モトGP『ロレンソ:父のことが恥ずかしい』
マルコ・シモンチェッリにとって、最初から最後まで偉大なるライバルだったホルヘ・ロレンソ。
シーズン始めに、両選手の間には激論が交わされ、と言うのも、ロレンソ選手がシモンチェッリ選手のライディングを『無謀で、危険』とドルナ社CEOカルメロ・エスペレータ氏に直訴したからだ。
シモンチェッリ選手が永遠に還らぬ人となった今、ロレンソ選手は何を思っているだろうか。
あのマレーシア戦にロレンソ選手はいなかった。前戦で左手薬指に深手を負っていたのだ。
しかし、昨日の葬儀には足を運び、あれほどまでに激しく言い合ったライバルに向け、威厳を持って別れの挨拶を送っている。
葬儀が終わり、教会の来賓帳には次のように書き込んでいた。
《マルコ、君と言い合ったことを許してくれ》
ところが、その後、スペインに帰国したロレンソ選手に、愕然とするようなことが待ち受けていた。
父シコ氏が、スペインの全マスコミに向け、こう言い放っていたのだ(数年前までロレンソ選手は何年間も、性格の不一致により父親と絶縁状態にあった)。
「シモンチェッリ選手はメンタル面での調整において、レーサー向きではなかった。」
ロレンソ選手はツィッターを通じて、父の発言を否定している。
《マルコの葬儀を終え、自宅へと戻った。悲しい日だったけれど、ファンの皆さんや彼のご家族の暖かさに救われる思いだったんだ。だからこそ、僕が父の発言に賛同しているとは、誰にも思って欲しくない。今、記事を読みながらも、僕は恥ずかしい。絶対に、こんなことが問題なんかではないんだ。今回起きたことは、僕ら全員に起こりえることなんだ。》
(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:Gpone 2011年10月28日)
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以前のロレンソ父子の不和は、おもにマネージングを巡っての対立と聞いてましたが
もっと根本的な面で合わないんでしょうかねぇ…
マルコ・シモンチェッリ選手のご冥福を心よりお祈りいたします。
確かにロレンソはシッチのライディングを非難してましたが
F1でもハミルトンのドライビングが非難されたりしているし
レースをしていれば、そういう事は良くある事ですよね。
気にせず、これからも頑張れ!
でもロレンソ・パパは、さすがに空気を読めていませんね・・・