MotoGP

2012バルセロナGP成績表:底意地悪くないストーナー、ペドロサ不運に同情、統計やぶりドヴィ…etc

モトGP『2012バルセロナGP成績表』




ホルヘ・ロレンソ(10点)
ただただ素晴らしい。宿敵ストーナーが苦境に陥っていることを理解し、(偉大な選手だけがそうできるように)決めてきているのだ。ロレンソ選手が駆るヤマハ機の走りは強く、途方もない違いを見せつけている…超すばらしい。

ダニ・ペドロサ(7.5点)
『運の悪さ』には同情さえしてしまう…強い走りをするのだが、毎回、もっと速い相手に出くわしてしまうのだ。今回は常に『無敵』状態を続けてきて、悔やまねばならぬ事もほとんどないのに、またもや打ち負かされてしまった。

アンドレア・ドヴィツィオーゾ(8点)
統計上、『プライベート機』で表彰台に上がるのは非常に難しいとされている。非常にテンション高まるレースで、それをやってのけたのだ。中盤でのミス以降、後続マシンに簡単に飲み込まれそうだったが、かのドヴィはしぶとく食い下がり、そんじょそこらのライダーじゃない…チャンピオン・ストーナーを後ろに追いやったのだ。

ケーシー・ストーナー(5点)
偶然かもしれないが、引退宣言して以来、かつての底意地の悪さ(もちろん、レースの上だけの話)がないように思える。予選でPPを獲得したとは言え、丹念に走り込んで…と言うよりは一発勝負で勝ち取ったもの。一方、決勝レースでは一度たりとも表舞台には登場しなかった…表彰台争いにはこぎつけたものの。

カル・クラッチロー(6点)
1ラップだけで見ると非常に強い走りをするが、長距離ではまだまだ上達していかなければ。先の2レースでチームメイトを打ち負かし、3レースにおいてストーナー選手の後ろに付きながら、ここバルセロナでも敵わなかった。それにしても、良くはやっている。

アルヴァロ・バウティスタ(6点)
金曜日のフリー走行で2位W獲得し、遂にレースでは表舞台に登場できるかと思いきや、いつも通りの任務をこなしていた…けなされもせず、褒められもせず。


ヴァレンティーノ・ロッシ(6.5点)
予選では常にチームメイトらよりも遅かったが、決勝レースでは違いを見せていた。今回は、現在、自由に使えるパッケージをフル活用し…悔やまれる点も皆無。

ステファン・ブラドル(5.5点)
ここまでのレースに比べ一歩後退。世界で最も難しいマシンを駆り、普通のルーキーを演じていた。

ニッキー・ヘイデン(5点)
決勝レースでは右手の筋肉疲労により失速、そのため数周後には減速していかなければならなかった。

ベン・スピース(5点)
開幕以来、厳しい状況を過ごしてきたが、持ち直しつつある。予選はまったくもって粛々とこなし、決勝レースでも非常に強いスタートを切っていた(第3ラップ序盤ではペドロサ選手とトップ争いをしたほどだったのだ)。悪い結果とはなったが、少なくとも上向きなことは示してみせた。

エクトル・バルベラ(5点)
今回は予選でも見かけなかった。

カレル・アブラハム(5点)
2011年のデビュー年より、さらに苦労している。

アレックス・エスパルガロ(6点)
またまたCRT機ではトップでゴール。

ヤマハ(9点)
最もバランスの取れたマシンであることは確実で、タイヤを一番上手く『取り扱っている』。次戦より、ホンダ選手のお気に召さないフロントタイヤが完全導入されるわけで…さらなる利点となりそうだ。

ホンダ(7点)
エンジンは違いを見せるが、車体にそれがない。いまだ『チャタリング』が出ており、ホンダ選手らはリアにハードタイヤ(ソフトに比べ決定的に落ちる)を履かせて走らざるを得ない。

ドゥカティ(5点)
今回のがドライでの実力と言うわけだ。良くはなってきているが、ライバル陣からは常に遠く、少なくともラップ0.5秒離されている。


(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:Moto.it 2012年06月04日


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アドリアーナ夫人…本当に優しい顔になりましたねぇ…クリックPrego
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