MotoGP

ウッチョ『ドゥカティ2024/2025機の違いは?』

『ウッチョ:ドゥカティ2024/2025機の違いは?』

★ウッチョことアレッシオ・サルッチは『ロッシ心の友』として、長年、サーキットの内外でヴァレンティーノ・ロッシを支えてきた。
現在はVR46チームのチームプリンシパルとして、チーム運営を担っている。

★6月16日、ウッチョ氏が自身のオフィスにて、伊サイト『Mowmag.com』のインタビューに答えた。

[ 前編はこちら ]

【よくVR46チームの選手は、『ここでは選手が物事の中心なんです』と言うが…】
「僕らは常に、選手のために存在してるって感じでね…うちは商業的なチームじゃないから。うちは勝利を目指し、選手のために110%の力を出すチームなんでね。
あと、けっこう意欲的なプロジェクトなんですよ。しつこいようだが、VR46アカデミーは若年選手を入れて育ててるんで…大仕事ですよ。最初からトップライダーを取るわけじゃないんだから。
まぁ、仕事の種類が違うわけで…僕としては、こっちの方がエキサイティングですけどね…育ってゆくのを見てられるんだから。12〜13才から始めさせてね…けっこうな作業ですよ。保証されてるわけじゃないし。
でも、味わい深いもんで…難しいけど、味わいはありますね。大変なことになってしまうこともあるし、いつも好リザルトが出るわけでもないしね。
すいすい進むわけではないが、それでも良いんですよ。」

【今年はドゥカティのセミファクトリーチームとなったが、去年と何が違うの?】
「コミュニケーションから技術関連まで、ドゥカティと全てを共有してます。うちのピットボックスにはドゥカティのエンジニア陣が集結し、データも早く入手できるし、新パーツも常に大量に提供されてます。
つまり、新パーツの数が増えてるんですよ…同じ物でも2〜3個提供されますからね。僕の場合、これまで(のプライベーター)よりは現在(のファクトリー待遇)の方が馴染みがあるんで…ヴァレのおかげで、常にファクトリーチームで働いてましたからね。」

【現在、ドゥカティ2024/2025年機を両方使っているチームはVR46だけだが…どう違うの?】
「どっちも物凄いマシンですよ…特性が微妙に違うだけでね。2025年機にも良い点/悪い点があるし…2024年機は、それとはまた逆に同じことが言えるし。
やはり、2024年機はすっかり仕上がってるって感じだし、2025年機はまだ重要な箇所を開発していける余地があるんですよ。
あいにく、今はテストを何回もやってられないでしょ…色々と重なると、なかなか100%の状態にはできないもんでね。とは言え、2025年機も物凄い代物ですよ。
マルク・マルケスなんか、全然スローダウンしてないじゃないですか(笑)。」

[ 後編に続く ]

(参照サイト:『Mowmag.com』)
(Photo:Instagram

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