『ミール:僕がタイトルを取った時は、去年のペッコやマルティンみたいに恵まれてなかった』
★ジョアン・ミール(27才)は2019年にスズキファクトリーからモトGP昇格し、2020年にタイトルを獲得した。
2022年末にスズキが撤退したため、2023年よりホンダファクトリーから参戦している。
★ミール選手がタイトルを獲得した2020年はコロナ禍により、14GPしか開催されなかった。同年、ミール選手は表彰台を7回獲得した(優勝1回、2位3回、3位3回)。
同年のレース優勝者は9名で、ミール選手はその1人である。1勝だけでタイトルを獲得したが、例えば、ダニ・ペドロサは13年間のモトGP参戦で計31勝したがタイトルは一度も獲得できなかった。
★なお、ミール選手は2021年は総合3位を獲得したが、2022年以降は明らかに後退している。
★先日、ミール選手が英サイト『Crash.net』のインタビューで次のように話した。
【タイトルを獲得した2020年シーズンについては?】
「あの年の前半は、序盤で2回転倒してしまったんですよ…でも、オーストリアで表彰台に上がった時、『また上がれる!』って感じがしました。」
【実際、それ以降、ほぼ立て続けに6回表彰台に上がり…】
「あの年、ベストマシンってわけじゃなかったんですけどね…スピードが強みってわけじゃなかったから。
でも、最後の最後までミスなしで進めたらタイトル争いができるってことは、ライダーとして分かってました。」
【あの年はレース優勝者が9名いたが…】
「多かったですよね…各マシンが今より互角だったんですよ。いつもとは全然違うシーズンでした。
タイトル争いをしようと思ったら、ミスはできないわけだけど…僕は本当に少なかったんですよ。だから、チャンピオンになれたんですよね。」
【昨年などは、ドゥカティ機が圧勝していたが…】
「(2020年の)僕らは、去年のペッコ(バニャイア)やマルティンみたいに恵まれてはいなかったですね…あの2人は、他の選手よりも優れたマシンに乗ってたじゃないですか。
今日は駄目だ…って時だって、4位ぐらいでゴールしてたんだから。状況が全然違いますよね。」
(参照サイト:『Moto.it』)
(参照サイト:『Corse di moto』)
(Photo:Instagram)
客観的な状況説明のような、良いマシンくれたらもっとやれるぜ的なアピールのような。
ベストマシンではなかったってのは正確なのかな?
スピードが1番じゃなかったのはそうだとして、コーナリング性能やタイヤの持ちなんかは優れていたように思うんだが。
まあ、ホンダはもっと良いマシンを与えてやってくれ。
歯がゆい年月を過ごしている中で、忍耐強く頑張っていると思っています。
確かに’20は現在より各メーカーが拮抗していた面白味は観る側にも有りました。SUZUKIはトータルバランスで勝負していた印象です。
勝負出来るマシンに進捗する事を期待したい。
その時こそ、今迄の鬱憤を晴らす走りに期待しています。