アレイシ・エスパルガロ要望『ホンダよ、タイムアタックの練習もさせて』

『アレイシ・エスパルガロ：ホンダよ、タイムアタックの練習もさせて』

★アレイシ・エスパルガロは2024年末にモトGP選手を引退し、2025年からホンダのテストライダーを務めている。
今シーズン、2回ワイルドカード参戦した際のリザルトは以下のとおりである。

・スペインGPは予選19位、スプリント18位、決勝17位。

・ブリティッシュGPは予選21位、スプリント17位、決勝はリタイア。

★アレイシテストライダーはレースリズムは安定しているが、タイムアタックが障害となっており、現役時代のようなリザルトを出せずにいる。

★先日、アレイシテストライダーが次のように話した。

【アプリリア機で現役参戦していた頃は、もっと上位に就いていたが…】
「新しくなったタイヤが僕の好みじゃなくって…アプリリア時代はソフトタイヤを履いた時、ブレーキをもっと早く緩めて、縁石ぎりぎりで走ることができたんですよ。
今、ホンダ機でそれをやると、チャタリングフェーズに入ってしまうんです。だから、ブレーキングは遅めに素早くやらなければならず…僕のスタイルではないんですよね。」

【テスト中、タイムアタックを試すことはできないの？】
「（ホンダ側に）言ってみたんですが、複雑なんですよ…新マテリアルが大量にあるのに、使えるタイヤの数は限られてるんでね。
例えば、複数のスイングアームを試す時は各セッティングも比較しなければならないから、コンスタントな周回をけっこう重ねることになるんです。
目標タイムが設定されて、僕はそのリズムで何周回も走って比較検証するんです。まぁ、そう言う作業は、予選のタイムアタックには役に立ちませんよね。」

【つまり、テストライダーとしての作業だけだと、タイムアタック練習はできない…】
「（ホンダ側が）僕をレース参戦させ続けたいなら、そう言う面も改善して欲しいんですよねぇ。」

（参照サイト：『Corse di moto』）
（Photo：Instagram）