憤怒モルビデッリ『アレイシよ、いったい何をしたらこんな仕打ちをされるのか？』

『モルビデッリ：アレイシよ、いったい何をしたらこんな仕打ちをされるのか？』

★5月23〜25日、ブリティッシュGPが行われ、モトGPクラスのフランコ・モルビデッリ（ドゥカティVR46）が予選10位、スプリント11位、決勝4位だった。現在、総合4位（−98ポイント）。

★1回目スタート後、第2ラップで首位マルク・マルケが転倒し、後方で兄エスパルガロ選手がフランコ・モルビデッリを巻き込んで転倒した。
モルビデッリ選手のマシンからオイルが漏れ、清掃のためレッドフラッグが提示された。

★決勝後、モルビデッリ選手が次のように話した。

【今週末については？】
「これまでのモトGPキャリアの中で、間違いなく、一番のどっきりウィークエンドだったと思います。
出だしで苦戦し、信頼感はあまり掴めず…あの（転倒で脳震盪を起こした）スペインGPや、（混合コンディションの）フランスGPの後ですからねぇ…でも、チームと一緒に正しい方向に作業を進め、上手くやれました。
1回目スタートの直後、すべてを失ったかに見えたのに…なんとかチームの元に戻り、再スタートできたんですから。
まるでチームがシルクハットから、パッとうさぎを取り出してくれたような感じで…本当に嬉しいです。本当に素晴らしかった…一生忘れられませんね。」

【高い競争力を見せていた…】
「競争力が高いと嬉しいもんで…選手やチームは、まさにそれを欲してるんだから。うちもそうだし、（競争力が高いと）やっぱり気分が良くて、夜もぐっすり眠れるんですよ。」

【最終ラップではマルク・マルケスと熾烈な競り合いを見せ…】
「彼の方が上手かったですね…最終ラップは本当に上手かったですよ。出し抜かれたって感じではなく、シンプルに彼の方が上手かった。
毎回、こっちが抜く度に、上手く道を切り開いてくるんだから…あれは本当に素晴らしいですよ。
最終的に、スピード面には満足してます…追いついて、攻撃を仕掛けることができたんだから。その点は、けっこうポジティブでしょ。
今回の一騎打ちについては、彼が本当に上手かったですね。」

【最後に失速していたようだが…】
「今回はそう言うリズムだったんです…あの辺りでは、ああ言うリズムを維持してました。色々と上手くマネージメントするには、ああするのが正しいって思ったんで。」

【ファビオ・クアルタラローが、下降デバイスの故障でリタイアしていたが…】
「僕は好きなんですけどね…僕は、『これで走ってくれ』って言われた物を操縦するんで。安全性を高めることも、けっこうあると思うんですけどね。
まぁ、どうかなぁ〜って時もあるかもしれないけど、だいたいは高めてくれてるんで…でも、正直な話、こう言う大変なレースウィークの後で話題にするのは難しい問題ですね。」

【アレイシ・エスパルガロとの多重クラッシュで、レッドフラッグが提示されていたが…】
「ドルナが、あの時の映像を出してくれるのを楽しみにしてるんですよ。もう何回目ですかね…アレイシが僕に、マシンやら他の何やらぶつけてくるのは。
あそこまでされる覚えは本当にないんですけどねぇ…しかも、スポーツマンであり、フェアなモトGPライダー代表だって名乗ってる選手なわけでしょ。
いったい何をしたら、これほどの仕打ちを受けなきゃならないのか…（引退し）ワイルドカード参戦でまで、こんな風にされるなんてねぇ。
まぁ、良いですよ…今日はポジティブなことがたくさんあったから、そっちに目を向けます。嫌なことは忘れますよ。」

★なお、同クラッシュについて、エスパルガロテストライダーは次のように話している。

「フランコが僕に追突されたって言ってきたんで、映像を見直して見るよう勧めておきました…僕はもう転倒していて、マシンが彼にぶつかったって話なんで。申し訳ないですけどね。
でも、聞く耳持たずって感じで…気持ちは分かりますけど。でも、もうどうしようもなかったんだから。
僕はただのワイルドカード参戦なんだから、もちろん、フランコやアレックス・マルケスの邪魔になるようなことはしたくなかったんですよ…2人とも僕より速かったんだし。
ただ単純にブレーキを強くかけたら、ミスってしまったってことなんです。」

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（参照サイト：『Moto.it』）
（参照サイト：『Gpone』）