
『フェルナンデス:なぜヤマハV4エンジン機は、いまだ充分な速さが出ないのか?』
★7月18〜20日、チェコGPが行われ、モトGPクラスのアウグスト・フェルナンデス(ヤマハテストライダー、ワイルドカード参戦)が予選22位、スプリントはリタイア、決勝18位だった。
★同サーキットに関しては、モトGPレースに出るのは初めてだが、2週間前にV4エンジン機のテストを行っている。
なお、今シーズンのフェルナンデステストライダーのモトGP参戦はミゲル・オリヴェイラ代役も含め、今回が5回目となる。
★17日(木)、フェルナンデステストライダーがヤマハ機の開発状況について、次のように話した。
【テストライダーの任務としては、並列4気筒よりV4機に乗る方が多いそうで…】
「ここ最近のテストでは、常にV4機の方が多いですね。作業工程をスピードアップさせる必要があるんで…来年、実戦投入させるには作業がまだ山積みなんですよ。
最近のテストでは、完全版パッケージは投入されてませんでした…エンジンは最終形態じゃないし、まだ全てにおいて初期段階なんですよね。
フレームは第1形態で、あと新しい部分が色々と投入されてるけど…今も言った通り、作業工程をスピードアップさせる必要があるんですよ。
まぁ、良い感じですけどね…全てにおいて、ポジティブな感じですよ。来年、実戦投入すると言い切れるほどの速さは、まだ充分に出てませんけどね。
夏の間にテストをして、今シーズン末までに仕上げられるかどうか…ですね。」
【なぜ、まだ充分な速さが出ないの?】
「原因は分かってます…エンジンのパフォーマンスが最大になってないからなんですよ。
日本サイドが最大パワーにしようとしないからで…多分、それは故障が出ないよう、しっかり見極めようとしてるんだと思います。
少しづつ前進させてるんですよ…日本の方は、そう言うやり方ですからね。じっくり、がっちり把握しようとするから。
来年に向け、良いマシンに仕上げられるのならば、僕はそう言うシステムに反対しませんよ。1周タイムに関し、どのパターンが最速なのか確認し、そのうえで決めなければね。
悪い点なんて全くないでしょ…まぁ、最高タイムに仕上げなければなりませんけどね。僕らテストチームは上手く作業を進めているし、ヤマハ側も良いマシンを作ってる最中なんで…まぁ、どうなるでしょうね。」
【V4エンジン機は期待できそうだが、来年、実戦投入できるかどうかは未定…】
「僕は走りやすいですけどね…現行機とは完全別物で、かなりのポテンシャルになりそうなんですよ。」
【バランス面は?】
「かなり違います。」
[ 後半に続く ]
(参照サイト:『Gpone』)
(Photo:Instagram)
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