『アレックス・マルケス:キャプテンと呼ばれるのは好きじゃないが…』
★1月18日、グレジーニレーシングの2025年プレゼンテーションがイタリアのイモラ・サーキットで行われ、アレックス・マルケスやフェルミン・アルデゲルが新カラーリングを披露した。
★グレジーニのナディア・パドヴァーニ(チームオーナー、故ファウスト・グレジーニの妻)は今シーズンのアレックス選手に、「毎回、トップ5入りすること」を望んでいる。
★同プレゼンテーションでのアレックス選手のコメント。
【『落ち着いて開幕を迎えられる』と言っていたが、兄マルク選手が抜けてプレッシャーが減ったの?】
「このチームに入って3年目だからと言うわけじゃなく、すべて把握しているお陰で丁度良いバランスが得られ、冬季間中も落ち着いて作業ができるんですよ。
まぁ、去年、なんだかんだと色々学んだんで…良い経験になったってことなんでしょうね。
特に、好結果を出したいって気持ちが高まってきて…ナディア夫人が言っていた通り、このチームで一番経験豊富なのは僕なんだから、一歩前進して好結果を出していかないと。
僕自身もそれが可能だって思えるし、チームに大切にされ、すべてのポテンシャルを引き出せるって思ってます。」
【目標を上がったわけだが…】
「まだ始まってないうちから、目標順位を決めるのは難しいんですよね…毎年、各メーカー、各選手が伸びてゆくぞって思ってるんだから。
ただ、自分達が使えるものは分かってるわけだし…ドゥカティ2024年機は速いし、強いですからね。
とにかく、開幕戦から全力で頑張っていかないと…ナディア夫人が『毎回、トップ5入り』って目標を掲げてたけど、でも、トップ5を目指して頑張る選手なんていないでしょ。毎回、優勝を目指して頑張るものなんだから。
あと、レースウィークエンドによって、自分が速い時もあれば、他の選手が速い時もありますからね。」
【今年は『キャプテン』として始めるわけだが…】
「『キャプテン』って言葉は好きじゃないけど…でも、まぁ、そのチームのNo.1選手ってことなんでしょうね。
フェルミンの加入が決まった時、僕はずっと、『自分より下の世代の作業の仕方とか、速く走るためにやってることを見てみたい』って言ってたんですよ。
けっこう興味があって…常に他の選手から学んでいけるものだから。兄マルクからは多くを学べたんで、フェルミンからもそうするつもりです。
でも、彼はルーキーだから、もちろん、『No.1選手』の責任は負うつもりです…好結果を出す責任をね。とにかく、プライベートチームって言うのは、好結果を出さなければいけないものだから。」
【今年の貴方のライバルは、ファビオ・ディ・ジャンナントニオとフランコ・モルビデッリあたり…?】
「僕本人の意見と言うよりは、モトGPファンの意見ってことで聞いて欲しいんですが…今年はなにかと大きく変わるわけで、けっこう注目のシーズンじゃないですか。
(アプリリア機の)マルティンとか、KTMはどうなるのかとか、(KTM機の)バスティアニーニとか…乗り換え選手がどんな走りをするのか、興味深いでしょうね。」
【バルセロナテストで試したドゥカティ2024年機は、どうだった?】
「たった1日ですからねぇ…なんとも言えないです。ほら、今までとは違うマシンに乗り換えると、初日は好リズムでタイムアタックなんかも順調だったりするでしょ(※バルセロナテストで首位だった)。
でも、舞い上がってはいられないから…プレシーズンをしっかりこなして、ミスなく、何が可能かを把握し、このマシンで自分のどの部分を伸ばしていけるかを探っていかないと。
(2024年機は)多くの点が違っていて、良くはなっているけど…でも、どのぐらい良くなってるかは分かりませんからね。」
(参照サイト:『Moto.it』)
(参照サイト:『Gpone』)
(Photo:Instagram)