『スッポ:本田宗一郎ならば、優遇措置を希望する者はクビにしてる』
★ホンダは2020年7月にマルク・マルケスが骨折して以来、いまだ苦戦し続けている。
★リヴィオ・スッポ氏(ホンダHRCの元チームプリンシパル)が、最近、独サイトのインタビューで次のように話した。
「(ホンダHRCで働いていた頃)好リザルトを獲得することが、我々の任務でした。ケーシー・ストーナーやマルク・マルケス、そして、あのマシンのおかげで、実に上手く行ってたんですよ。あと、ダニ・ペドロサと言う、高速ライダーもいたし、カル・クラッチローも何回か優勝してましたしね。
目標は達成できていたと思いますよ。ホンダHRCを、あのようなチームにすることができたのですから。」
【マルク・マルケス負傷によりホンダはいまだ苦戦しており、先のザクセンリンク戦では、そのマルケス選手により久しぶりに優勝を獲得していたが…】
「2017年と2018年、ダニ・ペドロサはマシンに問題を抱えていたんだが…それは、マルクしか取り組むことができないような開発方向へと進んでいった兆候だったわけでね。
私はドゥカティ時代にも、ケーシー・ストーナーで同じことを体験してますから。物事が然るべき方向に進まないと、たとえチャンピオンライダーでも問題が出てくる言うことは良く分かりますよ。」
【6月初め頃、ポル・エスパルガロが『優遇措置(コンセッション)の恩恵を受けるのを恥ずかしいとは思わない』と発言していたが…】
「とんでもないことだと思いますね。創設者であるソウイチロウ・ホンダなら、そんな発言をした者はクビにしてるでしょう。
ただ、現状をよく表している発言ではありますよ。こうした奇妙な発言を口にするのは、初めてではないわけだから。まぁ、これがサッカーならば、クラブの幹部陣の入れ替わりが起きてるところでしょうね。
今はそんなことはないですよ…マルクが優勝したのだから。ただ、それ以前はねぇ…。」
(参照サイト:『Tuttomotoriweb』)
(参照サイト:『Motosan』)
(Photo & Video:Instagram)
中上貴晶のレースは、現在のモトGPの縮図のようだって話は、note『2021オランダGPまとめ』でどうぞ!