『スッポ:アコスタはマルケスよりロッシに似ている』
★4月6日、リヴィオ・スッポ氏(モトGPチームマネージャーを経て、現在はモト2チームのコンサルタント)が、伊サイト『In Sella』のインタビューで次のように話した。
【今シーズン2GPが終了したが、新人ペドロ・アコスタには驚いた?】
「それほどでも…まぁ、期待以上ではあるが、破格ライダーであることに疑いはなかったんでね。
本当に優秀な選手って言うのは、すぐに速い走りをするもので…そう言うものでしょ。
例えば、マックス・ビアッジなんかはデビュー戦で優勝しているし、マルク・マルケスは2戦目のオースティンで優勝していたし。
以前、ケーシー・ストーナーから言われたことがあるんですよ…『速さはすぐに身につくもので…1年目に学ばなければならないのは、マネージメントの方だ』とね。
特にアコスタは有利だと思いますよ…破格ライダーの中でも、エアロダイナミクス搭載のモトGP機で走りを学ぶ第1号選手なんだから。
これまでの選手がしなかったようなことをするでしょう。興味深いですよね。」
【ジャック・ミラーとKTMファクトリーの契約は、今年末に終了するが…】
「ジャックはオーストラリア人で、妻子と共にレースから離れた生活を築いてますからね。
アコスタ登場はともかく…ジャックは去年、まともなレースもあれば、後退レースもあるって様子だったじゃないですか。
その辺がちょっと限界点になってしまってるんですよ…努力する必要があるでしょうね。」
【アコスタ選手とマルケス選手を比較すると…?】
「才能と言う意味では、かなり似てますよね…2人とも破格ライダーの部類でしょ。
まぁ、アコスタの方がコミュニケーション能力と言う点では、マルケスより上でしょうね。
マルケスは感じの良い選手ではあるが、常に、ちょっとあざとい雰囲気を漂わせてますからね。
アコスタには、こっちがドギマギするような天真爛漫さがあって…若い頃のヴァレンティーノ・ロッシを彷彿させるんですよ。ジョークを言ったり、何かひらめいたり。
最近、ヤニック・シナーと言うイタリアのテニス選手が人気だが…アコスタも似たような感じで、世間を夢中にさせるような軽口を叩くんですよね。
現在、シナーは人気上昇中で…勝ちまくってるだけじゃなく、インタビューの度に世間に愛されるような気の利いたコメントをするからなんですよ。
そして、驕った態度は取らず、地に足はついている…世間は、そう言うのを好みますからね。」
★スッポ氏のモトGPキャリアは以下のとおり。
1999年よりドゥカティのマーケティング・ディレクターを務め、ケーシー・ストーナーのタイトル獲得を支える。
2010年にホンダHRCに移籍し、マーケティング&コミュニケーションマネージャーに就き、2013年から2017年末に辞めるまではチームマネージャーも兼任。この間、ストーナー元選手やマルク・マルケスのタイトル獲得を支える。
2018年以降、モトGP業界から離れ、電動マウンテンバイクの開発に携わる。
2022年2月、スズキのチームマネージャーに就任するものの、同年5月にスズキがシーズン末の撤退を表明。
2024年より、モト2チーム『Italtrans』のレーシングコンサルタントを務めている。
(参照サイト:『In Sella』)
(Photo:Instagram)
この人、
ホンダ離れてから表情豊かになったような気が。
ペルナットの楽しませるコメントも楽しみの一つだけれど、
実績積み重ねつつ転身出来てる人のコメントは
とても興味深いよね。
確かにマルケスはあざとい感満点だわ
確かに
よく人をみてるね
うーん、自分的にはアコスタのライディングセンスやキャラ的な情緒からふっと
思い起こしたのはストーナーの再来かなあと。あのギリッギリなライディングの割に
余裕感すら漂うフォームにストーナー感を覚えた。