
『マルケス:ドゥカティ2023年機と2024年機の違いは…けっこう大きい!』
★3月15日(土)、アルゼンチンGPのモトGPクラスでアレックス・マルケス(ドゥカティグレジーニ)が、予選2位、スプリント2位だった。
★今シーズン、ここまでの3レースとも2位である。
★スプリント後、アレックス選手がイタリア『SKY』で次のように話した。
【今回のスプリントについては?】
「兄マルクの後ろに付くって、ラッキーなんですよ…常に『特待生クラス』みたいなもんですからね。
タイの時は落ち着いて走ってたようだけど、今回はもっとハードブレーキングを多用していたんで…兄から学ばせてもらいました。
僕は第5コーナーでは兄みたいなハードブレーキングが難しかったんで、学ばせてもらいましたよ。僕の方が速いコーナーもあったし、そうでもない所もありました。
とにかく、喰い付いて行こうと思って…まぁ、攻撃できそうなチャンスは一度もなかったですね。」
【ドゥカティ2023年機と2024年機の違いは、けっこう大きいの?】
「正直に言えば、僕はけっこうなものでした…おかげで、思い通りの走りができるようになりましたけどね。毎回、マシンが優しくなっていってくれるんですよ。」
【スタート直後、トラブっていたようだが…】
「第1コーナーで、充分な強さのハードブレーキングができなくって…第4コーナーまで、下降デバイスが入った状態だったんですよ。
2周目は兄を攻撃できそうだったんですけどね…苦労してる様子だったんで。僕の方が速かったんですよ。」
【兄弟揃って速いのって、『あちらを立てればこちらが立たず』みたいな感じ…?】
「違いますよ…とにかく、家庭内での話で済みますから。そこが重要でしょ。僕も兄も、それぞれのチームのために全力を尽くしてるんです。」
【ドゥカティ2024年機に注目が集まってるが、貴方自身も変わったのでは?】
「去年と比べて、そんなに変わってないですけどね…ただ、マシンがプラスアルファの力を与えてくれると、こっちも大きくステップアップできるじゃないですか。
去年、苦労した諸々が、今年はこのマシンで好結果を出すために必要な経験になってくれてるんです。」
【兄マルク選手が、『弟に2〜3回は負かされるかも』と言っていたけれど…】
「そうなんですか?じゃあ、4回ぐらい頑張りますよ。」
(参照サイト:『Moto.it』)
(Photo:Instagram)
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アレックス覚醒ですね。あのマルクに真正面勝てると信じるメンタルは素晴らしい。
今回のスプリントのように、兄の後ろで我慢して我慢して、後半にアタックする作戦が良さそうよね。
どこかで兄より上回れるコースが必ずあると思う。覚醒して、もう兄弟表彰台が当たり前の世界になってしまった。
コレでGP23に乗っていた選手はGP24との差を体現して(マルケス兄弟とディッジャ)いる。まだバニャイアは昨年程乘れていない様に見えますが、はたまたマルケス兄弟が乘れている差が出ているのか、両方なのかの答え合わせは欧州ラウンドからなのかも…それでもずっと3位で終わらせているのは流石。