
『バニャイア:なぜ自信と速さを取り戻せたのか?』
★6月28日(日)、アラゴンGPのモトGPクラスでフランチェスコ・バニャイア(ドゥカティファクトリー)が、決勝3位だった。現在、総合3位(−93ポイント)。
★ブレーキディスクを大きめのものに替えたら、自信を取り戻すことが出来た。
★決勝後、バニャイア選手が次のように話した。
【ブレーキディスクを替えたそうで…】
「そうなんです。そこは盲点だったんですよねぇ…でも、おかげで大きく前進できました。ブレーキの回数も減ったし、上手く止めることもできました。」
【貴方が3位でこんなに喜ぶなんて、久しぶりなのでは…?】
「本当に、いつ振りでしょうね!今まで以上にしっかりお祝いしないと(笑)!」
【ブレーキディスク1組の変更だけで、そんなに変わるものなの?】
「昨日のスプリントでは速く走れないだけじゃなく…今日みたいなレースをしようと思ったら、コーナーリングの時にフロントが切れ込んでしまって…(復活するには)まだまだ道のりが長いって感じでした…だから、ディスク1組だけの問題ではないと思います。
とにかく、昨日は大苦戦していて…ハードブレーキングもコーナー進入も、毎回、フロントが流れてしまって、何一つまともにできなかったんですから。
ところが、午前ウォームアップから調子が出てきて…この大きめブレーキディスクのおかげで、ブレーキングもコーナー進入も上手くコントロールできるようになったんです。効果大ですよ。」

【突然、ひらめいたの?】
「当たり前だと思ってる事に対し、型破りな考え方をするべきだって…僕は言ってたんですよ。時には、そう言うのが違いを生み出すものだから。
おかげで今日は調整力が上がったんです…ブレーキを握ったり緩めたりの、オン/オフが減ったんですよ。
大きな前進ですよ…データを見る限り、ここ最近のレースウィークで僕はブレーキに圧をかけすぎたり、他の選手より減速が甘かったりしてたんで。これは評価すべき点ですね。」
【もっと上位でゴールしたかった…?】
「(2位の)アレックス・マルケスに喰い付いていこうと思ったけど、プレッシャーがある割にはミスをしないんですよねぇ…今年は本当に上達したみたいで。
周回を重ねるに連れ、僕はタイムを削れるようになったんですが…アレックスも同じでね。とにかく、良いレースでした。本当に良かったです…自分だけじゃなく、チームのためにもね。」
【本当にガラリと変わったが…】
「ちょっとしたディテールのおかげで自信が上がり、スピードも上がるもんなんですよ。コーナーの度にフロントが流れてたら、戦闘力なんて上がりませんからね。
ここでは去年も苦戦してたんで、今日の3位は好リザルトだと思ってます。」
【次の一歩は…?】
「これで僕の問題がすっかり解決したわけではないでしょう…でも、助けになるようなものはありました。
さらに前進するには、明日の1日テストが重要でしょうね…次のムジェッロでは、少なくとも優勝争いができるようになってないと。アラゴンでは無理だったんで。」
【解決策が見つからないのでは…と思ったこともあった?】
「ありません…そう言う心配は一度もしませんでした。僕はポジティブなタイプなんで。
今日はポイントはあまり稼げなかったけど、でも、自信を得ることはできました…ここ最近の2GPを思えば、本当に重要でしょう。
最後に3位を取ったのはヘレスで…あの時はムカついてたけど、今日は嬉しいです。色々な流れがパッと変わってくれたんで(笑)。
ただ、マルケス兄弟とのギャップを縮めるには、もっと頑張らないと…それが僕の目標です。」
【首位マルク選手とは93ポイント差だが…】
「今はタイトル争いのことを考えてる時ではないと思うんですよ…特に、ここ最近のリザルトがあんなんだったんですからね。
今は見ての通り、マルクが最速で、アレックスが良い走りをしてますからね…とにかく、僕は自分自身に集中してフィーリングを高め、また優勝争いができるようにならないと。
今日の表彰台でホッとしました…マシンよりも自分自身を、改良していくべきだってことも分かりました。
その点においては、ピットボックス内に最高の先生がいますからね…マルクはマシンに、ほとんど手を入れてないんですから。」
(参照サイト:『Gpone』)
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なんだか「それ!?」って感じですが、調子が戻るなら良し。
それで今後上2人に対してどうなるか。