『アコスタ:プレッシャー慣れしてきたけど、外部の雑音はシャットアウトする』
★1月29日、KTMのプライベーターGASGASテック3の『2024年モトGPチーム・プレゼンテーション』が行われ、アウグスト・フェルナンデス&ペドロ・アコスタらが新カラーリングを披露した。
★アコスタ選手(19才)は自信に満ちた落ち着いた様子ながら、難関に挑む覚悟が感じられた。
★アコスタ選手のコメント。
【2021年にモト3参戦を始め、この3年間で2クラスのタイトルを獲得してのモトGPデビューだが…】
「参戦3年目って言うのがモトGPに出るには充分なのかどうか、今はまだ分かりません。
もちろん、ここまでのキャリアは短いし、モト3クラスにも1年しか出てないわけですけどね。
とにかく、ここまで猛スピードで進んではきたけど、でも、モト2初参戦はシーズン前半で苦戦してたってことも忘れないようにしないと。
ただ、世界選手権がどんな風に動いているのかは理解できたと思います…パドック内の移動の仕方とか、メディア対応とか。
正直なところ、3年では短すぎるかどうか分からないんですよ。
今後、どんな風に経験を積んでいけるのか…どんな風にモトGPに適応していくのか楽しみです。」
【プレッシャーはある?】
「常にあります…特にメディアからなんですが。ここまでの間、ずっと感じてました。
だんだん慣れてはきたけど、でも、プレッシャーのせいでキツい時期もあったんで。
とにかく、僕は自分のことだけ考えていかなければ…外部の雑音はシャットアウトしてね。」
【冬季オフシーズンはどうだった?】
「大腿骨の手術をしたんですよ…あと、イベントにも何回か出席しました。
自分のライディングスタイルに、手を入れてみようと思い…特にヴァレンシアテストの時に問題が出ていた辺りについてなんですが。
冬季間のトレーニングは、これまでと似たような感じで…自宅でトレーニングしつつ、オーストリアの『Red Bull APC』では腕や肩、両足の筋力アップをし、パワーコントロールの向上を目指しました。
体重が60kgから63kgに増えたんですが、目標は65kgです。」
【どう言う風に立ち向かっていこうと思ってる?】
「できるだけ長時間、マシンで何周回も走り込み、どうやってモトGP機を乗りこなすのかを理解し、電制システムやタイヤ、下降システムについて学んでいきたいです。
あと、ウェットでの練習もちょっとしたいんですよねぇ…もしかしたら、セパンテストはその点でも役に立ってくれるかもしれません。午後は大体雨でしょ。
ペドロサやポル・エスパルガロの経験・アドバイスをフル活用したいです…彼らがピットボックスに居てくれるのは重要ですよね。」
【目標は?】
「相変わらず、僕に関しては色々と期待が高まってるようだけど…目標は立てません。たった1日しかテストをしてないんだから、立てようがないですよね。
しかも、これまで目標を立てたのって、2022年シーズン開幕の時だけなんですよ…でも、かなり酷い結果になってしまって。
セパンテストが終わったら色々と分かってくるだろうし、カタール開幕戦までに8日間のテストが予定されてるんです。
モトGP機とモト2機の違いがあまりにも大きいんで、どうやって取り組むべきか探っていかないと。
まぁ、たとえカタール開幕戦で好リザルトを出したとしても、それが実力じゃないってことは分かってるんで…時間がかかるものですからね。」
【アレイシ・エスパルガロやホルヘ・マルティンとマネージャーが一緒だそうだが…両選手からアドバイス等は?】
「実のところ、良く知らないんですよね…2人ともアンドーラに住んでるし、僕はムルシアだから。去年辺りから、やっと話しとかするようになったぐらいで…。
しかも、3人ともマシンもチームも違うんで、問題点も違うだろうし…簡単にアドバイスを求められるものじゃないでしょ。
他の選手の経験は、僕にはしっくりこないだろうし…。」
【今シーズンはライダー陣の契約交渉が加熱しそうだが…】
「モト2時代から言ってることですが、そう言うのはマネージャーに任せてるんで。
KTMは居心地が良いし、将来については遅かれ早かれ分かることでしょう。」
【マルク・マルケスがホンダ機からドゥカティ機に乗り換えたが…】
「マルク・マルケスがどんな選手かは有名なことで…好結果を出したとしても、別に驚くようなことじゃないでしょ。
ヴァレンシアテストでだって、強い走りをしてましたからね。あんな操縦してるのは久しぶりじゃないですか。」
(参照サイト:『Moto.it』)
(Photo:Moto.it)
来年、アコスタがどこまで出来るか……って話は、note『ヴァレンシアGPまとめ』でどうぞ!
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