『2022年モトGPライダー&チーム交渉・去就情報【No.2】』
★ジョヴァンニ・ザマーニ記者(イタリア衛星放送『Sky』レポーター)が6月初旬、2022年に向けての各チームの選手ラインナップについて、次のように解説した。
「大半のチームの選手ラインナップは決定しており、主要選手で未定なのはヴァレンティーノ・ロッシとダニーロ・ペトルッチである。
両選手とも決定までにもう少し時間がかかるものの、それぞれの理由によりシート確保が危ぶまれている。」
・ドゥカティ《8台参戦》
「以前から話題に上がっていたことであり、5月末にフランチェスコ・グイドッティ(プラマック・チームマネージャー)も言及していたのだが…
今回のカタルーニャGP中にダヴィデ・タルドッツィ(ドゥカティ・チームマネージャー)やマッシモ・リヴォラ(アプリリア・レーシングCEO)が、『2022年、ドゥカティはモトGPに8台参戦する』と明言した。
選手に関しては100%確定ではないものもいるが、以下の顔ぶれとなるだろう。
ファクトリーはフランチェスコ・バニャイア(100%)、ジャック・ミラー(100%)。
プラマックはヨハン・ザルコ(100%)、ホルヘ・マルティン(100%)。
VR46はルーカ・マリーニ(90%)、マルコ・ベッツェッキ(90%)。
グレジーニはファビオ・ディ・ジャンナントニオ(100%)、エネア・バスティアニーニ(90%)。」
・ヤマハ《ロッシ未定》
「ヤマハとペトロナスチームのコラボ関係は、2022年も継続することがほぼ確定している模様。
ヴァレンティーノ・ロッシは夏季休暇後に進退を公表する予定。本人は継続を希望しているものの、現在のリザルトからすると厳しい状況にある。
また、パドック内の噂では、ペトロナスはロッシ後任としてジェイク・ディクソンを検討している模様。理由は『BT Sport(英国とアイルランドのBTグループによるスポーツ有料チャンネル)』がイギリス人ライダーを希望しているから。
ただし、これは大きな賭けになると見られている。なぜならば、今のところ、モト2クラスでのディクソン選手のリザルトは芳しくないから(ベストリザルト7位)。
選手に関しては、以下の顔ぶれとなるだろう。
ファクトリーはファビオ・クアルタラロー(100%)、マーヴェリック・ヴィニャーレス(100%)。
ペトロナスはヴァレンティーノ・ロッシ(20%)、フランコ・モルビデッリ(100%)。」
・KTM《ペトルッチ放出の危機》
「2022年に向け、4シート中3選手は公表済み。
5月31日にダニーロ・ペトルッチの契約更改オプション(KTM側に有利な内容)の期限が切れ、ピット・バイラ氏(モータースポーツ・ディレクター)から『決定までに、もう1ヶ月猶予期間を与える』と公表された。
KTMファクトリー選手はムジェッロGPより新フレームを使用してリザルトが上がったが、ペトルッチ選手が提供されるのは6月7日の公式テストからで、実際にレースで使用できるのはザクセンリンクGPからである。
とりあえず、2022年選手の顔ぶれは以下の模様。
ファクトリーはブラッド・ビンダー(100%)、ミゲル・オリヴェイラ(100%)。
テック3はレミー・ガードナー(100%)、ラウル・フェルナンデス(80%)、ダニーロ・ペトルッチ(20%)。」
(※イケル・レクオナについては言及されてません。)
・アプリリア《ドヴィツィオーゾかロバーツ、もしくはペトルッチ》
「プライベートチーム結成の可能性はなし…グレジーニチームがドゥカティとの提携を選んだため。
マッシモ・リヴォラ(アプリリア・レーシングCEO)がTVインタビューで、「うちのマシンはまだそそるようなものでないことは明らかなので、成長していかなければ」と公言した。
とりあえず、2022年選手の顔ぶれは以下の模様。
アレイシ・エスパルガロ(100%)。
そのチームメイトになる可能性は、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(50%)、ジョー・ロバーツ(30%)、ダニーロ・ペトルッチ(20%)。」
・ホンダ《全選手、契約更改済み》
「2022年に向けては、4選手とも既に契約済み。
もし最終的な総合順位でアレックス・マルケスがポル・エスパルガロよりも上位ならば、チームが入れ替わる可能性あり(現在はポル選手がファクトリー、アレックス選手がLCRである)。なお、現在はポル選手が総合12位(29ポイント)、アレックス選手が総合14位(25ポイント)。
選手に関しては、以下の顔ぶれとなるだろう。
ファクトリーはマルク・マルケス、ポル・エスパルガロ。
LCRはアレックス・マルケス、タカアキ・ナカガミ。」
・スズキ《ミール&リンス継続》
「2020年にジョアン・ミールおよびアレックス・リンスは、契約更改済み。
また、プライベートチーム結成については、また保留となった。」
(参照サイト:『Moto.it』)
(Photo:Instagram)
デュパスキエ逝去でレースは中止すべきだったのか?…って話は、note『2021イタリアGPまとめ』でどうぞ!
