
『マルケス:自分をきちんと制御しないと、速く走りすぎてしまう!』
★6月28日(日)、アラゴンGPのモトGPクラスでマルク・マルケス(ドゥカティファクトリー)が、決勝首位だった。現在、総合首位(後続と32ポイント差)。
★今シーズン4度目の決勝優勝。スタート直後から首位を独走。
★決勝後、マルク選手がイタリア『SKY』で次のように話した。
【兄弟で1〜2位を独占していたが…貴方と弟アレックス選手の違いは何なの?】
「僕は左折の高速コーナーが速いけど、弟は逆で…右折で超速なんですよ。
不思議ですよねぇ。毎日一緒に、同じマシンで同じトレーニングをしてるのに…得意コーナーが逆になるなんて。
でも、弟の方がツイてますよ…GP開催トラックは右折の方が多いから。僕は常に速く走れるよう、頑張らなければならないわけでね。
アラゴンみたいに僕向きのトラックでは、ミスなしで最大限の結果を得るようにしないと…オースティンはミスっちゃったから。」
【レース後のパルクフェルメでは、タルドッツィマネージャーに『頭を使った!』と言うようなジェスチャーをしていたが…】
「今日は、かなりの好ペースで走れるスピードが出せてたんですよ…本当に絶好調って感じで、最後にちょっとプッシュしてみたら、まだ1分46秒7が出せましたからね。
オースティンではミスったじゃないですか。原因を探らなければならないんですが…徐々に取り組んでるとこでね。
自分の中にあるスピードを、上手くコントロールしなければならないんです…特に日曜決勝で以前のようなミスをしないためには、限界点よりもフィーリングの方を掴まなければね。」
【ミスを避けるために、自分を抑える必要があると…?】
「いつもそんな感じなんです…コントロールしないと速く走りすぎてしまって。コーナー進入なんか特にそんな感じなんですよ。
今回は上手くいきましたけどね…どこのトラックでも、こう言う風にしないと。次はムジェッロでしょ…去年は調子が良かったんですよね。
もっと大変なトラックもあるんで、ペッコや弟にできるだけ喰い付いて行くようにしないと…そう言う所は、あの2人の方が速いですからね。」
(参照サイト:『Motosprint』)
(Photo:Instagram)
速く走り過ぎちゃうって!!制御してるって!!どんだけ天才なんだよ!これじゃ誰も敵わないよ!
かつては勝つか転倒かって調子でもチャンピオンを取れたけどそれじゃリスクが高すぎるから、こういうふうに皆大人になっていくんですなぁ。