるため昨年の様なアドバンテージは期待できない。その中でマルクは勿論、覚醒したアレックスまでも相手にしないといけないから苦しい闘いになるかと。
この状況で勝つ事が出来たならペッコはマシンのお陰ではなく本当の速さを証明できる。でも負ければ…。今年のmotoGPは本当に面白くなりそうですね!がんばれペッコ!マルクの攻撃はもう始まっている!
ほとんど同じマシンなのになんで適応作業に苦労してるんだろうと思わないでもない
2025年型はとっくに見切りつけて別の作業してたって話なのに
でもかわいそうなんだよね去年から既にある自分好みのフレーム使わせてもらえないんだし
実のとこvsマルケスじゃなくてvsジジ・ダリーニャになりつつあるよ
結局ドゥカティファクトリー2人と環境の安定した3年目のチームとデータ・実績のあるGP24に乗るアレックス、チームは馴染みのVR46で去年から引き続きGP24のモルビデリでtop4と見ると驚きはないかな。
マルティンが怪我無く順調にテスト消化出来ていたらここに近かったかもだけど戻って来てほとんど乗ってないアプリリアでどこまで走れるか…
そう考えるとやっぱり小椋選手はインパクトあったなぁ
選手の感じ方や捉え方で本人はタイヤ空気圧が低いままではペナルティ受けるので後方へ下がって周回を重ねた後にトップ浮上したと言っているからねぇ~
時代は昔とは完全に変わっており、燃料の化学合成油を化石燃料に混ぜて決められた厳しいリッター制限の希薄さとタイヤが強化タイヤでゴム部の縮小にエア圧監理が必要。
今回はペッコにしたら、
目の前までマルケスがいったん下がってきて、
でもなんだかギリギリ追いつけなくて、
最後は弟を抜いて、更にぶっちぎられて、
と精神的ダメージとしてはかなり有効だったね。
これで次戦も同じようなことされて追いつけなかったら、さすがに焦るぞ。
マルケスは本気でチャンピオン取りたいなら、そこまで追い込んで欲しいな。
別に弄んだわけではなく、「マルクは僕みたいなハードブレーキングをしつつ、アレックスのような立ち上がりなんですよ」なので、空気圧や何かあってもペース配分や状況を活用できる。これをペッコも目指さないといけないですね。テストトラブルもマルクだって色々あったでしょうけど、少ない時間で自分の強みを出すポイントやオーダーを出して、実際にやってみせるところを認めて、近くにせっかくいるので、盗んでいかないと。
マルクは僕みたいなハードブレーキングをしつつ、アレックスのような立ち上がりなんですよ
カッカしやすいバニャイアらしいコメントだなと思いました。
彼を引き入れたチームそのものに対するイライラを解消できていない気がします。そういうところも含めてのスポーツなんですけどね。