ドカティカップ(笑)
ルールで台数制限させたい気もするけどスズキとアプリリアがサテライト持たない限り参戦台数減っちゃうからドルナ的にはどんどんマシン出してくれるドカティ様々なんだろうなぁ
ドルナの希望は本来
各メーカー ワークス1チーム+サテライト1チーム
計24台。
スズキは出せない。アプリリアは付かないじゃ
仕方ないね。台数減らせないし。
ドカが8台。。。データ収集量の差やタイヤの開発方針とかに影響出そう(ドカティライダーのフィードバックが主流となるなど)なんだけどコレでいいのかなぁ???
ほんとへほへもさんが書かれてるとおり、そのうちドカティカップになりそうですね~。
それでも年間王者を出せないDUCUTIだけどね
カタルーニャのKTMをみてるとオリヴェイラ、ビンダーの方が将来的に可能性を感じる
Apriliaは随分改善されてきたけどアレイシがエースである以上はポディウムさえ届かない気がする
ドヴィをその気にさせて体制を整えるのが1番
まぁでも日本人より何倍も良い選択ですけどね、アレイシ。
将来的にはECメーカーが優位に立ちたいんだろうね。’70台から日本メーカー優位だったからね。
まあRC211Vも6台+KRにエンジン供給とか500時代にヤマハも3チーム供給とか有りましたし、台数少なくて盛り上がらないよりは全然ウェルカムです。
スズキは何やってんだかなぁ。
まあ、コロナで打撃受けてる中、参戦続けてくれるだけでもありがたがるべきなのか。
テック3の英国人ネタですが、サム・ロウズでは新鮮味に劣るのかな?
どうにかアプリリアとスズキが増えたら良いですね
増やしたくても需要がない(?)アプリリアはともかく
仮にもチャンピオンマシンを要するスズキが増やす意思がないとはいただけません。
本来ドルナからは4台走らせるのを要請されておるはずで、恐らく社内予算がおりない(?)のを盾に2台参戦で楽(?)するようなことをするから「日本メーカーはーーー」と後ろ指刺されるんですよ。
わかってますー?
問題…というかヤマハもドゥカティもそうだけど
明らかに同メーカー選手とポイントの取り合いになっちゃってるよね
motoGPが今ファクトリースペック4台体制とかでマシンに差がないから
ファクトリー圧倒的有利の時代よりも誰でもチャンピオンになれる可能性があって
それはそれで見てて面白いんだけど選手の負担がすごい
予選もほんのコンマ数秒でグリッド下位
よく言えば接戦
悪く言うとミスを許さないだけの環境
moto3みたいなダンゴになるトップ集団レースが増えてきた
見ごたえはあるんだけど危険
じゃあ独走レースばっか見たいかというとそういうわけじゃない
今までの接戦がある種奇跡的なバランスだったってだけでこのままだとF1化が進む
スズキからすれば予算が少ない中で2台体制で去年勝てているし、今年も中継される位置を走れているしで、今の体制で満足してるってことでしょう。
会社の規模もリソースも異なることはドルナも理解しているし、台数は出せるとこが出せばそれでいいと思いますね。
カワサキ、まだ?