『ロッシ:プライベート移籍は『劣化した証』か『再生への道』か?』
★3月1日、ペトロナスSRTが2021年のチームプレゼンテーションを行った。
★ヴァレンティーノ・ロッシが3日、リモート囲み会見で次のように話した。なお、チームメイトのフランコ・モルビデッリの会見は2日に行われた。
★ロッシ選手の会見には多数の記者が参加を希望したため、会見プラットフォームを利用できない者もいた。
[ その1はこちら ]
【2022年の進退については、いつ決めるの?】
「夏季休暇の最中ですね。すべてはリザルト次第です。高い戦闘力を維持し、表彰台争いができてるようなら現役続行だし、そうじゃないなら辞め時ってことでしょ。」
【ロッシ引退は大きな大きな変化になるのでは?】
「当然のことながら、簡単には決められませんよ。とにかく、すべてはリザルト次第です。戦闘力が高ければ続けていくし…ただ、あくまでも僕の考えだから。チームやヤマハとは話し合ってないんで、もしかしたら、彼らが決断すると言うこともあるだろうし。とにかく、簡単に決められることではないけれど、心配はしてませんよ。
(引退したら)当然、僕の生活は一変するでしょう。でも、なんらかのレース参戦は続けていくから…4輪の方でね。」
【フェラーリがル・マン24時間耐久レースに参戦することとなったが…ロッシ選手はフェラーリから参戦してみたい?】
「もちろん、モトGPを引退したら、その後、何年かは4輪レースに出たいと思ってるんで。その辺のカテゴリーが良いと思うんですよ。ル・マン24時間耐久なんて良さそうですよね。フェラーリで出るなんて夢みたいな話でしょう。ただ、自分がどのぐらいのレベルなのかもきちんと判断しておかないと。どのカテゴリーなら、それなりの強さを発揮できるものなのか…。
僕はけっこう速い方だから、その辺りなら大丈夫だとは思いますけどね。」
【プライベートチームでキャリアを終えるなんて、想像もしなかったのでは?】
「僕のように長いキャアリアだと、何が起きるかなんて予想はつかないものでね。ただ、今のところ、ペトロナス加入は自分にとってポジティブなことだと思ってますよ。
今も言ったように、こっちのチームだと自分のレース結果の方に集中できるから。ファクトリーだと、シーズン中もずっと翌年に向けてのマシン開発をしていかないとならないんでね。けっこう時間を取られるんですよ。これからはウィルコ・ズィーレンベルグ氏(ペトロナス・チームマネージャー)やチームとの共同作業をベストなものにしていかないと。僕としては、あらゆる解決案に対してオープンな姿勢でいますよ。」
【プライベートチーム移籍はライダーとして『劣化した証』と言う者もいれば、『再生への道』だと言う者もいるが…】
「そう言う2通りの見方があることは分かりますよ。まぁ、いつも通り、すべてはリザルト次第でしょ。ただ、僕としてはこの新たな挑戦は気に入ってますけどね。まだまだやれると思ってるから。ヤマハに対してもチームに対しても、まだまだけっこうな結果を出せるだろう…とね。
プライベートチームだとどんな作業になるのかって言うのにも興味があるし、とにかく、戦闘力を上げるべく全力で頑張りますよ。」
[ その3に続く ]
(参照サイト:『Moto.it』)
ロッシ選手のVR46チームは、本当にモトGP昇格するのか?って話は、note『VR46はモトGP参戦するのか?グレジーニチームはどうなるのか?』でどうぞ!
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モトGPでのプライベートチームの運営の良い予行演習になれますね。IRTAとドルナで協議して現状の参戦チームの数を見直して利権争として遺恨の残らないものになると良いのですけどね。