Screenshot『モトGP:補欠選手システム導入が難しい理由』
★現レギュレーションで『欠場した正規選手の代役を立てなくても良い期間』は、不参加を表明してから10日間のみである。
つまり、レースウィーク中に負傷して走行できなくなった際、次のGPが1週間後の場合は代役を立てなくても良いが、2週間以上あとの場合は代役を立てなければならない。
★例えば、現時点のドゥカティ陣営はイタリアGPに向け、アレックス・マルケス代役は確実に立てなければならない。
マルク・マルケスに関しては、バルセロナGP欠場の際は代役を立てる必要がなかったが、イタリアGPも欠場となった場合は立てなければならず…1GPで2名の代役選手を探すのは容易なことではないだろう。
★正規選手の代役はテストライダーが担うことが多いが、フランスGPではKTM陣営がマーヴェリック・ヴィニャーレスの代役探しに苦労していた。
KTMテストライダー陣はポル・エスパルガロが手首負傷、ダニ・ペドロサは辞退したため、結局、ジョナス・フォルガーを起用するしかなかったのだ。
フォルガーテストライダーが最後にGP参戦したのは2023年6月であり、たまにモトGP機のテスト走行をしていた程度だったため、実戦でのタイム差は大きかったがマシン損壊などはなく無事切り抜けはした。
★モトGP運営会社『ドルナ』を買収した『Liberty Media』が今年4月ごろから、モトGPにもF1にならって各チームに正式なリザーブライダー(補欠選手)を導入することを検討している。
★しかし、F1とは異なり、以下の理由からモトGPでのリザーブライダー(補欠選手)導入は難しいのだ。
・モトGP用の『サーキット走行を正確に再現できるシミュレーター』がない。
補欠選手がモトGP走行用の技能を維持するには、実際にモトGP機でサーキットを走るしかない。テストライダーならば可能だが、プライベートチームの補欠選手にはチャンスがないだろう。
しかも、テストライダーでさえ、昨今はコンセッション(優遇措置)によりテスト日数やワイルドカード参戦の回数に制限が出ることがある。また、ワイルドカード参戦も2027年からは廃止されるのだ。
そのうえ、テストライダーが負傷してしまうケースもある。実際、テスト中にポル・エスパルガロは手首を負傷し、アレイシ・エスパルガロも椎骨を骨折している。つまり、テストライダーを増員しても、必要な時に代役参戦ができるとは限らないのだ。
・予算問題
補欠選手に報酬を支払う必要があるが、それなりに速い若手ライダーの場合は少額とはいかない。ファクトリーチームにとっても負担となり、プライベーターにとっては尚更だろう。
しかも、1シーズンを通じて、補欠選手を起用する必要がなかったと言うケースも有り得るのだ。
(参照サイト:『Gpone』)
(Photo:Instagram)





F1並みの市場規模があって潤沢な配当金が各チームに入るならともかく、今のモトGPでは難しいでしょう
どうしても導入したいならサテライトチームのリザーブライダーコストは運営が負担してはどうですかね
根本的には開催数増加とスプリント導入が負傷者増加の原因なのですが、カネの亡者には何を言っても無駄でしょう