モト2『エスパルガロ・チームより異議申立て』
ポル・エスパルガロ選手が所属する『Pons 40 HP Tuenti』チームでは、バルセロナ戦モト2クラスでのマルケス/エスパルガロ両選手の事故の件でレース・ディレクションがマルク・マルケス不処分としたことに対し、FIM(国際モーターサイクリズム連盟)のCDI(国際規律法廷)に異議申立てを行なった。
同チームからの声明は以下のとおり。
「今回の決定によりポル・エスパルガロが、タイトル争いのライバルであるマルク・マルケス選手が16ポイント獲得すると言う損害を受けたことに対し、当チーム『Pons 40 HP Tuenti』では国際モーターサイクリズム連盟)のCDI(国際規律法廷)に抗議表明する立場にあります。」
また同チームでは、
「モト2クラスでのタイトル獲得を目指す選手としてのポル・エスパルガロを擁護する」必要性を強調し、
「FIMのスポーツ委員会ではレース・ディレクションによる処罰を無効とし、マルク・マルケス選手チームからの抗議を正当化しつつ同処罰を撤回させました。当方ではレース・ディレクションおよびセーフティ委員会に対する同決定は、オートバイ世界選手権の方針に、また、安全面における規定に背くものと判断しました。」と主張。
そして、コース上で起きた事故およびFIMのスポーツ委員会の決定共に、今回、損害を被ったのはポル・エスパルガロのみとし、
「ポルがゴールまで後3周と言う状態でマルク・マルケス選手からの衝突を受け転倒し、レース終了後には双方、レース・ディレクションより召喚され事情聴取を受け、その結果、好ラインを取るため他の選手の存在を確認もせず衝突し転倒に至らせ、深刻なケガを原因を引き起したと言う違反行為に対し1分間のペナルティが科せられたのです。」
同チームでは今回の事故に関し、責任はすべてマルケス選手にあるものと何ら躊躇なく主張している。
「懸念されるのは、エスパルガロのことが見えず、衝突した際も転倒に気づかない振りをしたと言うこと、さらなる懸念は、ひと度ラインから外れたならば他の選手に危害を与えないようイン側に注意を払わねばならないと言う義務をないがしろにすることで、本来、参戦者全体に危険が伴う同スポーツにおける負傷者が増加する可能性があると言うことです。」
この異議申立てにより、マルケス/エスパルガロ両選手の間に遂に訴えが生じ、これは長く法的な争いが続くことになるのだろう…更には、モト2クラスのタイトル争いに影響を及ぼすことになるのだろう。
(日本語翻訳:La Chirico / 西語記事:Marca 2012年06月04日)
マルケス/エスパルガロ両選手と言うのは、もともと犬猿の仲で知られているらしく…積年の思いがついに爆発したって感じなんでしょうかね…
カタールですぐに処罰してれば良かったものを…クリックPrego