『リヴォラ:マルティンからホンダ移籍の意向を伝えられた時、どう対応したの?』
★ホルヘ・マルティンは2024年にドゥカティ機でタイトルを獲得したが、同メーカーのファクトリーチーム昇格が叶わなかったため、2025年はアプリリアファクトリーから参戦した。
しかし、2月のセパンテストで負傷、4月中旬のカタールGPで復帰したがまた負傷し、再び欠場が続いた。
★5月に療養中のマルティン選手が、ホンダ移籍に向けて動いていることが発覚した。
アプリリアとの契約に付けておいた条項『2025年フランスGP終了時にチャンピオン候補に入っていない場合、同年末に離脱することができる』を利用しようとしたのだが、シーズン序盤での欠場が多すぎたため契約の早期解除は叶わなかった。
★先日、マッシモ・リヴォラ(アプリリアレーシングCEO)がマルティン陣営との当時の確執について、モトGP公式サイトのドキュメンタリー『From Heaven to Hell』で次のように話した。
【マルティン選手のマネージャーであるアルベルト・ヴァレーラが契約解除を申し出た際、貴方はどう対応したの?】
「ヴァレーラがやって来て、『あの…ここを辞めようと思うんですよ…ホンダがかなり興味を持ってくれていて…けっこうなオファーなんでね』と言ったので…私は『冗談だろ?』と答えました。
翌日、マドリッドへ行ってマルティンに直接会い、ヴァレーラの話を確認したところ、『(アプリリアを)辞める方が良いと思うんだ』と言われ…私は『悪いが、辞めさせる気はないよ』と返しました。
そして、『君は辞めることにはならないよ…なぜならば僕は現在の君以上に、なにが君にとって最善なのかをきちんと考えているんだから』とも言いました…マルティンに対しても、けっこう厳しい姿勢を取りましたね。」
(参照サイト:『Corse di moto』)





