MotoGP

2024エミリア・ロマーニャGP【モトGP:決勝リザルト&トピックス】

『2024 エミリア・ロマーニャGP モトGP 決勝リザルト&トピックス』

★9月22日(日)、エミリア・ロマーニャGP モトGPクラスの決勝が行われた。

★総合順位は以下のとおり。

首位マルティン(341ポイント)、2位バニャイア(-24ポイント)、3位バスティアニーニ(-59ポイント)、4位マルク・マルケス(-60ポイント)、5位ビンダー(-176ポイント)、6位アコスタ(-184ポイント)

※トップ10はドゥカティ6名、アプリリア3名、ヤマハ1名。

★ドゥカティ

首位エネア・バスティアニーニ(ドゥカティファクトリー)。昨日、「優勝するには全てを完璧にこなさないと…」と言っていた。
チームメイトのフランチェスコ・バニャイアはリタイア(2連覇チャンピオン、VR46ライダーズアカデミー)。スタートが悪く、レース前半は苦戦し、上位2名に2秒以上引き離された。その後、予選レベルのタイム(30秒台)を3回出し手追い上げたが、第20ラップで3位走行中に、『Quercia』コーナーで転倒。総合首位マルティン選手と24ポイント差になってしまった。

2位ホルヘ・マルティン(ドゥカティプラマック)。最終ラップで膨らんでバスティアニーニ選手に抜かれた際は抗議の挙手をし、ゴール時には『くたばれ、くそくらえ』ジェスチャーもしていた。しかし、クールダウンラップ中にバスティアニーニ選手と和解していた。なお、バスティアニーニ選手のオーバーテイクに処罰は科せられていない。
チームメイトのフランコ・モルビデッリは5位(昨年はヤマハファクトリー、VR46ライダーズアカデミー)。

3位マルク・マルケス(ドゥカティグレジーニ、昨年はホンダファクトリー)。昨日、「目標は4位ゴールです」と言っていた。
チームメイトのアレックス・マルケスは9位。

4位マルコ・ベッツェッキ(ドゥカティVR46、VR46ライダーズアカデミー)。
チームメイトのファビオ・ディ・ジャンナントニオは14位(昨年はドゥカティグレジーニ)。

※今回、ドゥカティはGP100勝目を記録した。また、コンストラクター部門のタイトル獲得も確定。

★アプリリア

6位マーヴェリック・ヴィニャーレス(アプリリアファクトリー)。
チームメイトのアレイシ・エスパルガロは8位。

10位ミゲル・オリヴェイラ(アプリリアTrackhouse)。
チームメイトのラウル・フェルナンデスは13位。

★ヤマハ

7位ファビオ・クアルタラロー(ヤマハファクトリー)。終盤は5位を固持していたが、最終ラップで抜かれてしまった。同トラックで走り込んでいたことで有利になったとは言え、最終ラップまでモルビデッリ選手(ドゥカティ最新機)を抑えていたのは大きな成果である。これが復活の兆しかどうかは、今後のレースで分かるだろう。
チームメイトのアレックス・リンスは棄権(昨年はホンダLCR)。現地入りした時から高熱で金曜午後セッションを棄権し、土曜午前セッションは出走したが、最終的に今回は完全棄権となった。

★ホンダ

11位ジョアン・ミール(ホンダファクトリー)。今シーズンのベストリザルト。
チームメイトのルーカ・マリーニは12位(ホンダファクトリー、昨年はドゥカティVR46、ロッシ異父弟)。今シーズンのベストリザルト。ただ、掌握しているトラックなのに、チームメイトに負けてしまった。

15位ヨハン・ザルコ(ホンダLCR、昨年はドゥカティプラマック)。
チームメイトのタカアキ・ナカガミは17位。

★KTM

16位ジャック・ミラー(KTMファクトリー)。
チームメイトのブラッド・ビンダーは19位。最下位。第2ラップで4位走行中に転倒。

18位アウグスト・フェルナンデス(GASGASテック3)。
チームメイトのペドロ・アコスタはリタイア(2023年モト2チャンピオン)。第10ラップで4位走行中に転倒。

