『バニャイア:リアタイヤが機能せず、またチャンスを逃してしまった…』
★9月22日(日)、エミリア・ロマーニャGPのモトGPクラスでフランチェスコ・バニャイア(ドゥカティファクトリー)が、決勝で転倒リタイアした。現在、総合2位(-24ポイント)。
★PPスタートから第1コーナーまでは首位だったが、早々にリズムが落ち始め、上位2名に2秒以上引き離されてしまった。
第15ラップ辺りから予選レベルのタイム(30秒台)を3回出して追い上げたが、第20ラップで3位走行中に、『Quercia』コーナーで転倒。
★バニャイア選手のコメント。
【今回の決勝については?】
「今日は何もかもが奇妙で…午前セッションから変だったんです。
(転倒した時は)ほとんどマシンを倒してなかったんです…23度ぐらいで。だから、ドライコンディションなら通常は転倒するはずないんですよ。
フーステストラップ記録の時より18m手前でブレーキをかけ…まるで陥没にでもはまったような感じで、転倒したんです。でも、あそこには陥没なんてないんですよ。
とにかく、スタートから全てが変でした。」
【なぜ?】
「ウォームアップラップの最終コーナーでリアが流れ…あと、第1ラップの第13コーナーでもそうでした。フロントは第14ラップで流れてました。
僕はプッシュして、1分31秒8で走り…ある瞬間、急に0.6〜0.7秒ぐらいタイムが落ちてしまったんです…特にイレギュラーなことはしてないのに。
分かりません…ただ、リアタイヤの感触が去年のバルセロナ戦の時と似た感じで…あの時は第2コーナーで転倒してしまったんですよね。
さいわい、今回のトラックの方がグリップは高かったんですが…でも、リアタイヤがきちんと機能しなかったんです。
15周走って、やっと機能するようなリアタイヤの文句を言ってる選手なんて…これまで聞いたことないですよ。
気温が低い時でも1〜2周走れば、機能するのに…こんなこと聞いたことないです。」
【ミシュラン側に話してみた?】
「彼らにとっても前例がないと思いますけどね…いったい何が起きたのか、誰にも分からないんですから。
タイヤ圧や温度は通常通りだったのにタイヤが機能しないなんて…どう考えれば良いのか。」
【今週末、バスティアニーニ選手もタイヤ左側に同じ問題が起きていたと言っていたが…】
「僕は両側ともです。なんて言って良いのか…何が起きたのか分からないんですから。
実は、マルケスも金曜日に、リアのミディアムタイヤが上手く使えないって不満を言ってたんですよ。
変でしょ…熱入れするのに15周もかかって、その後はベストな状態になり、超速走行ができるなんて。僕は今回の自分のペースで走ってました。
スタート直後は首位だったから、あのまま逃げ切れると思ってアクセルを開いたのに…。」
【転倒してなければ、今日は優勝できたと思う?】
「その後の展開からすると…多分、できたと思います。既に1.5秒縮めてたし、終盤に前の2人がリズムを上げてたんですが、僕も可能だったはずなんで。
まぁ、追いつけるかどうかと抜けるかどうかは、別の話でしょうけどね。完走できてたら、もうそれで大満足だっただろうに…。」
【リアタイヤのせいで転倒してしまったと思う?】
「自分のペースをカバーしようと思い、ブレーキングでかなりプッシュして…フロントタイヤをちょっと消耗させてしまってはいたけど、でも、あのブレーキングの時、振動が感じられたんです。
TVを観ていても分かったはずですよ。とにかく、色々と分析してみないと…。」
【タイヤ問題が、また多くなってきたように思う?】
「残念です…でも、何が起きたのかについて、ミシュラン側が良く分かっていないことは確かなんで…彼らが意図的にやったわけではないんで。
もちろん、問題ですけどね…(ミシュランは)常に全選手に同じ可能性を提供しようとしてくれてるのに、時々、なんらかの理由で、そうはなっていないんですから。
今週末はずっと完璧にこなし、優勝できるペースで決勝に臨んだのに…タイヤのせいで失速してしまったんですから。
この段階でタイトル争いの均衡が崩れてしまうなんて、問題ですよね…ここ3GPにおいて、僕は自分達ではどうにもできないような問題を3回も抱えてしまっているんだから。
ミザノの2戦で、結局、僕は5ポイントロスしただけとは言え…総合首位で進めていけると言うチャンスだって、僕にはあったんですから。」
【現在の心境は…】
