
『フォルカーダ:ドゥカティよ、全選手ともエンジン6基目で…故障の可能性もある』
★日本GP開催直前、ホルヘ・ロレンソ(37才、2010/2012/2015年元GP総合優勝)のポッドキャスト『Duralavida』が公開された。
★同ポッドキャストで、ラモン・フォルカーダ(モトGP業界の名チーフメカニック。ヤマハ時代のロレンソ元選手を支えた。)が次のように話した。
【前回のインドネシアGP決勝で、マルク・マルケスのエンジンが故障していたが…】
「エンジンは、全選手とも既に6基目で…まぁ、珍しい話でもないが、故障の可能性があるわけでね。
インドネシアのマルケスの件は、純粋に運が悪かっただけで…彼もまた6基目エンジンを使ってるでしょ。
ただ、そのエンジンと比べ、ペッコ(バニャイア)やマルティンのエンジンだって大きな違いはないはずですよ…100km以上の違いなんかないでしょ。
つまり、誰に起きても不思議はないって話で…ほら、昔、ムジェッロGPの最中に、ヴァレンティーノ・ロッシとホルヘ・ロレンソのヤマハエンジンが両方とも故障したことがあったじゃないですか。」
【タイトル争いをしている2人も、マルケス同様にドゥカティ機に乗っているわけだし…】
「マルケスは2023年機だけどね。とは言え、使用していたエンジンは全て新品で…最新機の選手らも同様に、新品エンジンを使っているわけだが…。」
【よりリスクが大きいのは、追い上げていかなければならないバニャイア選手の方では…?】
「まぁ、(毎GPで)3ポイントづつ追い上げていく程度じゃ、マルティンには追いつけないわけだから。
つまり、一か八かの勝負に出たり、研究したりしてる時間はあまりないってことでしょう…あの2人は最後の最後まで、決死の覚悟で戦わなければならないんだから。
(1GPでダブル優勝したら)37ポイント稼げるんだから、2人ともミスってなんていられない…しかも、マルケスやバスティアニーニだって、常に表彰台争いに加わってくるんだから。
こうなると、ミスが致命傷になってしまうかもねぇ…バニャイアがミスった場合は特にね。」
【バニャイア選手は序盤ラップでのミシュランタイヤの扱いに苦労しているようで、シーズン初めのような好スタートがまた出来るようになると良いが…】
「酷暑サーキットの場合、タイヤは固めになってしまうわけで…つまり、ソフトタイヤとはグリップが変わってしまうんですよ。コンパウンドが違うんだから。
現在のモトGPではスタートの良し悪しが重要であり、好スタートならば、我々の現役時代より約15〜20%以上も影響を及ぼすことができるんだから(※ロレンソ元選手の現役時代と言う意味)。
スタート後、第1コーナーに首位で入って行けたなら、レースを通して違うマネージメントを取ることができるんだからね。」
(参照サイト:『Mowmag.com』)
(Photo:Instagram)
ミシュランってハードとソフトでコンパウンド違うの?
以前、コンパウンド(ゴム)は同じで構造的な違いでハードはしなりにくくて、ソフトはタイヤがしなりやすいって聞いたんだけどな。
ラバーが違ったり、ラバー同じで構造が違ったり、コースによってミシュランが用意してくるみたいですね。
あと4戦を現状エンジン+1基で乗り切らないと、エンジン交換ペナルティ=ピットスタートとなり、チャンピオンシップ争ってたら大番狂わせもありうるということですね。
マルケスは記事からはわからないけど、5基目を燃やしたのならラッキー。
こういうトラブルでタイトル争いが決まらなければいいですけどね。
ガチンコ勝負で後腐れ無い決着を望みます。
ちなみに私はマルティンに獲って欲しいです。
マシントラブル含めてのモータースポーツだと思いますけどね