『チチョ・ロレンソ:ロッシは身体にガタがこない限り、ずっと強いだろう』
★ヤマハは2021年から選手のラインナップを変更し、ファクトリーにはマーヴェリック・ヴィニャーレス&ファビオ・クアルタラローら若手を配置し、プライベートチーム(ペトロナスSRT)からはヴァレンティーノ・ロッシとフランコ・モルビデッリを参戦させる。
★ホルヘ・ロレンソの父チチョ氏がYouTube『MOTOGEPEANDO.(スペイン人記者マヌエル・ペシーノ運営)』の最新動画で、ヤマハについて次のように話した。
【今年のヤマハ勢はどうなりそう?】
「トップスピードは常に下位だが、それを補う資質が別にありますからね。各レースで、ヤマハの誰か彼かが優勝できるんじゃないんですか。おそらく、現在の問題は安定性でしょうね。」
【そう言った問題点は解決されそう?】
「ヤマハは全てを失ってしまったような感じで…自分達が上手くいってと言うよりは、他のメーカーが上手くいかないから前に出て行けると言う感じになるでしょう。
チーム内を刷新しない限りは、今のままでしょう。今、居る者達は辞めないし、新たな人間を引き入れもしないのだから。」
【マーヴェリック・ヴィニャーレスについては?】
「本人は自分のことを実に優秀で、やる気もあると思っているようで…問題を解決したいなら、きちんとアドバイスしてくれるような人間を置くことでしょうね。もっと地に足をつけろと言ってくれるような人間をね。」
【ファビオ・クアルタラローについては?】
「(タイトルを獲得するには)奇跡でも起きないことにはねぇ。心理カウンセリングを受けてるそうで、本人もメンタルに問題があると言ってましたよね。
この手のことを話題にする時ってのは、それが重要だと思ってるからであって…それがまさに自分の問題だと自覚してるからなんですよ。
ただ、なかなか理解はしてもらえないもんでね。同じようにメンタル面で苦労し、それについて研究したことのある2輪レーサーにでも付いてもらわないことにはねぇ。」
【フランコ・モルビデッリについては?】
「去年は素晴らしかったですね。4選手の中では『みにくいアヒルの子』みたいなポジションだったのに、結局、3勝して総合2位でしょ。
もっとコンスタントになる必要があるでしょ。去年のアラゴン戦なんかは、終始、そんな感じでしたけどね。
ロッシがチームメイトになるのはポジティブなことなんじゃないんですか。」
【ヴァレンティーノ・ロッシについては?】
「長年、トップの座についてきて、かなりの権力を有していたが…プライベートに移り、変化はあるでしょうね。単純にマシンやピットボックス、ホスピタリティ等が変わるだけじゃない。ヴァレンティーノの地位はマーヴェリックが譲り受けることとなり…これは、けっこう象徴的なことですよ。
ヴァレンティーノ・ロッシには選択の余地があるわけだ。身体にガタがこない限りは、高い戦闘力を維持していけるでしょう…ただ、いずれはガタがくるだろうが。
本人にやる気があるうちは、ずっとレースに出られるチャンスはあるでしょうね。」
(参照サイト:『Corse di moto』)
(Photo:Instagram)
ロッシ選手のVR46チームがモトGP参戦する可能性は?って話は、note『VR46はモトGP参戦するのか?グレジーニチームはどうなるのか?』でどうぞ!
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