
『バイラ:アコスタはシューマッハのような選手で…なんとしても強いマシンに乗せなければ』
★3月2日(日)、タイGPのモトGP決勝で、KTM選手のリザルトは以下のとおり。
8位ブラッド・ビンダー(KTMファクトリー、総合7位)
9位エネア・バスティアニーニ(KTMテック3、総合9位)
16位マーヴェリック・ヴィニャーレスは(KTMテック3、総合18位)
19位ペドロ・アコスタは(KTMファクトリー、総合14位)
★2月25日にオーストリアの地方裁判所で、KTMの債務再編プロジェクトが債権者の大多数により承認された。同プロジェクトは、今後数ヶ月以内に実際される予定である。
なお、モトGPにおけるKTMの今年の目標は、ライダー部門で総合3位以内に入ることである。
★現在、所属している4選手とKTMの契約は2026年末までである。
★先日、KTMのピット・バイラ(モータースポーツディレクター)が、『Servus TV』のインタビューで次のように話した。
【近い将来、アコスタ選手がKTMから離脱する可能性は、まだ0にはなっていないが…】
「パドック全体が、そう望んでるんですからね。アコスタが居てくれれば、大きな可能性を抱くことができるんですよ…物事の進め方が特殊で、他の選手より優秀なんでね。データを見れば、一目瞭然ですよ。
うちとしては、彼と一共にモトGPチャンピオンになれる資質があるってことを証明しなければ…やはり、この2年が鍵となるでしょう。とにかく、自分らの実力を確固としたものにし、定期的に表彰台争いができるようにならなければ。それができなければ、ベストライダーを引き留めておくことなんてできないでしょう。現在、4名揃ってますからね…タイトル獲得を目指すために必要な4選手がね。」
【アコスタ選手の契約は2026年末までだが…】
「競争力の高いマシンを作らないことには、2年後、アコスタと契約更改はできないでしょう。
勝てるマシンを作ることが、うちの任務なんですよ。そうすれば、アコスタだって他所へ移る理由はないんだから。
アコスタ本人はマシンに注意を向けていて、冬季間中の質問は財政問題の方ではなく、今後のマシン開発についてでした。
レースウィークエンド中も、ピットボックスに最後まで残ってる選手でね…技術スタッフと一緒にデータ研究をしてましたよ。
とにかく、ベストを尽くす極限タイプで…ミハエル・シューマッハ等、著名選手が良くやってたような感じですね。」

(参照サイト:『Moto.it』)
(参照サイト:『Corse di moto』)
(Photo:Instagram)
競争力の高いマシンを作らないことには、2年後、アコスタと契約更改はできないでしょう。
勝てるマシンを作ることが、うちの任務なんですよ。そうすれば、アコスタだって他所へ移る理由はないんだから。
正にこの文章に尽きます。
契約更新どころかスタッフは無職になりかねないから必死だろう
追い詰められたネズミこそ怖い
それが獣ならなおさらだ