『ミラー:どうも世間から信用してもらえない…』
★4月2日(日)、アルゼンチンGP モトGPクラスの決勝戦でジャック・ミラー(KTMファクトリー)が、グリッド16位から6位でゴールした。現在、総合6位(※KTM勢トップ)。
★ウェット&ドライ混合コンディションが得意なわりには、いまいちなリザルトだった。とは言え、グリッド16位からスタートし、第4ラップでは8位まで浮上していた。
★KTM機の場合、まだメカニカルグリップが足りないようで、今後はセッティング改善を目指す。
★ミラー選手が『Motorsport-Total.com』のインタビューで、次のように話した。
【予選結果が大きく影響してしまい…】
「まぁ、ここで、こんなウェットコンディションだったわけだから、もうちょっと前からスタートできてたら良かったんですけどねぇ。
それほど悪くはなかったんじゃないんですか。なかなか良い周回も2回ほどあったし、まともなタイムも出せてたし…前のグループにも迫って行けてたから。
多分、タイヤに無理をさせすぎたようで…突然、たった1周でガクッと変わってしまったんですよ。タイヤに熱を入れすぎてしまったのか、それとも、側面がオーバーヒートしてしまったのか…。
電制のマッピングでなんとかならないかと、いろいろ調整はしてみたんですけどねぇ。」
【KTM機に乗り換えたばかりだが、総合順位ではチームメイトのブラッド・ビンダーより2つ上で…】
「ドゥカティファクトリーに昇格した時なんか、『レース優勝なんて絶対に無理だろう』って言われてたけど、ちゃんと優勝しましたからね。
他の選手に比べ、どうも僕は世間からとやかく言われやすいようで…『アイツはツイてるだけ』って思われてるみたいでしょ。とにかく、信用してもらえなくって…これまでのキャリアでずっと、『世間は間違ってる』ってことを証明してきてるんですけどね。
今も、世間はまだモヤモヤしてるって感じるんですよ。まぁ、世間のほうが間違ってるって証明するのは…しかも、それを自力でやるのは良いもんなんですけどね。」
(参照サイト:『Corse di moto』)
(Photo:Instagram)
ミラーはサプライズ、ビンダーはテストとは別人…って話は、note『2023 ポルトガルGPまとめ』でどうぞ!