『2024 エミリア・ロマーニャGP モトGP 決勝リザルト』



『2024 エミリア・ロマーニャGP モトGP 総合順位』




(Photo:Motogp.com

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POSTED COMMENT

  1. マルケスファン より:

    バスティアの最後の追い抜きは、その前からビタビタだったけどあれはちょっと?マルティンの大人の対応と、バニャイアいなくなってもトップ譲る気なしの気迫は応援したくなった。
    マルケスがこれやったら荒れるんでしょうが、やるときはやっていいということだな。w
    バニャイアは悔しがってる風でもなかったので、何か原因があったんだろうけどもこのパターンも多いね。

  2. うに より:

    バニャイアはまたやっちゃいましたね。
    上位2人が思いのほか上手く逃げてたので焦ったのか。
    さすがにペースを上げすぎた。

    ラストラップは審議なし?
    接触後にコース外してたから、マルティンは仕方ないとして、
    ベスティアは3秒加算とかじゃないのかな?

    なんにしてもマルティンが転ばなくて良かったですね。
    逃げを打ったけど、丁寧にコンパクトに走っていた。

    クアルタラロは5位だと思っていたら最後に抜かれたのか。
    今後どうなるか、期待しましょう。

  3. VH46 より:

    ファビオはガス欠らしいね

  4. マックス より:

    マルティン、イン開けすぎ。

  5. 日野飛揚 より:

    マルティンもペッコとのポイント差を広げられたからエネアへの怒りも収まったのかな。

  6. バリー#7 より:

    ペッコ、やっちゃったな。得意の決勝レースでこれは痛い、後半戦のホルへはリタイア無いんじゃない?とは言え、ホルへがフィニッシュするまでヒヤヒヤして見てたけど笑

    ファビオはエイジアラウンドでどうなるか、楽しみ

  7. きゃめる より:

    ドカまあまあまあ、ヤマハまずまず、アプリリアうんうん、ホンダはいはいはい、KТMおいおいおい…
    2週間空けて同じとこ走って前進できたチームは無かったかな。

  8. kai より:

    バスティアニーニのパッシングを見て、2005年ヘレスでのロッシがセテをパッシングしたのを思い出したのは自分だけ?
    あれがペナルティ無しなら、昨年の佐々木歩夢がやられたように無理インに突っ込んで相手を押し出す選手が出てくるかも。
    バスティアニーニも故意ではないんでしょうが。

  9. maxtu より:

    まぁ、難しいジャッジだとは思うけどねぇ
    チェッカー後にバスティアにペナルティ降格ジャッジが出ててもそれはそれで厳しいって意見は出たと思う

    マルティンが転倒してればペナルティは出ただろうけど、優勝をかけたファイナルラップでガードする相手にペナルティを怖がって何も仕掛けなくなればレースのバトルは半減するしね
    直後にマルティンが怒りのジェスチャーをやったけど、その後VTRをみてバスティアに謝罪したのが全てかと

    ペッコはやってしまったというよりノブアツが指摘したようにトラブルからの転倒みたいね
    改めてノブアツの分析力の高さは凄いなと
    今回G+の青木三兄弟解説は楽しく見させてもらいました
    日本の放送局にしかできない企画だからどんどんやって欲しいね

  10. Y より:

    最終周の強引な追い越しはOKみたいな風潮好きじゃない。後半セクターは前に出るチャンスなさそうだったからあそこでしか仕掛けれなかったのは理解するがフェアじゃなかったんだからジェスチャーでアフターユーするくらいの精神があったほうがいい。ワークススタッフも最初喜んでなかったからペナルティ覚悟してたんだろうね。チャンピオン争いしているマルティンが大人すぎた。ペッコがリタイアしてなければもっと怒ってただろうシチュエーション

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