MotoGP

ミル『まだホンダ機はエンジン改善ができるようなパッケージじゃない』

『ミール:まだホンダ機はエンジン改善ができるようなパッケージじゃない』

★6月6〜8日、アラゴンGPが行われ、モトGPクラスのジョアン・ミール(ホンダファクトリー)が予選11位、スプリントはリタイア、決勝7位だった。現在、総合18位(−206ポイント)。

★6月9日(月)、アラゴン公式テストではセッション総合10位だった。

★9日のテスト終了後、ミール選手が次のように話した。

【今回のテストについては?】
「スイングアームが良い感触でした。大改革ってほどではなく、改良版って感じだけど…戦闘力アップの助けになるかもしれません。
現在、グリップ面と加速で苦戦してるんで、この新スイングアームのおかげで一歩前進できるかもね。こう言うのの評価については、やっぱり、ザルコが経験豊かなんで…とは言え、喜びすぎないようにしないとね。(レース後の)月曜テストって、いつもコンディションは最高なんだから。それ以外の物についても、特にネガティブな感じはなかったですよ。」

【他には何を試したの?】
「電制システム関連でいくつか…エンジン関連はゼロでした。
今も言った通り、満足はしてますよ…トップスピードや加速は改善できたんだから…昨日、それが最優先事項だって話してたんですからね。」

【トップスピードに関しては、現在、ホンダ機がワースト1位だが…】
「引き離されてますよねぇ…午前セッションではミディアムをフル活用して、1分46秒台を何回か出したんですが…でも、他メーカー機と比べると、けっこう失速してしまって。
僕としては、なんとなく、この先も直線コースで苦戦するんだろうなぁ〜って言う予感がしてます。
昨日も言ったけど、この辺のコントロールって難しんですよ…こっちはオーバーテイクが上手くできないのに、誰かに喰い付かれたら、アッと言う間に抜かれてしまうんだから。例えば、KTM選手とかね…うちと比べ、超速ですから。」

【エンジンに限界があると訴えると、エンジニア陣はなんと言ってくるの?】
「『そうだね』と…皆、何が足りないかは分かってますから。実のところ、うちはまだエンジンを改善できるようなパッケージじゃないんですよ。
他のエリアは改善していけるけど、今日のテストでもエンジンはねぇ…もう2年も前から取り組んでる問題の1つなんですから。」

(参照サイト:『Gpone』)
(Photo:Instagram

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POSTED COMMENT

  1. NSR50 より:

    う~ん、ホンダがストレートスピードがワーストなんて、かつてからしたら考えられないなぁ。
    2013年ごろだったと思うけど、マルクが連続チャンピオンを取っていたけど、カタールかどこかで直線でドカに負けてたのを見た関係者はホンダがストレートで負けるわけにはいかないと言って、その次の年にはドカより速いエンジン作ってきたなんてことがあったのに・・・

  2. やっぱ日本車 より:

    ホンダがエンジン捨ててEVシフトなんて旗をふるから、エンジンの開発部門も萎縮してるのかもねぇ

    エンジンのホンダ…そんな時代もあったよね〜って事にならぬようHRCも頑張って下さい!!

  3. 本マグロ より:

    エンジンのパワーはいくらでもって言ったら語弊があるけど出せるんでしょ?ただそのパワーをタイヤに伝達させるのが上手くいかないんじゃないの?違うの?昨年HONDAライダー達がリアがスピンしまくりでって言ってたからトラクションの問題ていうかECUの問題なんすか?詳しい人教えて下さいm(__)m

  4. りこまりるん より:

    エンジンパワーがありすぎて車体とのバランスが良くないとは言われてたと思います。だからパワーを落としてるんじゃないでしょうか。ミルの言うまだエンジンを改善できるパッケージでは無いって言うのがそういう事でしょう。自分的にはECUと車体がまだ決まってない感じがします。

  5. Fireblade より:

    クランク、フライホイールの質量が軽過ぎてスロットル操作に対する応答がシビアなんだろう。以前も同じ失敗したよね、エンジン屋が開発の主導権握るとこうなりがち

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