『ガードナー:メーカー側は若手選手を、はした金で利用している』
★レミー・ガードナー(25才、ワイン・ガードナー息子)は、2021年にモト2タイトルを獲得した。
2022年にKTMテック3からモトGP昇格したが成績が振るわず、同年末に放出された(※なお、チームメイトのラウル・フェルナンデス(22才)も同様に昇格し、放出されている)。
2023年はSBKに、ヤマハプライベートチームから参戦している。
★先日、ガードナー選手が『Refuel Studios』のインタビューで、次のように話した。
【現在のモトGPについて、どう思う?】
「昔は低・中排気量クラスで参戦し続ける選手もいたけど、今は違いますよね…皆、最高峰クラスを夢見るじゃないですか。
問題はメーカー側がそう言う選手の気持ちを利用して、はした金でサッサと昇格させることなんですか。そして、上手くいかないと分かれば、1年後には放出されて路頭に迷うんですよ。」
【貴方はKTMからモトGP昇格し、1シーズンで放出されたが…】
「モト2復帰と言う選択肢もあったけど、もう4年も参戦したクラスだし、それほどやることもないわけでしょ…タイトルも取ったんだから。
きっと好結果は出せただろうけど、でも、他のことに挑戦してみたかったんですよ。結局、SBKに出ることにしたんですよね。」
【モトGPは今年から進行形式が変わったが…】
「深刻な時期を迎えているし、だからこそスプリント(短距離レース)が導入されたのでしょ…もっと盛り上がるようにね。F1もそうした時期を経て、今に至ってますよね。
現在のモトGPはエアロダイナミクスとテクノロジーが進化し、オーバーテイクがかなり難しくなっているでしょ。
しかも、マシン本体からの放射熱が凄くて、すぐ前に先行機がいる時はフロントタイヤのオーバーヒートが酷いんですよ。退屈なレースもありますよね。
マシンの技術レギュレーションを変えた方が良いんじゃないかと思いますけどね。」
【現在、選手の収入はどれぐらいなの?】
「それまでの努力や、なにを賭けて勝負してるかを考えると、かなり低い収入と言えるでしょうね。
モト3だと選手の4分の3は収入どころか、持ち出しをして参戦してると思いますよ…収入があるのは、トップ5までの選手ぐらいでしょう。
モト2の方は、選手の4分の3に収入があると思いますけど。アジョチームの時、僕は8万〜10万ユーロ(約1260〜1570万円)もらってました。
モトGPに昇格したら、グッと上がるって思うだろうけど…トップ10内に入らない限り、1年で最高30万ユーロ(約4700万円)程度ですよ。
もし安定してトップ7内に入っていたら、80万〜100万ユーロ(約1億2600〜1億5700万円)ってとこでしょうね。」
(参照サイト:『Corse di moto』)
(Photo: Instagram)
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モト3が一番面白い。
モトGP?もう見てませーん
F1ドライバーも下位クラスだと似たような年棒だけど、世界に22人しか居なくて、命掛けてメーカーの威信背負ってる割りには安いよ。
プロ野球選手とかプロゴルファーなら億稼いでる人がゴロゴロいるけど、それだけ規模が小さいって事なんかな。
MotoGPに限った話じゃないけど、トップ選手にだけ金が集まる状況をなんとかしたほうが良い気がする。
ある程度の金を手に入れたらモチベーションが下がりまくる選手とか、モラル無さ過ぎてトラブル起こす選手がいるので、なんだかなぁと思う今日この頃。
ペドロ・アコスタ(自分は育成だし大丈夫なはず…。)
持ち出ししている割合はWGP時代のプライベーターと同じかそれより良いかも。
ヨーロッパではレーシングライダーの輩出人数が多いので、下位カテゴリーでは需要と供給のバランスがライダーに不利になるんでしょうね~。
金払ってでも乗って欲しいライダーになるしかない厳しい世界なのは今も昔も一緒なのかもしれないです。
野球は所属先のチーム次第でしょ
才能があって活躍すればメジャーだけど3Aなんて毎日ハンバーガーの生活
ゴルフは優勝、上位なら賞金額が桁違いだけど下位ならプロでも食べていけない
ヴァレ、マルケスは長者番付に載るほど稼いでたのだから才能、運が無ければ仕方ない
サテライトチームなんてスポンサーが離れれば資金難になるのだから、ライダーは自分で勝ち取るしかない
実家が裕福なんでMOTOGPのシートを買えてたアブラハムは今何やってんのかな、今は金だけじゃシートは買えなよな
HYのワークス4人が優勝を独占した数年前よりサテライトでも優勝の可能性のある今の方が競技としては健全な気がする