
『クアルタラロー:希望が持てるレースだったが、終わり方はクソだった…』
★5月25日(日)、ブリティッシュGPのモトGPクラスでファビオ・クアルタラロー(ヤマハファクトリー)が、決勝でリタイアした。現在、総合8位(−137ポイント)。
★PPスタートで首位走行中、下降デバイスがロックされて停止した。
★その後、クアルタラロー選手が次のように話した。
【今回の決勝については…?】
「ミディアムタイヤは論外だって思ってたんですよ…土曜スプリントの時、フロントはOKだったけどリアが最悪だったんで。でも、リアミディアムにしてみたんです。
速く走ろうと思ったら、強いハードブレーキングを続けなければならないって覚悟して…実際、そうしてました。第1ラップから遅めブレーキングにして、リアタイヤ温存に努めました。
ある時点でザルコが0.2〜0.3秒縮めてきたんで、こっちも頑張って…良い操縦をしてたんですよ。ところが、ある時点でリアの下降デバイスがロックされてしまって…本当に残念です。
あんなに好調だったのは久しぶりだし、すべて上手くこなしてたんですから。」
【どんな作戦で走っていたの?】
「第2ラップで後続を2秒以上引き離してたんで、上手くコントロールするようにしてました…プッシュしすぎると終盤にリアタイヤが逝ってしまうことは分かってたんで。だから、基本的にフロントをアグレッシブに使ってたんです。
あと、レッドフラッグの後は、いつも信頼感を取り戻すのにちょっと手間取るんですが、フロントソフトだと絶好調で…馬鹿みたいにプッシュしてました。
かなりの強風だったけど、プッシュする時と温存する時のタイミングは速攻でつかめたし…全体的には、今日の走りは満足ですね。」
【今日のパフォーマンスからすると、希望の光が見えてきたのでは…?】
「(涙ぐんで)そうですねぇ…でも、今日のはクソみたいな出来事でした。でも、マシンは改善されてきたし、これからは勝負できるって気持ちで走れます。」
【今日の走りは本当に凄まじかった…】
「ミディアムがあんなに良い反応をするなんて、思ってもいなかったんですよ…金曜セッションでは熱入れが上手くいかなかったんで。
今日の作戦は良いものだったし、競争力を上げるのに役立ちました。」
【下降デバイスに関しては、2027年には禁止されるから…】
「メリットはあるんですよ…ただ、禁止にした方が良いでしょうね。危険とまでは言わないけど、ロックを外すにはけっこう強いブレーキをかけなければならないから。
多分、アレックス・マルケスの転倒は、それが関係してるんだと思います。フロントタイヤでもって強いハードブレーキングをしようとしたんだろうけど、ミディアムはここだと右側がけっこう危ないんですよ。
まぁ、僕がルールを決めてるわけじゃないし…(下降デバイスは)速く走れるから使っていきますけどね。」
【リタイア後、友人であるトム氏が懸命に慰めていたが…】
「親友なんです…僕のことは100%理解してくれてるんで。『君は最強なんだから…』って言ってくれました。
ヘレスで最初の兆しが見えてたものの、クイックシフトを壊してしまって…そして、今回はこんな感じですからね。
得意トラックも不得意トラックもあるけど、正しい方向には進んでいます…復活してきてますから。」
【金〜土曜日はチャタリング問題が出ていたようだが…】
「ソフトタイヤだとバウンドが酷かったけど、ミディアムは大丈夫でした。コーナーに強く進入し、スピードを維持するって言うのが重要みたいです。」
【強風は大丈夫だった?】
「コーナー何ヶ所かは危険だったと思います…でも、さっきも言った通り、すぐにタイミングを計れるようになったんで。特にブレーキングでは役に立ちましたね。
とにかく、トラブるまでは全てきちんと機能してました。」
(参照サイト:『Gpone』)
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ツボにはまった時のファビオの速さは健在でしたね。おー!と思い見ていましたが、残念。ミシュランの人間も岡田さんもフロントソフトの寿命を懸念していたけど、マルコもザルコも結果として最後までタイヤがもっていたので、正しい選択だっただと認識。惜しかったですね。ヤマハの復活は近い! リンスが心配だけど。
悔しいですねー
しかし、故障するまでの強い走りは本当にしびれた。
まだまだこれから!
トムは恋人ですよね、それは何も問題ない。