『ボルソイ:プラマック成功の秘訣』
★近年、『プラマック・レーシング』はドゥカティの若手ライダー育成チームと言う立場にあり、同チームからファクトリーチームに昇格することが多い。
このため、ファクトリー最新機が提供され、選手選びにはドゥカティの承認が必要である。なお、選手はドゥカティと直接契約となる。
★ちなみに同チームのホルヘ・マルティンは金銭面において、ドゥカティファクトリーのエネア・バスティアニーニと同待遇である。
★『プラマック・レーシング』のチームマネージャーは、2023年よりジーノ・ボルソイ氏(イタリア出身、49才)が務めている。
ボルソイ氏は1990年代後半〜2000年代前半まで世界選手権に参戦し、最高リザルトは2001年125ccクラスの総合6位。
現役中にチームを創設し、引退後は2005年末からホルヘ・マルティネスのチームで働き始め、長年、右腕としてメディア対応等もこなしていた。
★ボルソイマネージャーが2023年12月末、モトGP公式サイトのインタビューで次のように話した。
【チームマネージャー1年目にして、マルティン選手のタイトル争いを見事にマネージメントし…】
「マシンに関しては『適切なセッティングを探り当てられるだろうか…?』と言う心配を、あまりする必要がなかったんですよ。
ドゥカティとチーフメカニック陣が、本社の方で事前に決めておいてくれるんで。」
【よくドゥカティ選手らは、互いのデータを検証し合えることをメリットの1つに挙げているが…】
「うちは特にそうですね…ファクトリーチームと完全に同じ仕様のマシンを使っているんで。
例えば、ヤマハやホンダに比べ、うちは速攻で物事に対応できるんですよ…とにかく、データが大量にあるわけだから。
金曜の夜の時点で、日曜レースに必要な状態に近いところまで仕上がっていることが多いんですよ。」
【2023年はチーム部門でタイトルを取り、マルティン選手は一瞬ながらも総合首位に立ち…】
「レースウィークエンド中、うちのスタッフ陣はやるべきことを100%心得ているんです…しかも、マシン関連の仕事だけじゃなく、チーム内の雰囲気作りとかハーモニーについてもね。
その辺が一番大切なんですよ…リザルト面においてもね。」
【チームマネージャーとしての貴方の方針とは?】
「ピットボックス内の雰囲気が良い感じに仕上がって初めて、リザルトの方に目を向けていくべき…ってことですね。」
(参照サイト:『Corse di moto』)
(Photo:Twitter)
マルティンのミス、そして、エアロダイナミクスの功罪については、note『ヴァレンシアGPまとめ』でどうぞ!
サテライトでもこれだけワークスが関与する方が正解なのかな
サテライト型落ちでザルコ、ファビオが速かった時はYAMAHAは混乱してたもんな
テロルも頑張ってね!