「ムカついてます…ミシュランにはどうすることもできないだろうし、ミシュランに腹を立てるわけにはいかないけど、自分がプッシュできないからライバル陣に置いてかれてしまうなんてムカつきますよ。
今週末はずっと僕が最速だったのに…またチャンスを逃してしまいました。」
【残り6GPで24ポイントを埋めていくことになるが…】
「6GPもあるんですか?5GPだと思ってたんで、良かったです(笑)。
本当なら、ここからは総合首位で進めていけたのに…こんなに引き離されてしまって。とにかく、ここから全勝を目指して、できることをやっていきますよ。」
(参照サイト:『Gpone』)
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やっぱりタイヤガチャだったのか。これはやめて欲しい。BSがいかに優秀だったってことなのかな。
去年マルティンがカタールでハズレタイヤに当たったように、今回はペッコですか。
ライダー本人のミスではない要因でタイトル争いが左右されるのは確かに面白くないですよね。
ミシュランも100%同じ品質を製造するのも無理ですから、こればかりは運としか言えないかも。
季節の移り変わりでコンパウンドを変えてくるのと違い、前回から同じ地で二週間経っただけなのにねえ。タイヤメーカーだけ追求されるのもアンフェアなのでオーリンズとマレッリともに共有すべき課題だと思うよ やってるのかな?
そうだったとしてらあの追い上げは無理がある。
機能が戻ったとしても調子の悪かったタイヤで出すタイムじゃない。
起こるべくして起こった転倒。
原因がなんであれリタイア率が高いよね。
スリッパークラッチの悪さなんですかね あのような転倒は。
ワンメイクの意味無くね?
木曜日にくじ引きで決めますからね
ハズレタイヤを引いたということです
ミシュランのエンジニアが今のタイヤは前後とも内圧や温度が適切ならスリップ率12~15%の時が最もグリップが高いといってたけど、それってペースを落とすとグリップが落ちるってことだよね。
特にフロントにスリップ率12%の荷重って相当ハードなブレーキングだと思うんだけど・・・
ハズレタイヤってぜんぜん走れないレベルの事をいうのでは?少なくともマルティンやバスティアニーニに近いから同じレベルでは走れてたわけだしハズレって感じではないように思います。微妙だけどセッティングの誤りがあったんでしょうね。今ってトップたちのタイム差も少ないしラップタイムもとんでもなく上がってますから、ほんのちょっとが命取りになりますよね
にしても、ラップ毎に前か後ろのタイヤの不具合を記憶する能力?あと身体全体がセンシング能力あるのって素晴らしいな。〇ラップの〇コーナーでフロントが!とか、この記憶があればデータと照らし合わせて何が起きてるか解るんだろうけど、ミシュランマジックはエンジニアも解らんてか!?
またいつもの自分は悪くないアピールかよ
聞き飽きたわw
あの転倒する瞬間の動画を観ました。どう観ても、ライティングミスには観えません。残りのシーズン、鋼のメンタルでベストを尽くして欲しい。
ミシュランの安定しないタイヤ品質のせいでレース中の内圧監視規定なんで馬鹿げたルールが出来た位だしな
バニャイアはスタート時からタイヤに熱が入る前に猛プッシュしましたよね
一方でミシュランが言うにはタイヤには丁寧に熱を入れるのが大事で
バスティアニーニが一番それをできていると
んで結果今回優勝したのはそのタイヤに優しい走りをするバスティアニーニなわけで…
わたしはタイヤガチャではなくタイヤの熱入れのマネジメントが不足していたんじゃないかと思います
バニャイアは転倒する時必ず焦っています
レースで30秒台入れてきたときは明らかにオーバーペースで
2週連続でそれを達成したかと思ったら次の周にはガクンと下がり
いつもの職人芸のようなラップタイムの刻み方ではありませんでした
前戦の雪辱を狙うために29秒入れると意気込んで予選でも結局達成できませんでした
単に地元戦に意気込みすぎたのではないかと思います
今のミシュランってラップタイムやグリップ能力にだけ偏重してて、ちょっとした温度差や内圧の変化にシビア過ぎるような気がする。いわゆるゾーンが狭いっていうのかな。
もっと最大グリップを落としてでも、ゾーンの広いタイヤにしたほうが安全だし、どんな状況でも対応し易いし、しいては市販タイヤにもフィードバックできると思うのは素人的な考えかな。